【NOAH】KENTA激詰め&居眠り、OZAWAは“セルフ・テーブルクラッシュ”で「エクスタシー」懇願 GHCヘビー調印式 2025/5/2
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あす(3日)両国大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)OZAWAvsKENTA(挑戦者)」に向けた調印式が2日、都内で開かれた。 バックステージコメントやSNS上で壮絶な煽り合いを繰り広げ、リング上でもノーDQ戦やおちょくりムーブ合戦を展開して猛烈な競り合いを展開してきたOZAWAとKENTA。いよいよ両国前日となったこの日は、舌戦で直接対決した。 “最終前哨戦"ではKENTAの“激詰め"が目立った。OZAWAがKENTAの自伝『足跡』を持ち込んで「便所のちり紙にもならない産業廃棄物」とこき下ろしても、「それ結構、昔に出たやつだからな。ありがたいよ逆に」とツッコんで感謝。 逆にOZAWAの「ママ呼び」をイジってきたKENTAは「ヨシミ(※OZAWA母の名前)両国来るの? Tシャツあげたいからさ、サイズ教えてくれよ。XL? XXL?」と“ふくよかサイズ"を決め打ち。OZAWAが「XXL」と答えるや、得意の「太ってんな!」をキメてみせた。 さらにOZAWAが改めてKENTAを「新日本の2軍、3軍」呼ばわりするや、「逆にどのレベルからが2軍でどのレベルからが1軍なの?」と詰め返す。OZAWAが「そんなの人が決めることだろ」と返答するや、すかさず「お前、今、自分で人のことは人が決めればいいって言ったじゃん。なんでお前、俺のことお前が決めんだよ。俺がやってきたこと、俺が数年やってきたこと、その本だけで分かるわけねえだろ」と押し込んだ。 負けじとOZAWAも、ラダーからテーブルに落下して敗れたKENTAとのノーDQ戦で「『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子もびっくりの“カイカン"を感じた」と告白し、「両国でもエクスタシーが欲しい!」とアブないお願い。マイバッハ谷口、大仁田厚、棚橋弘至の名前まで出しながら「いかにKENTAがエクスタシー・ギバーか」を長々と熱弁した。 …が、KENTAはすべて居眠りして聞き流し「あ、もう一回言ってもらっていい?」。これにはついにOZAWAも「ああぁぁあああ!」とテーブルに頭をガンガンとぶつけて、イラ立ちを露わにした。 その後の質疑応答ではKENTAの回答中に今度はOZAWAが居眠り。そして写真撮影の段となったところで再びOZAWAが動いく。 テーブルの下に忍ばせていたパイプイスを取り出したOZAWAは、自ら何度も頭をぶつけてから跪(ひざまず)き、「頼む、これで殴ってくれ!」と“エクスタシー"を懇願。KENTAから「当日、ボコボコにしてやるから安心しとけ」と拒否されるや、悲しげな表情を浮かべながら「欲しい…欲しい…」とうわ言のように繰り返し、付近にあった記者席の上に立ち上がった。 そして何を思ったか、そのままジャンプして後ろ受け身。無惨にも机は真っ二つ。それでもOZAWAは「ギモチィイイイイ! 気持ちいい!! エクスタシー!!!」と大満足の雄叫びを上げ、「KENTA、明日楽しみにしてるぞ!」とさらなるカイカンをおねだりして姿を消した。 かくして両雄による最終前哨戦は、KENTAの“激詰め"と、OZAWAの“セルフ・テーブルクラッシュ"で幕。最後まで壮絶だった煽り合いを経て、両国決戦へいよいよ待ったなしとなった。 【会見の模様】 ▼KENTA「もう久しぶりのGHC挑戦ってことで、非常にもう楽しみにしてるし、メチャクチャテンション上がってるし。久々にGHCのテーマも自分の試合のために聴いて懐かしい気持ちもあったし。この曲でいつも気合入ってたなと思ったんで。明日このベルトになってからは初めて、このベルトを巻きたいなと思います」 ▼OZAWA「最近さ、KENTAの自伝『足跡』を読んだんだけど、これやっぱメチャクチャつまんなかったな。どうやったらお前、逆にこんな面白くない文章が書けるのか。逆に尊敬の念すら抱いたぞ。もし、この何だ? 便所のちり紙にもならないような産業廃棄物を買おうとしてるヤツがいるとしたら、ぜひ買わないことを…」 ▼KENTA「いや、もうみんな買ってんだよ。いつの話してんだよ? それ結構、昔に出たやつだからな。読んで楽しい、面白かったっていう声が実際あるから。いまさら言ってもさ、もう終わってんだよ、その話。一回終わったの、それ。ありがたいよ逆に。足跡を何回も何回も言ってくれて」 ▼OZAWA「終わってたんだ」 ▼KENTA「とっくに終わってるよ、それ」 ▼OZAWA「最近知ったから、ごめんね」 ▼KENTA「ありがとな、いつも持ってくれてな。ありがとな。ありがとう。ありがとうな」 ▼OZAWA「どういたしまして」 ▼KENTA「母ちゃんは来んの? ヨシミは来るのか? 両国は。来るのか来ないのか、それだけ教えて」 ▼OZAWA「いつまでウチのママ…いや、母ちゃんの話をするの?」 ▼KENTA「ママ来るのかよ?」 ▼OZAWA「それこそ、この本ぐらい賞味期限切れだぞ」 ▼KENTA「お前の賞味期限切れの話も結構あるけどな。言ったら。NOAHの闇、もういいだろ。分かったよ、いつまでその話続けてんだよ。じゃあ俺も言わせてもらうけど、どういうことなの? それ。人の話は賞味期限切れ言うくせに自分の話はいいわけ? お前もちゃんとアップデートしていかないと、人のこと言うなら。違う?」 ▼OZAWA「うーん、ママは…いやいやママじゃない。母ちゃんは来る」 ▼KENTA「来るってよ、皆さん! ヨシミ来るって。Tシャツあげたいからさ、サイズ教えてくれよ。XL? XXL?」 ▼OZAWA「XXL」 ▼KENTA「太ってんな、おい!」 ▼OZAWA「人の母ちゃんを太ってる言うな、お前! この本をさ、読んでさ、何がしたくてKENTAが海外に行って、新日本に行って、そこで何を経験して何を感じたかっていうのはよく分かった。そして、いろいろなんやかんやあって今のファニーなKENTAのスタイルに落ち着いたっていうのも分かった。でも分かんないんだよなあ。全然分かんない。何でKENTAがNOAHに帰ってきたのか? それがもう全然分かんない。なぜならね、この本には2022年以前のKENTAのことしか書かれてないからね。それに今のKENTAを見てみても、いったい何のためにNOAHに帰ってきて、NOAHで何をしたいのか全く見えてこない。KENTA、お前は新日本プロレス2軍、3軍の姿を見せるために…」 ▼KENTA「誰が1軍なんだよ? じゃあ逆に。どのレベルからが2軍でどのレベルからが1軍なの? お前の振り分け教えてくれよ。誰だよ? 」 ▼OZAWA「え〜では新日本プロレスランキングを発表したいと…」 ▼KENTA「発表してくれ」 ▼OZAWA「新日本プロレスランキングSから…いや、言うわけないだろ、そんなの。そんなの人が決めることだろ」 ▼KENTA「じゃあ俺もそうだわ」 ▼OZAWA「いやいやいやいや」 ▼KENTA「俺もそうだわ」 ▼OZAWA「お前の場合は誰もが2軍、3軍だと…」 ▼KENTA「お前はそう思ってる。それでいいじゃん。お前の意見を全員の意見みたいに言うなよ。それ違うの? そこだけ答えて。お前、今、自分で人のことは人が決めればいいって言ったじゃん。なんでお前、俺のことお前が決めんだよ。俺がやってきたこと、俺が数年やってきたこと、その本だけで分かるわけねえだろ。ましてお前に分かってたまるかよ、お前なんかに。ずっと見てたわけじゃねえだろ。俺が何を思って新日本に行って、何を思ってWWEに行って、何を思ってNOAHに帰ってきたか、お前に分かってたまるかよ。違うか? お前に何がわかるんだよ。若手のよ、ただ文句言って、自分が冴えなかったことを棚に上げてゴチャゴチャ言ってるだけのヤツに何が分かるんだよ? お前に言われたくねえよ。だから、それ明日、思い知らせてやるからよ。覚えとけよ。それだけは覚えとけよ」 ▼OZAWA「お前の気持ちはよーく分かった」 ▼KENTA「いや、分かってないだろ」 ▼OZAWA「いや、分かった」 ▼KENTA「分かるわけねえだろ」 ▼OZAWA「いや、分かったぞ。お前のことは分かってほしくないというか、分からないのかもしれない」 ▼KENTA「意味が分かんねえ。何が言いたいんだよ? 自分でも何言ってるか分かってねえだろ? もう。終着点がもう見えてねえだろ? お前、話し出してるけど、どこに着地しようとしてるのか分かってないだろ? お前」 ▼OZAWA「……」 ▼KENTA「いいから明日の意気込み語れよ、お前」 ▼OZAWA「分かった。KENTA、俺はな、今日はさ、本の紹介なんかしたくて来たわけじゃないよ。俺はお前に感謝を伝えに来たんだよ。4・14後楽園ホールで俺はお前にさいっこうのエクスタシーを感じさせてもらったんだ。でっかいラダーから突き落とされて机に落ちた時、メチャクチャ、メチャクチャ気持ちよかった。あれはな、『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子もびっくりの“カイカン"を俺は感じたんだ。快感を感じてるうちに気づいたら3カウントが獲られていた。思い返せばKENTAという男はエクスタシーを感じさせるのが非常にうまい男なんだ。いわばエクスタシー届け人、エクスタシー・ギバーなんだよな。たとえばマイバッハ谷口。マイバッハ谷口もKENTAとノーDQ戦をしたよな? マイバッハ谷口を見てみよう。あの試合以降、あいつは『おはようNOW』以外の言葉をしゃべらなくなった。そして、大仁田厚。大仁田厚ともノーDQマッチをやったよな? 大仁田厚はエクスタシーを感じたくて引退と復帰を繰り返している。もう自分が何回引退して何回復帰したのか全く覚えてない。そして棚橋弘至。棚橋弘至もノーDQマッチをやった。棚橋弘至もエクスタシーを感じた。KENTAが新日本プロレスから退団してしまったことに絶望して引退を決意したんだ。棚橋エクスタシー引退。そんな俺もな、恥ずかしながらKENTAのエクスタシー被害者の会の一員なんだよ。俺もエクスタシーを感じるために、ついつい非行に走ってしまう。おい、KENTA。お前がずる休みしたせいで俺は最近、全然エクスタシーを感じられてないんだぞ。おい、聞いてるのか?」 ▼KENTA「(※居眠りから目覚めて)え? 全然聞いてなかった。じゃあ、もう一回言ってもらっていい? 最初から。はじめから言ってもらっていいかな?」 ※OZAWAは発狂気味に「ああぁぁあああ!」と何度もテーブルに頭をぶつける ▼OZAWA「エクスタシーを感じたいんだよ、俺は。おい、明日はな、絶対にエクスタシーを感じさせてくれよ、KENTA」 ――KENTA選手が寝ている間にOZAWA選手は「エクスタシーを感じたい」と問いかけていたが返答は? ▼KENTA「まず皆さん、貴重な時間をね、ゴールデンウィークでこれを見てる人いると思うんですけど、その時間を奪って、メチャクチャ長かったなって。今のくだり。長かったですね。寝てたんでね、あんまり聞いてなかったですけど。エクスタシー? 俺が何を? どんなエクスタシーを?」 ――ノーDQ戦の快感が病みつきになり、さらなる刺激が欲しいと ▼KENTA「いや、知らねえよ! 知らねえ。知らない、そんなの」 ――何のためにNOAHに帰ってきたのかとの問いかけもあったが? ▼KENTA「何のためにって、だからチャンピオンにもなりたいし、自分自身もう一回25周年を機に、このタイミングで自分がNOAHに帰ることで自分自身も含めてNOAHを盛り上げていきたいという気持ちです。これ会見の時にも言ったかもしれないですけど、なんで今同じことを聞いたんですかね?」 ――OZAWA選手がまったく分からないとおっしゃったので ▼KENTA「なるほどね。要は聞いてないということですね、僕の話を」 ――本を読んだ限りではわからないと ▼KENTA「本には書いてないからね。だから、そういう気持ちで帰ってきたし、明日それを形にする日が来たっていうことなんじゃないですかね」 ――これまでタイトルマッチに向けた前哨戦、言葉のやり取りで押し負けるシーンはなかなかなかったが、今日を見ると押されている気もする。KENTA選手とはやりづらさがある? ▼OZAWA「押されてたの? 今」 ――答えに詰まるシーンは今までなかったが? ▼OZAWA「やっぱり、そう見えた? ちょっとさ、声を荒らげて言ってくる場面があったでしょ? あれ、ちょっとエクスタシーがさ、出ちゃってさ。ちょっと気持ちよくなっちゃってた。3カウント獲られた時も同じ感じだったけど、気持ちよくなってフリーズしちゃうから。そのせいかも」 ――OZAWA選手が指摘していたが、あらためてNOAHでどんな戦いを見せたい? ▼KENTA「ってか毎回この二人の記者しかいないのかな? この会見場。え? 二人しか質問しないけど。カメラの向こう側、二人しかいないの? で、なんだっけ?」 ――NOAHでどんな戦いを見せたい? ▼KENTA「ああ。昔の僕っていう…昔のスタイルがどうとか、そういうことを言われることって結構あるんですけど、それって自分の中ではいったん解決してる問題って部分もあって。今それプラスアルファの部分を見せていきたいと思っているし。じゃあ、あなたも好きな野球例えで言うと、まっすぐで150何キロ投げたピッチャー、今140キロしか出ないピッチャーに『俺は剛速球で150キロ投げてたあなたのスタイルが好きだ』って言われたって、もう投げれないんだから150は。でも変化球使ったり、スローボールを混ぜて140キロの球を早く見せることはできるし、その努力はしていきたいと思うけど、昔のスタイルを求められても、それプラスアルファの部分で俺自身は勝負したいと思ってます」 ――両国大会から入場曲を新しくするとのことだが、どんなイメージの曲になりそう? ▼KENTA「それは当日の楽しみですね。ヒント? まあ当日の楽しみですね。(OZAWAに向かって)起きてるか? お前」 ※写真撮影前、OZAWAがイスを手に ▼OZAWA「ふざけてるんじゃないんだ」 ※自ら頭をイスに何度もぶつけ、ひざまずくと ▼OZAWA「KENTA、頼む。これで殴ってくれよ」 ▼KENTA「なんだよ、これ! 当日、殴ってやるから安心しとけよ。当日、ボコボコにしてやるから安心しとけ。な、慌てんな。今やる必要ねえ。当日やってやるから(※と渡されたイスを投げ捨てる)」 ※残念そうにOZAWAは「欲しい、欲しい…」と走り出し、記者席の上に乗ると、自らジャンプしてテーブルめがけて後ろ受け身、真っ二つになったテーブルから立ち上がると ▼OZAWA「ギモチィイイイイ! 気持ちいい!! エクスタシー!!! KENTA、明日楽しみにしてるぞ!」
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あす(3日)両国大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)OZAWAvsKENTA(挑戦者)」に向けた調印式が2日、都内で開かれた。
バックステージコメントやSNS上で壮絶な煽り合いを繰り広げ、リング上でもノーDQ戦やおちょくりムーブ合戦を展開して猛烈な競り合いを展開してきたOZAWAとKENTA。いよいよ両国前日となったこの日は、舌戦で直接対決した。
“最終前哨戦"ではKENTAの“激詰め"が目立った。OZAWAがKENTAの自伝『足跡』を持ち込んで「便所のちり紙にもならない産業廃棄物」とこき下ろしても、「それ結構、昔に出たやつだからな。ありがたいよ逆に」とツッコんで感謝。
逆にOZAWAの「ママ呼び」をイジってきたKENTAは「ヨシミ(※OZAWA母の名前)両国来るの? Tシャツあげたいからさ、サイズ教えてくれよ。XL? XXL?」と“ふくよかサイズ"を決め打ち。OZAWAが「XXL」と答えるや、得意の「太ってんな!」をキメてみせた。
さらにOZAWAが改めてKENTAを「新日本の2軍、3軍」呼ばわりするや、「逆にどのレベルからが2軍でどのレベルからが1軍なの?」と詰め返す。OZAWAが「そんなの人が決めることだろ」と返答するや、すかさず「お前、今、自分で人のことは人が決めればいいって言ったじゃん。なんでお前、俺のことお前が決めんだよ。俺がやってきたこと、俺が数年やってきたこと、その本だけで分かるわけねえだろ」と押し込んだ。
負けじとOZAWAも、ラダーからテーブルに落下して敗れたKENTAとのノーDQ戦で「『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子もびっくりの“カイカン"を感じた」と告白し、「両国でもエクスタシーが欲しい!」とアブないお願い。マイバッハ谷口、大仁田厚、棚橋弘至の名前まで出しながら「いかにKENTAがエクスタシー・ギバーか」を長々と熱弁した。
…が、KENTAはすべて居眠りして聞き流し「あ、もう一回言ってもらっていい?」。これにはついにOZAWAも「ああぁぁあああ!」とテーブルに頭をガンガンとぶつけて、イラ立ちを露わにした。
その後の質疑応答ではKENTAの回答中に今度はOZAWAが居眠り。そして写真撮影の段となったところで再びOZAWAが動いく。
テーブルの下に忍ばせていたパイプイスを取り出したOZAWAは、自ら何度も頭をぶつけてから跪(ひざまず)き、「頼む、これで殴ってくれ!」と“エクスタシー"を懇願。KENTAから「当日、ボコボコにしてやるから安心しとけ」と拒否されるや、悲しげな表情を浮かべながら「欲しい…欲しい…」とうわ言のように繰り返し、付近にあった記者席の上に立ち上がった。
そして何を思ったか、そのままジャンプして後ろ受け身。無惨にも机は真っ二つ。それでもOZAWAは「ギモチィイイイイ! 気持ちいい!! エクスタシー!!!」と大満足の雄叫びを上げ、「KENTA、明日楽しみにしてるぞ!」とさらなるカイカンをおねだりして姿を消した。
かくして両雄による最終前哨戦は、KENTAの“激詰め"と、OZAWAの“セルフ・テーブルクラッシュ"で幕。最後まで壮絶だった煽り合いを経て、両国決戦へいよいよ待ったなしとなった。
【会見の模様】
▼KENTA「もう久しぶりのGHC挑戦ってことで、非常にもう楽しみにしてるし、メチャクチャテンション上がってるし。久々にGHCのテーマも自分の試合のために聴いて懐かしい気持ちもあったし。この曲でいつも気合入ってたなと思ったんで。明日このベルトになってからは初めて、このベルトを巻きたいなと思います」
▼OZAWA「最近さ、KENTAの自伝『足跡』を読んだんだけど、これやっぱメチャクチャつまんなかったな。どうやったらお前、逆にこんな面白くない文章が書けるのか。逆に尊敬の念すら抱いたぞ。もし、この何だ? 便所のちり紙にもならないような産業廃棄物を買おうとしてるヤツがいるとしたら、ぜひ買わないことを…」
▼KENTA「いや、もうみんな買ってんだよ。いつの話してんだよ? それ結構、昔に出たやつだからな。読んで楽しい、面白かったっていう声が実際あるから。いまさら言ってもさ、もう終わってんだよ、その話。一回終わったの、それ。ありがたいよ逆に。足跡を何回も何回も言ってくれて」
▼OZAWA「終わってたんだ」
▼KENTA「とっくに終わってるよ、それ」
▼OZAWA「最近知ったから、ごめんね」
▼KENTA「ありがとな、いつも持ってくれてな。ありがとな。ありがとう。ありがとうな」
▼OZAWA「どういたしまして」
▼KENTA「母ちゃんは来んの? ヨシミは来るのか? 両国は。来るのか来ないのか、それだけ教えて」
▼OZAWA「いつまでウチのママ…いや、母ちゃんの話をするの?」
▼KENTA「ママ来るのかよ?」
▼OZAWA「それこそ、この本ぐらい賞味期限切れだぞ」
▼KENTA「お前の賞味期限切れの話も結構あるけどな。言ったら。NOAHの闇、もういいだろ。分かったよ、いつまでその話続けてんだよ。じゃあ俺も言わせてもらうけど、どういうことなの? それ。人の話は賞味期限切れ言うくせに自分の話はいいわけ? お前もちゃんとアップデートしていかないと、人のこと言うなら。違う?」
▼OZAWA「うーん、ママは…いやいやママじゃない。母ちゃんは来る」
▼KENTA「来るってよ、皆さん! ヨシミ来るって。Tシャツあげたいからさ、サイズ教えてくれよ。XL? XXL?」
▼OZAWA「XXL」
▼KENTA「太ってんな、おい!」
▼OZAWA「人の母ちゃんを太ってる言うな、お前! この本をさ、読んでさ、何がしたくてKENTAが海外に行って、新日本に行って、そこで何を経験して何を感じたかっていうのはよく分かった。そして、いろいろなんやかんやあって今のファニーなKENTAのスタイルに落ち着いたっていうのも分かった。でも分かんないんだよなあ。全然分かんない。何でKENTAがNOAHに帰ってきたのか? それがもう全然分かんない。なぜならね、この本には2022年以前のKENTAのことしか書かれてないからね。それに今のKENTAを見てみても、いったい何のためにNOAHに帰ってきて、NOAHで何をしたいのか全く見えてこない。KENTA、お前は新日本プロレス2軍、3軍の姿を見せるために…」
▼KENTA「誰が1軍なんだよ? じゃあ逆に。どのレベルからが2軍でどのレベルからが1軍なの? お前の振り分け教えてくれよ。誰だよ? 」
▼OZAWA「え〜では新日本プロレスランキングを発表したいと…」
▼KENTA「発表してくれ」
▼OZAWA「新日本プロレスランキングSから…いや、言うわけないだろ、そんなの。そんなの人が決めることだろ」
▼KENTA「じゃあ俺もそうだわ」
▼OZAWA「いやいやいやいや」
▼KENTA「俺もそうだわ」
▼OZAWA「お前の場合は誰もが2軍、3軍だと…」
▼KENTA「お前はそう思ってる。それでいいじゃん。お前の意見を全員の意見みたいに言うなよ。それ違うの? そこだけ答えて。お前、今、自分で人のことは人が決めればいいって言ったじゃん。なんでお前、俺のことお前が決めんだよ。俺がやってきたこと、俺が数年やってきたこと、その本だけで分かるわけねえだろ。ましてお前に分かってたまるかよ、お前なんかに。ずっと見てたわけじゃねえだろ。俺が何を思って新日本に行って、何を思ってWWEに行って、何を思ってNOAHに帰ってきたか、お前に分かってたまるかよ。違うか? お前に何がわかるんだよ。若手のよ、ただ文句言って、自分が冴えなかったことを棚に上げてゴチャゴチャ言ってるだけのヤツに何が分かるんだよ? お前に言われたくねえよ。だから、それ明日、思い知らせてやるからよ。覚えとけよ。それだけは覚えとけよ」
▼OZAWA「お前の気持ちはよーく分かった」
▼KENTA「いや、分かってないだろ」
▼OZAWA「いや、分かった」
▼KENTA「分かるわけねえだろ」
▼OZAWA「いや、分かったぞ。お前のことは分かってほしくないというか、分からないのかもしれない」
▼KENTA「意味が分かんねえ。何が言いたいんだよ? 自分でも何言ってるか分かってねえだろ? もう。終着点がもう見えてねえだろ? お前、話し出してるけど、どこに着地しようとしてるのか分かってないだろ? お前」
▼OZAWA「……」
▼KENTA「いいから明日の意気込み語れよ、お前」
▼OZAWA「分かった。KENTA、俺はな、今日はさ、本の紹介なんかしたくて来たわけじゃないよ。俺はお前に感謝を伝えに来たんだよ。4・14後楽園ホールで俺はお前にさいっこうのエクスタシーを感じさせてもらったんだ。でっかいラダーから突き落とされて机に落ちた時、メチャクチャ、メチャクチャ気持ちよかった。あれはな、『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子もびっくりの“カイカン"を俺は感じたんだ。快感を感じてるうちに気づいたら3カウントが獲られていた。思い返せばKENTAという男はエクスタシーを感じさせるのが非常にうまい男なんだ。いわばエクスタシー届け人、エクスタシー・ギバーなんだよな。たとえばマイバッハ谷口。マイバッハ谷口もKENTAとノーDQ戦をしたよな? マイバッハ谷口を見てみよう。あの試合以降、あいつは『おはようNOW』以外の言葉をしゃべらなくなった。そして、大仁田厚。大仁田厚ともノーDQマッチをやったよな? 大仁田厚はエクスタシーを感じたくて引退と復帰を繰り返している。もう自分が何回引退して何回復帰したのか全く覚えてない。そして棚橋弘至。棚橋弘至もノーDQマッチをやった。棚橋弘至もエクスタシーを感じた。KENTAが新日本プロレスから退団してしまったことに絶望して引退を決意したんだ。棚橋エクスタシー引退。そんな俺もな、恥ずかしながらKENTAのエクスタシー被害者の会の一員なんだよ。俺もエクスタシーを感じるために、ついつい非行に走ってしまう。おい、KENTA。お前がずる休みしたせいで俺は最近、全然エクスタシーを感じられてないんだぞ。おい、聞いてるのか?」
▼KENTA「(※居眠りから目覚めて)え? 全然聞いてなかった。じゃあ、もう一回言ってもらっていい? 最初から。はじめから言ってもらっていいかな?」
※OZAWAは発狂気味に「ああぁぁあああ!」と何度もテーブルに頭をぶつける
▼OZAWA「エクスタシーを感じたいんだよ、俺は。おい、明日はな、絶対にエクスタシーを感じさせてくれよ、KENTA」
――KENTA選手が寝ている間にOZAWA選手は「エクスタシーを感じたい」と問いかけていたが返答は?
▼KENTA「まず皆さん、貴重な時間をね、ゴールデンウィークでこれを見てる人いると思うんですけど、その時間を奪って、メチャクチャ長かったなって。今のくだり。長かったですね。寝てたんでね、あんまり聞いてなかったですけど。エクスタシー? 俺が何を? どんなエクスタシーを?」
――ノーDQ戦の快感が病みつきになり、さらなる刺激が欲しいと
▼KENTA「いや、知らねえよ! 知らねえ。知らない、そんなの」
――何のためにNOAHに帰ってきたのかとの問いかけもあったが?
▼KENTA「何のためにって、だからチャンピオンにもなりたいし、自分自身もう一回25周年を機に、このタイミングで自分がNOAHに帰ることで自分自身も含めてNOAHを盛り上げていきたいという気持ちです。これ会見の時にも言ったかもしれないですけど、なんで今同じことを聞いたんですかね?」
――OZAWA選手がまったく分からないとおっしゃったので
▼KENTA「なるほどね。要は聞いてないということですね、僕の話を」
――本を読んだ限りではわからないと
▼KENTA「本には書いてないからね。だから、そういう気持ちで帰ってきたし、明日それを形にする日が来たっていうことなんじゃないですかね」
――これまでタイトルマッチに向けた前哨戦、言葉のやり取りで押し負けるシーンはなかなかなかったが、今日を見ると押されている気もする。KENTA選手とはやりづらさがある?
▼OZAWA「押されてたの? 今」
――答えに詰まるシーンは今までなかったが?
▼OZAWA「やっぱり、そう見えた? ちょっとさ、声を荒らげて言ってくる場面があったでしょ? あれ、ちょっとエクスタシーがさ、出ちゃってさ。ちょっと気持ちよくなっちゃってた。3カウント獲られた時も同じ感じだったけど、気持ちよくなってフリーズしちゃうから。そのせいかも」
――OZAWA選手が指摘していたが、あらためてNOAHでどんな戦いを見せたい?
▼KENTA「ってか毎回この二人の記者しかいないのかな? この会見場。え? 二人しか質問しないけど。カメラの向こう側、二人しかいないの? で、なんだっけ?」
――NOAHでどんな戦いを見せたい?
▼KENTA「ああ。昔の僕っていう…昔のスタイルがどうとか、そういうことを言われることって結構あるんですけど、それって自分の中ではいったん解決してる問題って部分もあって。今それプラスアルファの部分を見せていきたいと思っているし。じゃあ、あなたも好きな野球例えで言うと、まっすぐで150何キロ投げたピッチャー、今140キロしか出ないピッチャーに『俺は剛速球で150キロ投げてたあなたのスタイルが好きだ』って言われたって、もう投げれないんだから150は。でも変化球使ったり、スローボールを混ぜて140キロの球を早く見せることはできるし、その努力はしていきたいと思うけど、昔のスタイルを求められても、それプラスアルファの部分で俺自身は勝負したいと思ってます」
――両国大会から入場曲を新しくするとのことだが、どんなイメージの曲になりそう?
▼KENTA「それは当日の楽しみですね。ヒント? まあ当日の楽しみですね。(OZAWAに向かって)起きてるか? お前」
※写真撮影前、OZAWAがイスを手に
▼OZAWA「ふざけてるんじゃないんだ」
※自ら頭をイスに何度もぶつけ、ひざまずくと
▼OZAWA「KENTA、頼む。これで殴ってくれよ」
▼KENTA「なんだよ、これ! 当日、殴ってやるから安心しとけよ。当日、ボコボコにしてやるから安心しとけ。な、慌てんな。今やる必要ねえ。当日やってやるから(※と渡されたイスを投げ捨てる)」
※残念そうにOZAWAは「欲しい、欲しい…」と走り出し、記者席の上に乗ると、自らジャンプしてテーブルめがけて後ろ受け身、真っ二つになったテーブルから立ち上がると
▼OZAWA「ギモチィイイイイ! 気持ちいい!! エクスタシー!!! KENTA、明日楽しみにしてるぞ!」
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