【スターダム】玖麗が5・11後楽園でワールド王座初挑戦 たむ引退に涙も「スターダムの未来を私が創る」 2025/4/28

 5・11後楽園大会でワールド・オブ・スターダム王座初挑戦が決まった玖麗さやかが28日、東京・中野坂上のスターダム事務所で会見した。

 玖麗は今年3月のシンデレラトーナメントに優勝。4・27横浜アリーナ大会でテクラとの一騎打ちに勝利した試合後、優勝者に与えられる願い事として、スターダムの頂点であるワールド王座への挑戦を希望。この日、5・11後楽園大会での初挑戦が正式に決まった。

 王者は敗者引退マッチで中野たむを下した上谷沙弥。玖麗にとってデビュー戦の相手でもある。「シンデレラになった時、もっと違う願いを考えていました」というものの、「たむさんも上谷さんも私にとっては本当に特別な存在。だからこそ、この二人と戦うことに凄く意味がある」とワールド挑戦を決めた。

 COSMIC ANGELSとして共闘し、師事してきたたむの引退に前夜は涙に暮れたという玖麗だが、覚悟を決めるきっかけともなった。「たむさんがスターダムのリングに残していってくれたスターダムドリームの欠片を私が拾い集めて、必ずスターダムドリームを叶える」と決意し、「たむさんに胸を張れるようなスターダムの未来を私が創るんだっていうことを証明します」と涙ながらに誓ってみせた。

☆5/11(日)東京・後楽園ホール『STARDOM in KORAKUEN 2025 May.』10:45開場、11:30開始

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合
[挑戦者]
玖麗さやか
vs
上谷沙弥
[第20代王者]
※上谷3度目の防衛戦


【玖麗の話】「まずはじめに、私はシンデレラトーナメントの願いとしてワールドオブ・スターダムへの挑戦をお願いしました。シンデレラになった時、もっと違う願いを考えていました。でも、その願いはいろんな人の覚悟や気持ちを踏みにじるものだなって考え直して、この願いをさせていただきました。この願いは、本当は昨日の試合で勝って、横浜アリーナのリングの上で皆さんに直接お伝えしたかったのですが、試合後、勝った後、岡田さんに割り込まれてしまい、テクラさんが暴れ、そしてクビになり、私の願いを言うような雰囲気ではなくなってしまったので。でも二人の決着がつく前に自分の願いを先に言わせていただきたかったので、バックステージコメントという場所で発表させていただきました。たむさんも上谷さんも私にとっては本当に特別な存在で。だからこそ、この二人と戦うことに凄く意味があると思っていて。でも、たむさんは昨日、夢のように、幻のように消えていってしまったので、私は昨日、ホントにいっぱいいっぱい泣いて、いっぱいいっぱい考えて、たむさんがスターダムのリングに残していってくれたスターダムドリームの欠片を私が拾い集めて、必ずスターダムドリームを叶えると決めました。このワールド・オブ・スターダムへの挑戦は今の私の覚悟のすべてです。今日いない上谷さんにも私のこの覚悟を伝えたいと思います。そして、たむさんに胸を張れるようなスターダムの未来を私が創るんだっていうことを証明します。以上です」