【全日本】斉藤ブラザーズが史上初の世界タッグ王者による全勝優勝に自信、大石は二人を前に大興奮 最強タッグ会見Aブロック 2024/11/8
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『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』前日会見が8日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタン エドモントで行われ、出場14チームが出席した。 全日本暮れの風物詩・最強タッグ開幕が翌日に迫ったこの日、出場チームが出席しての前日会見が行われた。 Aブロックの優勝候補最右翼はやはり世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(斉藤ジュン&斉藤レイ)だ。4度目の出場で初優勝を狙うが、先の北海道ツアーを8戦全勝で終え、全勝優勝を予告している。 成し遂げれば史上4組目で、世界タッグ王者の優勝も史上4組目。翌日に迫った開幕へ向けて二人は「俺たち斉藤ブラザーズがぶっちぎりで優勝してやる」(ジュン)、「今年の最強タッグ、ただの初優勝じゃなく、全勝優勝したうえで、そして今年の最優秀タッグ賞を獲ってやるぜ」(レイ)とあらためて予告した。 そして世界タッグ王者の全勝優勝は史上初の快挙となる。今年に入ってからタッグとして負けなしの二人は当然それを成し遂げるつもり。「それは最高だな。勝って早くリングの上で甘いものが食べたい」(ジュン)、「チャンピオンとして、そこはしっかりタッグとして負けるわけにいかないんで、しっかりと勝って俺はビールを飲みたいな」(レイ)と恒例となりつつある斉藤ブラザーズ流・祝勝会を描いた。 その斉藤ブラザーズとの対戦を人一倍楽しみにしているのが大石真翔だ。今年10月にDDTを退団し、フリーとなった大石はプロレス界屈指の斉藤ブラザーズファン。写真集発売記念サイン会に足を運んだほどだ。だからこそ、最強タッグ出場、二人との対戦が決まってから「23年に届くこのキャリアの中で、こんな緊張することがあるのかというぐらい緊張してた」というが、この日の会見によって解消。会見中、ジュンとレイに熱い視線を向けた大石は「一番緊張をほぐしてくれたのはもちろん斉藤ブラザーズで、まさか写真集で見たスーツを着てきてくれると思わなかった。こんな近くで背中見れるって」と喜びを隠せない。 しかも大石は会見前の控室で斉藤ブラザーズの仲睦まじい姿を目撃。「今日は斉藤ブラザーズの二人がレイのネクタイをジュンが結んでいるところを見た」と明かした大石は興奮のあまり顔が真っ赤に。ジュンから「ファンだと言ってくれてるからやりづらいとこはちょっとあるけど、そこはやっぱりリングの上で思いっきり力を出し尽くして、100%、いや120%の斉藤ブラザーズで叩き潰してあげる」、レイから「前からまこりんが俺たちのファンだというのは本人が言ってきたわけだけど、やっぱりリング上は関係ねえからな。本当にみんながファンが引くぐらいまこりんをボコボコにしてやりてえ」と通告されたが、「たぶんファンだと思ってナメてきてると思うので、その足をすくう。この興奮を明日、お前たちにぶつけてやるよ」と言い返してみせた。 優勝争いに間違いなく絡んできそうなのが関本大介&真霜拳號だ。大日本、2AWをそれぞれトップとして支えてきたベテラン二人はともに最強タッグ出場経験も豊富。関本は2011年、2012年、2018年、2019年、2020年(パートナーは岡林裕二、秋山準、ボディガー、アブドーラ・小林)と5度、真霜は2014年、2016年、2018年、2021年(パートナーはタンク永井、KAI、KAZMA SAKAMOTO)と4度出場してきた。 この日、欠席となった関本だが、「真霜とのタッグは素直に嬉しい。彼とは付き合いが長いので勝ち進んでいける自信はあります。誰でも来い!ですよ」と自信満々のコメントを寄せてきた。真霜も「今日もパートナーが来てなくて足並みがそろってない感はあるんですけど、真霜拳號と関本大介が組んで弱いわけがないでしょう。確実にどのチームよりも強いと思ってますので、優勝いただきます」と豪語。出場メンバーを見渡して「ずいぶん顔触れが変わったな」と今の全日本に対しての印象を抱く一方で、「発言聞いてて本当に面白えなと。自信があるヤツばっかなんで、キャリアのある、ない関係なしにやり合えるヤツらが出てきてんだなと本当に思ってます」とたかぶっていた。 【Aブロック会見の模様】 ▼安齊「俺は自分のことが一番カッコいいと思ってます。そして一番強いとも思ってます。そしてこの俺とHAYATOさんのタッグが一番だと思ってます。なので今年、世界最強タッグの称号を必ず手にします。そして最後には俺たちのことを見ててくれた人たちと一緒に笑顔で終わりたいと思います」 ▼HAYATO「アジアタッグチャンピオンとして世界最強タッグ決定リーグ戦に優勝する。こんなことは今までのアジアタッグチャンピオンがこすり倒してきたから言わないよ。結果的にそうなると思う。今回は初めて出場する、この世界最強タッグ決定リーグ戦を楽しみたいと思ってるし、結果的に楽しんでる俺を見て、ファンのみんなが楽しんでくれたらいいなと思うよ。けど、正直な話、Aブロックにいるタッグチーム、興味があるのは斉藤ブラザーズぐらいしかいないんだよね。早いとこ準決勝にいってBブロックの面白そうなタッグチームと試合するのが楽しみだよ」 ▼ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。いよいよやってくる今年の最強タッグ。果たしてどのタッグチームが優勝するのか、どんな戦い方を見せてくれるのか。気になってるヤツはたくさんいるだろうが、安心しろ。俺たち斉藤ブラザーズがぶっちぎりで優勝してやる。先日の北海道シリーズで全勝した俺たちが最強タッグもこの世界タッグのベルトを持ったまま全勝優勝してやる。DOOM」 ▼レイ「斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。宣言してやるぜ。今年の最強タッグ、俺たち斉藤ブラザーズが全勝優勝してやる。俺たち二人はタッグとして今年に入ってから負け知らず。どんどんとパワーアップをしている。今年の最強タッグ、ただの初優勝じゃなく、全勝優勝したうえで、そして今年の最優秀タッグ賞を獲ってやるぜ。全員ぶっ倒してやる。楽しみにしてろ」 ▼北斗「いや、おかしくねえ? なんか淡々と会見進んでるけどおかしくない? 俺、去年の覇者だよ。去年、最強タッグ優勝してんだけど、トロフィー遠くない? 他のベルト持ってるヤツら、ベルト立てあるのに、何で俺たちだけベルト立てないんだよ? ベルト立て用意しとけスタッフ! トロフィーの返還とかないのか? 会社も黒歴史扱いか? いい加減にしろよ、ほんとに! なんだよ、斉藤ブラザーズ北海道シリーズ全勝っつったってよ…ネクタイなおしてんじゃねえよ! 俺だって北海道シリーズ7勝1敗だよ。デブ兄弟が。アジアタッグチャンピオン、興味ねえとか言いやがって。俺だってお前みたいな小指おっ立てヤローと、ガリガリのお絵かきヤローに興味ねえんだ。あと前アジアタッグチャンピオンいるけど、令和で一番アジアタッグ防衛してんの俺だから。令和最多防衛、俺だから。アジアタッグチャンピオン面すんな! 物騒なことばっかり言ってるお前、レスリングチームもそうだし、わけわかんねえ外国人連れてるお前、斉藤ブラザーズのファンだろ? よく参加したな。顔じゃねえんだよ。問題はお前だよ、真霜! お前、鈴木秀樹の実家の住所と電話番号を探り当てた、この北斗軍の最強ハッカーチームが調べ上げました。真霜さん、あなた最強タッグ、謎のタッグパートナーとばかり出てませんか? 出てますよね?」 ▼真霜「はい、そうですね。毎回パートナーが違いますね、私は。でも謎ではないでしょ?」 ▼北斗「こんなんでファンは納得しませんよ。なぜお前が毎年そうやって謎のヤツと最強タッグ出てるか、ウチの取締役をやってる十枝だという男がいるんですけど、そいつが全日本プロレスの売り上げを2AWに流してる証拠なんじゃないかと俺はにらんでます。はい、というわけで今回の最強タッグ、俺が優勝してすぐに会社内で百条委員会を作ってですね、あの真霜容疑者と戸枝容疑者をしょっ引きたいと思っています。今すぐ捕まえたっていいんだぞ、お前。そこのガリガリお絵描きヤロー、その手錠でそいつ繋いどけ、バカヤロー!」 ▼羆嵐「ハァー! 北斗軍の羆嵐です。光り輝くあの世界のトロフィーを北斗と一緒に獲ります。個人的には2年ぶりの最強タッグなんで、この中で一番メチャクチャ楽しみたいと思います」 ▼関本「(コメント)真霜とのタッグは素直に嬉しい。彼とは付き合いが長いので勝ち進んでいける自信はあります。誰でも来い!ですよ」 ▼真霜「2AWの真霜拳號です。個人的に最強タッグ何年かぶりなんですけど、ずいぶん顔触れが変わったなというのが第一印象で。そして今ずっとコメント聞いてて、自信満々のヤツばっかだな、おもしれえなと思ってます。その中で我々、真霜&関本組。今日もパートナーが来てなくて足並みがそろってない感はあるんですけど、真霜拳號と関本大介が組んで弱いわけがないでしょう。確実にどのチームよりも強いと思ってますので、優勝いただきます」 ▼大石「フリーになりました大石真翔です。23年に届くこのキャリアの中で、こんな緊張することがあるのかというぐらい緊張してたんですけど、こうやって並んでみると、イスに座らず机に座ってる人もいれば、何かナルシストもいて、すごく変な格好してる人もいるし、俺よりも声カサカサの人もいるし、耳メッチャ沸いてる人もいるし、僕と同じような体形の人もいるし、意外と緊張がほぐれてきました。一番緊張をほぐしてくれたのはもちろん斉藤ブラザーズで、まさか写真集で見たスーツを着てきてくれると思わなかった。こんな近くで背中見れるって、とてもいいファンサをしてくれてるなと思ってます。初戦、私とマイク・D・ベッキオ、斉藤ブラザーズと当たりますが、たぶんファンだと思ってナメてきてると思うので、その足をすくうために、わざわざベルギーからマイク・D・ベッキオを呼んできました。私がこのリーグ戦の中で最弱だと自負しておりますが、それを補って余りあるマイク・D・ベッキオの身体能力、パワー、スター性、これを初めて見る人も多いと思うんでみていただきたいと思います」 ▼ベッキオ「今回、初来日で俺のことを知らない人がたくさんいると思うが、彼(大石)が俺のことを連れてきてくれた。まさか初来日で歴史と名誉のある全日本に上がれるのはすごいことだ。ただ、俺としてはリングに上がればヨーロッパでやっていることと何も変わらない。リングに上がれば必ずトップを目指したいと思っている。俺を連れてきてくれて本当にありがとう」 ▼芦野「この世界最強タッグリーグ、去年は自分自身、骨折で出れてないので、今年は男児と組んで思い切り暴れてやりたいと思ってます。このAブロックにはチャンピオンが2組いるんで、そのチャンピオンたちと直接戦えるということもとても楽しみですね。こいつらに土つければ挑戦も見えてくるだろうし、そのまま優勝を狙えると思うんで。(北斗に向かって)そのベルトは興味ないので大丈夫です。そしてマイク選手もとんでもない選手と聞いてるので、アンクルロックでタップアウトさせるのが楽しみですね」 ▼田村「田村男児です。世界最強タッグ初出場なんですけど、今回組む芦野選手とは、やっぱり組んでいても波長が合うというか通じるものがあって、同じレスリングというものが下地にあるので、そういうものをぶつけていけたらと。ただ、あまり他のチームみたいになれなれしくとか、そういうことはしなくて、お互い自分のやりたいことをやって自分の力を発揮する。そしてこのリーグ戦を優勝する。そういう気持ちでやっていくと。僕らより大きい選手いると思うんですけどぶん投げて、確実に痛めつけて、仕留めてやりたいと思ってます。あとこのリーグ戦に向けての意気込みで興味ないとか、どうでもいいとか言ってるヤツら、別に出なくていいですよ。興味ないとか言ってるヤツらいらないです。そんなヤツ必要ないし、明日から始まるんですよ。そんなこと言ったってしょうがないでしょ。すべて全力で試合に取り組む。そういう気持ちでやっていく」 ▼MUSASHI「むーちゃんせーちゃんのMUSASHIです。むーちゃんせーちゃんとして、この歴史ある世界最強タッグ決定リーグ戦に出場できることを非常に光栄に思います。どのタッグチームを見てもね、でかいヘビー級がいたり、タッグチャンピオンがいたり、実力のあるタッグチームばかりなのですが、その中でね、その面々を差し置いてジュニアヘビー級のタッグである我々むーちゃんせーちゃんが優勝したら非常に痛快だなと思っております。そしてね、むーちゃんせーちゃんというタッグを全日本プロレス、そしてプロレス界全体に名を知らしめたいなと思ってます。最後に、もし今回出場するタッグチームの中で、むーちゃんせーちゃんはジュニアヘビー級同士のタッグチームだからとナメてかかってくるチームがあれば、むーちゃんせーちゃんが足すくってやるぞ、痛い目みるぞと。それだけ言っておきます」 ▼吉岡「むーちゃんせーちゃんの吉岡世起です。むーちゃんが言ったみたいにね、僕ら今回唯一のジュニアのチーム。今まで最強タッグ、ジュニア同士で出たチームっていますか? たぶんいないと思うんですけど。これで僕らが優勝したら、むーちゃんが言ったように痛快だと思うし、僕ら自分より体の大きい人と戦うなんて、デビューした時から覚悟してることなんで、いくらでもやってやります。真っ向からやってやりますし、そういうスタイルで、僕は体格に関係ないスタイルでやってきたんで、この最強タッグでさらにパワーがあるとこを見せたいですね。ヘビー級を投げ切ってやりたいと思ってます」 ――世界タッグ王者としての全勝優勝は史上初となるが? ▼ジュン「それは最高だな。勝って早くリングの上で甘いものが食べたいと思っている」 ▼レイ「チャンピオンとして、そこはしっかりタッグとして負けるわけにいかないんで、しっかりと勝って俺はビールを飲みたいな」 ――二人の大ファンという大石選手との対戦が初めて実現するが? ▼ジュン「俺たち斉藤ブラザーズとまこりんさんというのはメチャクチャ楽しみにしてる。ファンだと言ってくれてるから、やりづらいとこはちょっとあるけど、そこはやっぱりリングの上で思いっきり力を出し尽くして、100%、いや120%の斉藤ブラザーズで叩き潰してあげる」 ▼レイ「そうだな。前からまこりんが俺たちのファンだというのは本人が言ってきたわけだけど、やっぱりリング上は関係ねえからな。本当にみんながファンが引くぐらい、まこりんをボコボコにしてやりてえと思ってる。パートナーの外国人選手もなかなかいい選手みてえだし、楽しみだな。ただ、俺たち二人がキッチリとぶっ倒してやるよ」 ▼ベッキオ「あなたたちのことは非常にリスペクトしている。ただ一つ、俺はあなたたちをよく知っているし、勉強している。ただ、あなたたちは俺がいったい何者なのか分かっていないだろう。リスペクトはしているが、明日リングに立てば、いろいろ答えが出ると思うよ」 ▼大石「こんな金屏風の前の記者会見の中で斉藤ブラザーズが俺のことを話してくれてるなんて夢のようです。ハア、ハア。でも、この気持ちを明日、二人にぶつけてやろうと思ってます。俺も今日は斉藤ブラザーズの二人がレイのネクタイをジュンが結んでいるところを見た。そこに俺は興奮している。俺はこの興奮を明日、お前たちにぶつけてやるよ。ハア、ハア、ハア」 ――興奮しているようだが大丈夫? ▼大石「興奮してますよ(苦笑) 本当に夢のようだと。初戦でよかったなと思ってます、斉藤ブラザーズと当たるのが。初戦乗り越えて斉藤ブラザーズに俺たちの愛を伝えて、それからは今回このリーグ戦に出場している全選手、全チームに愛を伝えていきたいなと思ってます。はい」 ――アジアタッグ王者の優勝は過去にないが意識する? ▼HAYATO「もちろん意識はするね。でも今まで歴代のアジアタッグチャンピオンの中で俺たちが一番強いって自負があるから、きっと優勝すると思うよ」 ▼安齊「そういう名前が残せるチャンスがあるなら全部手にしたいなっていう気持ちがありますね。優勝するのは俺たちです」 ――新しい世代が多い全日本の中でベテラン二人のキャリアが強みになりそうだが? ▼真霜「おっしゃったように、我々二人っていうのは今このメンバーでベテランもベテランで、関本さんのコメントにもあったように付き合いだけは長いんですね。20年ぐらいやり合ってきた我々が組んで、今ここに出るっていうところで、この若い人たち、どんなもんかなと今の今まで思ってました。ただ、発言聞いてて本当に面白えなと。自信があるヤツばっかなんで、これはなんでしょうね。キャリアのある、ない関係なしにやり合えるヤツらが出てきてんだなと本当に思ってます」 ――昨年優勝しているが、去年のパートナーよりもやりやすい? ▼北斗「去年よりは絶対チームワークはいいと思ってます(苦笑) あとね、みんな勘違いしてることが1個あって、このポーズ(自分の目を指さしてから前に出す羆嵐のポーズ)彼はパクリレスラーみたいな扱いされちゃってるけど、違うんですよ」 ▼羆嵐「僕はこのポーズを4年ぐらい前からやってます」 ▼北斗「元祖です。ということは最強ということですよ。今年は俺たちがあのトロフィー取り返しますよ。トロフィーの位置が遠いんで、昨年覇者という扱いが全くされてないんで、獲りにいきます」 ――セールスポイントは? ▼ベッキオ「とにかくヨーロッパではトップを獲っているので、明日、俺の試合を見たらビックリすると思うよ。とにかく明日の試合を見てくれ」
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『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』前日会見が8日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタン エドモントで行われ、出場14チームが出席した。
全日本暮れの風物詩・最強タッグ開幕が翌日に迫ったこの日、出場チームが出席しての前日会見が行われた。
Aブロックの優勝候補最右翼はやはり世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(斉藤ジュン&斉藤レイ)だ。4度目の出場で初優勝を狙うが、先の北海道ツアーを8戦全勝で終え、全勝優勝を予告している。
成し遂げれば史上4組目で、世界タッグ王者の優勝も史上4組目。翌日に迫った開幕へ向けて二人は「俺たち斉藤ブラザーズがぶっちぎりで優勝してやる」(ジュン)、「今年の最強タッグ、ただの初優勝じゃなく、全勝優勝したうえで、そして今年の最優秀タッグ賞を獲ってやるぜ」(レイ)とあらためて予告した。
そして世界タッグ王者の全勝優勝は史上初の快挙となる。今年に入ってからタッグとして負けなしの二人は当然それを成し遂げるつもり。「それは最高だな。勝って早くリングの上で甘いものが食べたい」(ジュン)、「チャンピオンとして、そこはしっかりタッグとして負けるわけにいかないんで、しっかりと勝って俺はビールを飲みたいな」(レイ)と恒例となりつつある斉藤ブラザーズ流・祝勝会を描いた。
その斉藤ブラザーズとの対戦を人一倍楽しみにしているのが大石真翔だ。今年10月にDDTを退団し、フリーとなった大石はプロレス界屈指の斉藤ブラザーズファン。写真集発売記念サイン会に足を運んだほどだ。だからこそ、最強タッグ出場、二人との対戦が決まってから「23年に届くこのキャリアの中で、こんな緊張することがあるのかというぐらい緊張してた」というが、この日の会見によって解消。会見中、ジュンとレイに熱い視線を向けた大石は「一番緊張をほぐしてくれたのはもちろん斉藤ブラザーズで、まさか写真集で見たスーツを着てきてくれると思わなかった。こんな近くで背中見れるって」と喜びを隠せない。
しかも大石は会見前の控室で斉藤ブラザーズの仲睦まじい姿を目撃。「今日は斉藤ブラザーズの二人がレイのネクタイをジュンが結んでいるところを見た」と明かした大石は興奮のあまり顔が真っ赤に。ジュンから「ファンだと言ってくれてるからやりづらいとこはちょっとあるけど、そこはやっぱりリングの上で思いっきり力を出し尽くして、100%、いや120%の斉藤ブラザーズで叩き潰してあげる」、レイから「前からまこりんが俺たちのファンだというのは本人が言ってきたわけだけど、やっぱりリング上は関係ねえからな。本当にみんながファンが引くぐらいまこりんをボコボコにしてやりてえ」と通告されたが、「たぶんファンだと思ってナメてきてると思うので、その足をすくう。この興奮を明日、お前たちにぶつけてやるよ」と言い返してみせた。
優勝争いに間違いなく絡んできそうなのが関本大介&真霜拳號だ。大日本、2AWをそれぞれトップとして支えてきたベテラン二人はともに最強タッグ出場経験も豊富。関本は2011年、2012年、2018年、2019年、2020年(パートナーは岡林裕二、秋山準、ボディガー、アブドーラ・小林)と5度、真霜は2014年、2016年、2018年、2021年(パートナーはタンク永井、KAI、KAZMA SAKAMOTO)と4度出場してきた。
この日、欠席となった関本だが、「真霜とのタッグは素直に嬉しい。彼とは付き合いが長いので勝ち進んでいける自信はあります。誰でも来い!ですよ」と自信満々のコメントを寄せてきた。真霜も「今日もパートナーが来てなくて足並みがそろってない感はあるんですけど、真霜拳號と関本大介が組んで弱いわけがないでしょう。確実にどのチームよりも強いと思ってますので、優勝いただきます」と豪語。出場メンバーを見渡して「ずいぶん顔触れが変わったな」と今の全日本に対しての印象を抱く一方で、「発言聞いてて本当に面白えなと。自信があるヤツばっかなんで、キャリアのある、ない関係なしにやり合えるヤツらが出てきてんだなと本当に思ってます」とたかぶっていた。
【Aブロック会見の模様】
▼安齊「俺は自分のことが一番カッコいいと思ってます。そして一番強いとも思ってます。そしてこの俺とHAYATOさんのタッグが一番だと思ってます。なので今年、世界最強タッグの称号を必ず手にします。そして最後には俺たちのことを見ててくれた人たちと一緒に笑顔で終わりたいと思います」
▼HAYATO「アジアタッグチャンピオンとして世界最強タッグ決定リーグ戦に優勝する。こんなことは今までのアジアタッグチャンピオンがこすり倒してきたから言わないよ。結果的にそうなると思う。今回は初めて出場する、この世界最強タッグ決定リーグ戦を楽しみたいと思ってるし、結果的に楽しんでる俺を見て、ファンのみんなが楽しんでくれたらいいなと思うよ。けど、正直な話、Aブロックにいるタッグチーム、興味があるのは斉藤ブラザーズぐらいしかいないんだよね。早いとこ準決勝にいってBブロックの面白そうなタッグチームと試合するのが楽しみだよ」
▼ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。いよいよやってくる今年の最強タッグ。果たしてどのタッグチームが優勝するのか、どんな戦い方を見せてくれるのか。気になってるヤツはたくさんいるだろうが、安心しろ。俺たち斉藤ブラザーズがぶっちぎりで優勝してやる。先日の北海道シリーズで全勝した俺たちが最強タッグもこの世界タッグのベルトを持ったまま全勝優勝してやる。DOOM」
▼レイ「斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。宣言してやるぜ。今年の最強タッグ、俺たち斉藤ブラザーズが全勝優勝してやる。俺たち二人はタッグとして今年に入ってから負け知らず。どんどんとパワーアップをしている。今年の最強タッグ、ただの初優勝じゃなく、全勝優勝したうえで、そして今年の最優秀タッグ賞を獲ってやるぜ。全員ぶっ倒してやる。楽しみにしてろ」
▼北斗「いや、おかしくねえ? なんか淡々と会見進んでるけどおかしくない? 俺、去年の覇者だよ。去年、最強タッグ優勝してんだけど、トロフィー遠くない? 他のベルト持ってるヤツら、ベルト立てあるのに、何で俺たちだけベルト立てないんだよ? ベルト立て用意しとけスタッフ! トロフィーの返還とかないのか? 会社も黒歴史扱いか? いい加減にしろよ、ほんとに! なんだよ、斉藤ブラザーズ北海道シリーズ全勝っつったってよ…ネクタイなおしてんじゃねえよ! 俺だって北海道シリーズ7勝1敗だよ。デブ兄弟が。アジアタッグチャンピオン、興味ねえとか言いやがって。俺だってお前みたいな小指おっ立てヤローと、ガリガリのお絵かきヤローに興味ねえんだ。あと前アジアタッグチャンピオンいるけど、令和で一番アジアタッグ防衛してんの俺だから。令和最多防衛、俺だから。アジアタッグチャンピオン面すんな! 物騒なことばっかり言ってるお前、レスリングチームもそうだし、わけわかんねえ外国人連れてるお前、斉藤ブラザーズのファンだろ? よく参加したな。顔じゃねえんだよ。問題はお前だよ、真霜! お前、鈴木秀樹の実家の住所と電話番号を探り当てた、この北斗軍の最強ハッカーチームが調べ上げました。真霜さん、あなた最強タッグ、謎のタッグパートナーとばかり出てませんか? 出てますよね?」
▼真霜「はい、そうですね。毎回パートナーが違いますね、私は。でも謎ではないでしょ?」
▼北斗「こんなんでファンは納得しませんよ。なぜお前が毎年そうやって謎のヤツと最強タッグ出てるか、ウチの取締役をやってる十枝だという男がいるんですけど、そいつが全日本プロレスの売り上げを2AWに流してる証拠なんじゃないかと俺はにらんでます。はい、というわけで今回の最強タッグ、俺が優勝してすぐに会社内で百条委員会を作ってですね、あの真霜容疑者と戸枝容疑者をしょっ引きたいと思っています。今すぐ捕まえたっていいんだぞ、お前。そこのガリガリお絵描きヤロー、その手錠でそいつ繋いどけ、バカヤロー!」
▼羆嵐「ハァー! 北斗軍の羆嵐です。光り輝くあの世界のトロフィーを北斗と一緒に獲ります。個人的には2年ぶりの最強タッグなんで、この中で一番メチャクチャ楽しみたいと思います」
▼関本「(コメント)真霜とのタッグは素直に嬉しい。彼とは付き合いが長いので勝ち進んでいける自信はあります。誰でも来い!ですよ」
▼真霜「2AWの真霜拳號です。個人的に最強タッグ何年かぶりなんですけど、ずいぶん顔触れが変わったなというのが第一印象で。そして今ずっとコメント聞いてて、自信満々のヤツばっかだな、おもしれえなと思ってます。その中で我々、真霜&関本組。今日もパートナーが来てなくて足並みがそろってない感はあるんですけど、真霜拳號と関本大介が組んで弱いわけがないでしょう。確実にどのチームよりも強いと思ってますので、優勝いただきます」
▼大石「フリーになりました大石真翔です。23年に届くこのキャリアの中で、こんな緊張することがあるのかというぐらい緊張してたんですけど、こうやって並んでみると、イスに座らず机に座ってる人もいれば、何かナルシストもいて、すごく変な格好してる人もいるし、俺よりも声カサカサの人もいるし、耳メッチャ沸いてる人もいるし、僕と同じような体形の人もいるし、意外と緊張がほぐれてきました。一番緊張をほぐしてくれたのはもちろん斉藤ブラザーズで、まさか写真集で見たスーツを着てきてくれると思わなかった。こんな近くで背中見れるって、とてもいいファンサをしてくれてるなと思ってます。初戦、私とマイク・D・ベッキオ、斉藤ブラザーズと当たりますが、たぶんファンだと思ってナメてきてると思うので、その足をすくうために、わざわざベルギーからマイク・D・ベッキオを呼んできました。私がこのリーグ戦の中で最弱だと自負しておりますが、それを補って余りあるマイク・D・ベッキオの身体能力、パワー、スター性、これを初めて見る人も多いと思うんでみていただきたいと思います」
▼ベッキオ「今回、初来日で俺のことを知らない人がたくさんいると思うが、彼(大石)が俺のことを連れてきてくれた。まさか初来日で歴史と名誉のある全日本に上がれるのはすごいことだ。ただ、俺としてはリングに上がればヨーロッパでやっていることと何も変わらない。リングに上がれば必ずトップを目指したいと思っている。俺を連れてきてくれて本当にありがとう」
▼芦野「この世界最強タッグリーグ、去年は自分自身、骨折で出れてないので、今年は男児と組んで思い切り暴れてやりたいと思ってます。このAブロックにはチャンピオンが2組いるんで、そのチャンピオンたちと直接戦えるということもとても楽しみですね。こいつらに土つければ挑戦も見えてくるだろうし、そのまま優勝を狙えると思うんで。(北斗に向かって)そのベルトは興味ないので大丈夫です。そしてマイク選手もとんでもない選手と聞いてるので、アンクルロックでタップアウトさせるのが楽しみですね」
▼田村「田村男児です。世界最強タッグ初出場なんですけど、今回組む芦野選手とは、やっぱり組んでいても波長が合うというか通じるものがあって、同じレスリングというものが下地にあるので、そういうものをぶつけていけたらと。ただ、あまり他のチームみたいになれなれしくとか、そういうことはしなくて、お互い自分のやりたいことをやって自分の力を発揮する。そしてこのリーグ戦を優勝する。そういう気持ちでやっていくと。僕らより大きい選手いると思うんですけどぶん投げて、確実に痛めつけて、仕留めてやりたいと思ってます。あとこのリーグ戦に向けての意気込みで興味ないとか、どうでもいいとか言ってるヤツら、別に出なくていいですよ。興味ないとか言ってるヤツらいらないです。そんなヤツ必要ないし、明日から始まるんですよ。そんなこと言ったってしょうがないでしょ。すべて全力で試合に取り組む。そういう気持ちでやっていく」
▼MUSASHI「むーちゃんせーちゃんのMUSASHIです。むーちゃんせーちゃんとして、この歴史ある世界最強タッグ決定リーグ戦に出場できることを非常に光栄に思います。どのタッグチームを見てもね、でかいヘビー級がいたり、タッグチャンピオンがいたり、実力のあるタッグチームばかりなのですが、その中でね、その面々を差し置いてジュニアヘビー級のタッグである我々むーちゃんせーちゃんが優勝したら非常に痛快だなと思っております。そしてね、むーちゃんせーちゃんというタッグを全日本プロレス、そしてプロレス界全体に名を知らしめたいなと思ってます。最後に、もし今回出場するタッグチームの中で、むーちゃんせーちゃんはジュニアヘビー級同士のタッグチームだからとナメてかかってくるチームがあれば、むーちゃんせーちゃんが足すくってやるぞ、痛い目みるぞと。それだけ言っておきます」
▼吉岡「むーちゃんせーちゃんの吉岡世起です。むーちゃんが言ったみたいにね、僕ら今回唯一のジュニアのチーム。今まで最強タッグ、ジュニア同士で出たチームっていますか? たぶんいないと思うんですけど。これで僕らが優勝したら、むーちゃんが言ったように痛快だと思うし、僕ら自分より体の大きい人と戦うなんて、デビューした時から覚悟してることなんで、いくらでもやってやります。真っ向からやってやりますし、そういうスタイルで、僕は体格に関係ないスタイルでやってきたんで、この最強タッグでさらにパワーがあるとこを見せたいですね。ヘビー級を投げ切ってやりたいと思ってます」
――世界タッグ王者としての全勝優勝は史上初となるが?
▼ジュン「それは最高だな。勝って早くリングの上で甘いものが食べたいと思っている」
▼レイ「チャンピオンとして、そこはしっかりタッグとして負けるわけにいかないんで、しっかりと勝って俺はビールを飲みたいな」
――二人の大ファンという大石選手との対戦が初めて実現するが?
▼ジュン「俺たち斉藤ブラザーズとまこりんさんというのはメチャクチャ楽しみにしてる。ファンだと言ってくれてるから、やりづらいとこはちょっとあるけど、そこはやっぱりリングの上で思いっきり力を出し尽くして、100%、いや120%の斉藤ブラザーズで叩き潰してあげる」
▼レイ「そうだな。前からまこりんが俺たちのファンだというのは本人が言ってきたわけだけど、やっぱりリング上は関係ねえからな。本当にみんながファンが引くぐらい、まこりんをボコボコにしてやりてえと思ってる。パートナーの外国人選手もなかなかいい選手みてえだし、楽しみだな。ただ、俺たち二人がキッチリとぶっ倒してやるよ」
▼ベッキオ「あなたたちのことは非常にリスペクトしている。ただ一つ、俺はあなたたちをよく知っているし、勉強している。ただ、あなたたちは俺がいったい何者なのか分かっていないだろう。リスペクトはしているが、明日リングに立てば、いろいろ答えが出ると思うよ」
▼大石「こんな金屏風の前の記者会見の中で斉藤ブラザーズが俺のことを話してくれてるなんて夢のようです。ハア、ハア。でも、この気持ちを明日、二人にぶつけてやろうと思ってます。俺も今日は斉藤ブラザーズの二人がレイのネクタイをジュンが結んでいるところを見た。そこに俺は興奮している。俺はこの興奮を明日、お前たちにぶつけてやるよ。ハア、ハア、ハア」
――興奮しているようだが大丈夫?
▼大石「興奮してますよ(苦笑) 本当に夢のようだと。初戦でよかったなと思ってます、斉藤ブラザーズと当たるのが。初戦乗り越えて斉藤ブラザーズに俺たちの愛を伝えて、それからは今回このリーグ戦に出場している全選手、全チームに愛を伝えていきたいなと思ってます。はい」
――アジアタッグ王者の優勝は過去にないが意識する?
▼HAYATO「もちろん意識はするね。でも今まで歴代のアジアタッグチャンピオンの中で俺たちが一番強いって自負があるから、きっと優勝すると思うよ」
▼安齊「そういう名前が残せるチャンスがあるなら全部手にしたいなっていう気持ちがありますね。優勝するのは俺たちです」
――新しい世代が多い全日本の中でベテラン二人のキャリアが強みになりそうだが?
▼真霜「おっしゃったように、我々二人っていうのは今このメンバーでベテランもベテランで、関本さんのコメントにもあったように付き合いだけは長いんですね。20年ぐらいやり合ってきた我々が組んで、今ここに出るっていうところで、この若い人たち、どんなもんかなと今の今まで思ってました。ただ、発言聞いてて本当に面白えなと。自信があるヤツばっかなんで、これはなんでしょうね。キャリアのある、ない関係なしにやり合えるヤツらが出てきてんだなと本当に思ってます」
――昨年優勝しているが、去年のパートナーよりもやりやすい?
▼北斗「去年よりは絶対チームワークはいいと思ってます(苦笑) あとね、みんな勘違いしてることが1個あって、このポーズ(自分の目を指さしてから前に出す羆嵐のポーズ)彼はパクリレスラーみたいな扱いされちゃってるけど、違うんですよ」
▼羆嵐「僕はこのポーズを4年ぐらい前からやってます」
▼北斗「元祖です。ということは最強ということですよ。今年は俺たちがあのトロフィー取り返しますよ。トロフィーの位置が遠いんで、昨年覇者という扱いが全くされてないんで、獲りにいきます」
――セールスポイントは?
▼ベッキオ「とにかくヨーロッパではトップを獲っているので、明日、俺の試合を見たらビックリすると思うよ。とにかく明日の試合を見てくれ」
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