――リーグ戦に向けて?
▼健介「ジュニアとヘビーが混ざり合ったリーグ戦。パワー的にはジュニアが不利になるように見えても、スピードとテクニックで補ってくると思うしね。そういう意味では面白いよ。いちファンの立場からしたら、興味あるカード、ゾクゾクするようなカードが並んでるよね」
――同じブロックに杉浦がいるが?
▼健介「これまで一回はフルタイムドロー、一回は両者ノックアウト。俺も杉浦も決着をつけたいと思ってるし、つけなきゃいけないと思ってる。絶対に負けられない。リーグ戦ならなおさら。引き分けだったら“失点1"なわけだしね」
――同じブロックにはGHC次期挑戦者のKENTAもいるが?
▼健介「ジュニアという存在だけど、それを感じさせない戦い方をしてる。俺にとっては、ジュニアであってジュニアでない存在かな。昔一度やってるけど、あれからさらにレベルアップしてるだろうし、自分のグループ(NO MERCY)を作ってやってる緊張感も持ってるだろうしね。でも相手がどういう状況であろうが、何を背負っていようが、俺は負けるわけにはいかない。ただ勝ちたい。それだけだよね」
――どう戦っていく?
▼健介「何が起こるか分からない展開になってくると思うし、ヘビーだからって落ち着いていられない。…と同時にヘビーの凄さもみせていかないといけないしね」
――誰と決勝で当たりたい?
▼健介「そりゃ、欲を言えば健斗だよね。何がなんでも勝つっていう、しがみついてでも、押さえつけてでも勝つ…っていう気持ちで戦い抜いてもらいたいよね。まぁ俺個人としては…俺たちの世代の選手に上がってきてもらいたいね」
――別ブロックの同世代には、昨年覇者の高山と、準優勝の秋山がいるが?
▼健介「そうだね。確かに若くて実力のある選手が伸びてるのは認めるけど、ここで俺たちの世代で踏ん張って、さらにプロレスの厳しさを伝えていかないといけない。自分自身が負けられない、勝ちたい。その気持ちが一番ではあるけれど、プロレスの厳しさ、歴史の重みっていうのを今、俺たちが体で示したいよね。俺自身、25年のキャリアの重みがあるし、それを爆発させないといけないと思ってる」
――コンディションの良さは同世代でも抜群だが?
▼健介「俺も25年やってきたけどさ。『25年もやりました!』じゃなくて、『25年までやっと来たよ』って感じなんだよね。ずっと前を見てる。まだまだ先があるんだよ。どんな若くて強い選手が出てこようとも、俺は勝ち進んでいたい」
――ゴールはない?
▼健介「ゴールなんて作ったら、何の面白みもないよ。ゴールがどこにあるのか分からないから面白いんであって。ゴールを決めるようなつまらないプロレス人生にはしたくないから」