――ﾘｰｸﾞ戦に向けて?
▼森嶋｢もうﾎﾝﾄに今はやるだけだから｡結果が伴ってないのもあるけど､自分自身の試合がなってない｡自分自身の試合ができてないっていうのは､確かにあるから｣
――無差別級ﾘｰｸﾞ戦となるが?
▼森嶋｢一戦一戦ﾃｰﾏを持ってやっていきたい｡ｼﾞｭﾆｱ相手のｼﾝｸﾞﾙとなると､色々とｸｾもあるだろうけど､普段の大会でも当たってるから手の内は分かってるしね｡とにかく“自分の試合をする"こと｡ここ1年､大事なところでことごとく負けたのは､相手のﾍﾟｰｽに引きずり込まれてきたのが原因だと思う｡やっぱり杉浦選手なりは､自分の試合を持ってて､そこで試合をしてるから｣
――いかに“自分"を完全に発揮できるか､がﾃｰﾏになる?
▼森嶋｢そうだね｡ﾚｽﾗｰだから､やっぱり色んなことがやってみたい｡でも､それほど俺は器用じゃないんだよ｡だから､そぎ落としていく作業が必要になる｡今までの引き出しを捨てる勇気みたいなものも必要だと思うし｡やっぱり自分の持ち味は“圧力"みたいなものだと思うから､そこをどう引き立たせるか｡今は“出し切れてない"自分がいる｣
――同ﾌﾞﾛｯｸには鼓太郎､金丸もいれば､秋山､高山､吉江もいて幅が広いが?
▼森嶋｢もう気をつけるのは全員だよ｡一番の敵は自分自身｡ｼﾞｭﾆｱだからとか､ﾍﾋﾞｰだからとか意識しないで､一戦一戦､その時その時でいかに自分を出していけるか｡もう俺には失うﾓﾝはないんで｡俺は俺らしく｡変なﾌﾟﾚｯｼｬｰもないし｣
――以前は危機感をむき出しにしていたりしたが?
▼森嶋｢会社のことは､あまり言わないようにするよ｡今は自分自身のことを考えたい｡自分自身のことを考えることが､後々会社のためにもなると思うから｡あんまり会社の話とか引きずるとさ､観ている人も冷めると思うし｡とにかくこれだけｼﾝｸﾞﾙが揃った大会は無かった｡お客さんも楽しめると思うし､それだけｳﾁはｷｬﾗが広いから｡やる方はｷﾂいけど､とにかく楽しんで観てもらいたいですね｣