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「突き抜ける、決勝は潮崎さんと」

――リーグ戦出場が決まったが?

▼谷口「初参加なんですけど、ジュニア相手でもヘビー相手でも関係なく、どんな相手とでも自分のスタイルを崩さずにやっていきたいと思います」

――同じブロックをみて?

▼谷口「杉浦さんやKENTAさん、佐々木さん、ヨネさん…と、シングルで最近やったことのある人が多い。それだけに同じ試合をしたら、同じ結果になってしまう。だから変わった部分というか、そういうものをぶつけていかないと」

――決勝は誰と当たりたい?

▼谷口「理想を言えばやっぱり潮崎さん。潮崎さんと決勝で戦いたい。自分たちの世代の力で上にいかないと

――長いリーグ戦になるが、どう戦っていく?

▼谷口「あらゆる場面に対応できるだけの気持ちのゆとりをしっかり持って。もちろん技術も」

――冷静になれるようになってきた?

▼谷口「そうですね。以前と比べたら、ゆとりが出てきた部分はあります。前はとにかくガムシャラに行くだけだった。でも今は場面場面で切り替えというか、幅が出てきましたね」

――まだ自分自身の確立には至っていない?

▼谷口「そうですね。まだ“これが自分だ!"っていうものはない。でも、あとちょっとで掴めるかもしれない実感はあります」

――すでに35歳だが?

▼谷口「最近思うのは、キャリアの長い短いっていうのはそこまで関係ない。結局は年齢なんだと。人間の体が動く期間っていうのは決まってる。だから自分にはもう時間がない。ゆっくり構えていられない」

――だからこそ削る作業もしている?

▼谷口「そうですね。色んなことをやろうとすることは大切なんでしょうけど、できないことをやろうとしても、やっぱり身にはならないと思うんで」

――“あとちょっと"をリーグ戦つかみたい?

▼谷口「そうですね。ここで結果が残せれば、一気に来年突き抜けられると思うんで、しっかり次につなげていきたいと思います」