【GLEAT/LIDET UWF】かつての憧れとの対決へリンダマンが「ロートル」呼ばわり 鈴木「早く殴らせろ」 3・9新木場会見 2025/2/26
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LIDET UWF3・9新木場大会の「エル・リンダマンvs鈴木みのる」へ向けた会見が26日、都内で行われた。 リンダマンは昨年7・1TDCホール大会でLIDET UWFに初挑戦。青木真也に敗れた。久々のLIDET UWF戦となる今回、再び大物との戦いが決定。元UWF戦士でもある鈴木と対決する。 LIDET UWFルールの経験が浅いリンダマンにとって苦戦は免れないが、この日の会見で鈴木と対面し、強気な姿勢を貫いた。「小さい頃、凄く憧れてた選手で、今の自分のレスラー像みたいなものを作ってくれた選手」というようにリンダマンにとって鈴木は特別な存在。「強大なものに臆せず向かっていく姿とか、そういうところに体が小さかった僕は勇気をもらったりとか、励まされたりとか、そういう部分があった」と反骨心むき出しな姿に心を惹かれたという。 だが、今は違う。「実際いろんな活躍があって権力、キャリアみたいなものを手にして、鈴木みのるは一貫して強い主張を続けてるんですよ。それでいてキャリアとか年齢とかを重ねて権力を持つと、同じ主張でも下から見ると、ただのパワハラになってしまう」と批判的な言葉を口にしたリンダマンは大胆にも鈴木を「ロートル」呼ばわり。「いろいろ落ち込んできてるんだよ。それ偉そうにさせちゃダメでしょ」と言い切ったリンダマンは「パワハラをさせてるのも下の世代が文句を言わないから。ここはしっかり僕が若い頃の鈴木みのるのようにリング上で権力のある鈴木みのるに噛みつきたい」と憧れた当時の鈴木に自身を重ね合わせて宣言した。 対する鈴木は昨年4・17新宿大会以来のLIDET UWF参戦。かつて若手時代に新生UWFで活躍した鈴木だが、35年以上前の遠い過去。先日もカタールに遠征したばかりだが、世界各国で戦う鈴木にすればUWFルールだろうが「プロレスはプロレスだよ。俺にとっては。いろんな国、いろんな団体でルールが変わるからな。俺がやることはプロレス」とのスタンスは変わらない。 リンダマンの「パワハラ」発言にも「俺が悪いわけじゃない。すべてはお前ら弱いヤツのせいだ」とどこ吹く風。「若い時に上に食いついて、そんなことやるヤツ、若い時はみんなやる。ある程度の年、ベテランになってくるとそのポジションを一生懸命守りたいからやらなくなるんだよ。守りの人生を生きてる。俺は30数年プロレスの世界にいるけど、ずっとずっと挑戦を続けてるし、ずっと人のこと殴りたい」というように今なお最前線で戦い続けていることを自負している。「プロレスの試合してる時が人生で一番楽しい。早く殴らせろ」と迫った鈴木は写真撮影時、リンダマンが「殴りたきゃ殴れよ」と挑発しても、「今殴っても一銭にもなんねえからな」と一笑に付した。 【会見の模様】 ▼リンダマン「鈴木みのるさんは僕、小さい頃、凄く憧れてた選手で、今の自分のレスラー像みたいなものを作ってくれた選手でもあるんですけど。僕が憧れてた選手は昔の鈴木みのるさんで、今思えば僕が大きくなったというよりも、鈴木みのるが小さくなった。それでこの試合が実現したなと思っております。鈴木みのるさん、強大なものに臆せず向かっていく姿とか、そういうところに体が小さかった僕は勇気をもらったりとか、励まされたりとか、そういう部分があったんですけど、それも時が経ち、いくつになったのかわからないですけど、実際いろんな活躍があって権力、キャリアみたいなものを手にして、鈴木みのるは一貫して強い主張を続けてるんですよ。それでいてキャリアとか年齢とかを重ねて権力を持つと、同じ主張でも下から見ると、ただのパワハラになってしまうと。そういうふうに見えてしまっていて。パワハラをさせてるのも下の世代が文句を言わないからパワハラになってしまっていると思うんで、ここはしっかり僕が若い頃の鈴木みのるのようにリング上で権力のある鈴木みのるに噛みつきたいと思います」 ▼鈴木「権力を振りかざしている鈴木みのるです。横にいる、このちっこいリンダマンというヤツと。俺の対戦相手、弱いヤツが悪い。俺が悪いわけじゃない。弱いヤツが何にも思ってないからペラペラペラペラしゃべって、一生懸命記事になるような言葉探して噛みつこうとしてるんだけど、すべてはお前ら弱いヤツのせいだ」 ――UWFの名を冠した大会でUWFルールという戦いで意識するところはある? ▼鈴木「プロレスはプロレスだよ。俺にとっては。いろんな国、いろんな団体でルールがそれぞれ違うからね。でも俺がやることはプロレスなんだよ。別にUWFというルールだから、レガースつけてやらなきゃいけないなんてことはないんで、最大限に使おうかなと」 ――UWFルールで鈴木選手と対戦することに特別な思いはある? ▼リンダマン「やっぱりリンダマンを作ってるのは鈴木みのるの思想みたいなところがあるんで、答えが一緒になっちゃいますよね。僕がやるのがプロレスだし、LIDET UWFとかは関係ないと思ってます」 ――鈴木選手にこれだけ異を唱える選手もいないが? ▼鈴木「え? 何?」 ▼リンダマン「異を唱えない方がおかしいよ。耳も悪くなっちゃってるんだから。分かる? もうベテランじゃなくてロートルだからね。いろいろ落ち込んできてるんだよ。それ偉そうにさせちゃダメでしょ」 ▼鈴木「カッコいい。ロートルの鈴木です」 ――ここまで喧嘩を売り、勝つ自信が相当あるということ? ▼リンダマン「いつだって勝つ気満々ですから。やっぱり権力には逆らっていかないと。上から押さえつけられてる社会を若いのがひっくり返していかないとね。それが鈴木みのるが若いころやってきた、そういうもんなんじゃないかなって僕は思ってます」 ――鈴木みのるイズムがあるとすれば、それを持っているのは本人よりも自分だと? ▼リンダマン「鈴木みのるより鈴木みのるな自信があります」 ▼鈴木「何を言ってるか全然わかりません。鈴木みのるより鈴木みのるって(笑) あのね、若い時に上に食いついて、そんなことやるヤツ、若い時はみんなやる。ある程度の年、ベテランになってくるとそのポジションを一生懸命守りたいからやらなくなるんだよ。守りの人生を生きてる。俺は何年やってんだ? もう遥か彼方昔、30数年プロレスの世界にいるけど、ずっとずっと挑戦を続けてるし、ずっと人のこと殴りたいし、試合してるのが楽しいんで。当日、このリンダマンが何年で、何歳で、どういう選手であろうと、俺には関係ないんで。戦えるということが一番楽しい。もちろん名前も知ってる。どんなプロレスをやるのかも知ってる。戦えることの喜びとか、そういうのとは違うんだよな。誰かというんじゃねえ。殴りてえんだよ。プロレスの試合してる時が人生で一番楽しいから。早く殴らせろ。それは変わるとか変わらないじゃなくて、今一番強く思ってること。殴らせろ、かな」 ※写真撮影時 ▼リンダマン「殴りたきゃ殴れよ」 ▼鈴木「今殴っても一銭にもなんねえからな」 ▼リンダマン「そうか。楽しみにしてます」 ▼鈴木「頑張りたまえ、後輩」 ▼リンダマン「やらせねえからな」
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LIDET UWF3・9新木場大会の「エル・リンダマンvs鈴木みのる」へ向けた会見が26日、都内で行われた。
リンダマンは昨年7・1TDCホール大会でLIDET UWFに初挑戦。青木真也に敗れた。久々のLIDET UWF戦となる今回、再び大物との戦いが決定。元UWF戦士でもある鈴木と対決する。
LIDET UWFルールの経験が浅いリンダマンにとって苦戦は免れないが、この日の会見で鈴木と対面し、強気な姿勢を貫いた。「小さい頃、凄く憧れてた選手で、今の自分のレスラー像みたいなものを作ってくれた選手」というようにリンダマンにとって鈴木は特別な存在。「強大なものに臆せず向かっていく姿とか、そういうところに体が小さかった僕は勇気をもらったりとか、励まされたりとか、そういう部分があった」と反骨心むき出しな姿に心を惹かれたという。
だが、今は違う。「実際いろんな活躍があって権力、キャリアみたいなものを手にして、鈴木みのるは一貫して強い主張を続けてるんですよ。それでいてキャリアとか年齢とかを重ねて権力を持つと、同じ主張でも下から見ると、ただのパワハラになってしまう」と批判的な言葉を口にしたリンダマンは大胆にも鈴木を「ロートル」呼ばわり。「いろいろ落ち込んできてるんだよ。それ偉そうにさせちゃダメでしょ」と言い切ったリンダマンは「パワハラをさせてるのも下の世代が文句を言わないから。ここはしっかり僕が若い頃の鈴木みのるのようにリング上で権力のある鈴木みのるに噛みつきたい」と憧れた当時の鈴木に自身を重ね合わせて宣言した。
対する鈴木は昨年4・17新宿大会以来のLIDET UWF参戦。かつて若手時代に新生UWFで活躍した鈴木だが、35年以上前の遠い過去。先日もカタールに遠征したばかりだが、世界各国で戦う鈴木にすればUWFルールだろうが「プロレスはプロレスだよ。俺にとっては。いろんな国、いろんな団体でルールが変わるからな。俺がやることはプロレス」とのスタンスは変わらない。
リンダマンの「パワハラ」発言にも「俺が悪いわけじゃない。すべてはお前ら弱いヤツのせいだ」とどこ吹く風。「若い時に上に食いついて、そんなことやるヤツ、若い時はみんなやる。ある程度の年、ベテランになってくるとそのポジションを一生懸命守りたいからやらなくなるんだよ。守りの人生を生きてる。俺は30数年プロレスの世界にいるけど、ずっとずっと挑戦を続けてるし、ずっと人のこと殴りたい」というように今なお最前線で戦い続けていることを自負している。「プロレスの試合してる時が人生で一番楽しい。早く殴らせろ」と迫った鈴木は写真撮影時、リンダマンが「殴りたきゃ殴れよ」と挑発しても、「今殴っても一銭にもなんねえからな」と一笑に付した。
【会見の模様】
▼リンダマン「鈴木みのるさんは僕、小さい頃、凄く憧れてた選手で、今の自分のレスラー像みたいなものを作ってくれた選手でもあるんですけど。僕が憧れてた選手は昔の鈴木みのるさんで、今思えば僕が大きくなったというよりも、鈴木みのるが小さくなった。それでこの試合が実現したなと思っております。鈴木みのるさん、強大なものに臆せず向かっていく姿とか、そういうところに体が小さかった僕は勇気をもらったりとか、励まされたりとか、そういう部分があったんですけど、それも時が経ち、いくつになったのかわからないですけど、実際いろんな活躍があって権力、キャリアみたいなものを手にして、鈴木みのるは一貫して強い主張を続けてるんですよ。それでいてキャリアとか年齢とかを重ねて権力を持つと、同じ主張でも下から見ると、ただのパワハラになってしまうと。そういうふうに見えてしまっていて。パワハラをさせてるのも下の世代が文句を言わないからパワハラになってしまっていると思うんで、ここはしっかり僕が若い頃の鈴木みのるのようにリング上で権力のある鈴木みのるに噛みつきたいと思います」
▼鈴木「権力を振りかざしている鈴木みのるです。横にいる、このちっこいリンダマンというヤツと。俺の対戦相手、弱いヤツが悪い。俺が悪いわけじゃない。弱いヤツが何にも思ってないからペラペラペラペラしゃべって、一生懸命記事になるような言葉探して噛みつこうとしてるんだけど、すべてはお前ら弱いヤツのせいだ」
――UWFの名を冠した大会でUWFルールという戦いで意識するところはある?
▼鈴木「プロレスはプロレスだよ。俺にとっては。いろんな国、いろんな団体でルールがそれぞれ違うからね。でも俺がやることはプロレスなんだよ。別にUWFというルールだから、レガースつけてやらなきゃいけないなんてことはないんで、最大限に使おうかなと」
――UWFルールで鈴木選手と対戦することに特別な思いはある?
▼リンダマン「やっぱりリンダマンを作ってるのは鈴木みのるの思想みたいなところがあるんで、答えが一緒になっちゃいますよね。僕がやるのがプロレスだし、LIDET UWFとかは関係ないと思ってます」
――鈴木選手にこれだけ異を唱える選手もいないが?
▼鈴木「え? 何?」
▼リンダマン「異を唱えない方がおかしいよ。耳も悪くなっちゃってるんだから。分かる? もうベテランじゃなくてロートルだからね。いろいろ落ち込んできてるんだよ。それ偉そうにさせちゃダメでしょ」
▼鈴木「カッコいい。ロートルの鈴木です」
――ここまで喧嘩を売り、勝つ自信が相当あるということ?
▼リンダマン「いつだって勝つ気満々ですから。やっぱり権力には逆らっていかないと。上から押さえつけられてる社会を若いのがひっくり返していかないとね。それが鈴木みのるが若いころやってきた、そういうもんなんじゃないかなって僕は思ってます」
――鈴木みのるイズムがあるとすれば、それを持っているのは本人よりも自分だと?
▼リンダマン「鈴木みのるより鈴木みのるな自信があります」
▼鈴木「何を言ってるか全然わかりません。鈴木みのるより鈴木みのるって(笑) あのね、若い時に上に食いついて、そんなことやるヤツ、若い時はみんなやる。ある程度の年、ベテランになってくるとそのポジションを一生懸命守りたいからやらなくなるんだよ。守りの人生を生きてる。俺は何年やってんだ? もう遥か彼方昔、30数年プロレスの世界にいるけど、ずっとずっと挑戦を続けてるし、ずっと人のこと殴りたいし、試合してるのが楽しいんで。当日、このリンダマンが何年で、何歳で、どういう選手であろうと、俺には関係ないんで。戦えるということが一番楽しい。もちろん名前も知ってる。どんなプロレスをやるのかも知ってる。戦えることの喜びとか、そういうのとは違うんだよな。誰かというんじゃねえ。殴りてえんだよ。プロレスの試合してる時が人生で一番楽しいから。早く殴らせろ。それは変わるとか変わらないじゃなくて、今一番強く思ってること。殴らせろ、かな」
※写真撮影時
▼リンダマン「殴りたきゃ殴れよ」
▼鈴木「今殴っても一銭にもなんねえからな」
▼リンダマン「そうか。楽しみにしてます」
▼鈴木「頑張りたまえ、後輩」
▼リンダマン「やらせねえからな」
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