【訃報】西村修さんが53歳で死去 食道がんステージ4で闘病 2025/2/28

 西村修さんが28日、入院先の都内の病院で亡くなった。53歳だった。

 西村さんは昨年4月、食道がんステージ4と診断された。抗がん剤治療による闘病生活を続けながらリングに上がってきた。1月31日のジャイアント馬場没25年追善興行・後楽園大会にも出場予定だったが、体調不良のため大会直前になって欠場。53歳の若さで帰らぬ人となった。

 西村さんは1971年9月23日、東京都文京区出身。91年4月に新日本でプロレスラーとしてデビューした。1998年にがんを発症するも克服し、2000年に復帰。IWGPタッグ王座を2度戴冠するなど活躍した。

 その後は無我ワールド、全日本を経てフリーに。カール・ゴッチ、ドリー・ファンク・ジュニアら往年の名レスラーを師と仰ぎ、クラシカルレスリングに心酔。その戦いぶりはいつしか“無我の伝道師"“西村ワールド"と称されるようになった。2011年4月に文京区議会議員選挙に初当選し、二足の草鞋を履いて活動してきたが、昨年のFMWE12・8鶴見大会が現役最後の試合となった。