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2/5【DRAGONGATE】YAMATO&キッドが対R・E・Dで合体 奥田&Ben-K加勢で新ユニット電撃結成

『TRUTH GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年2月5日)
○ドラゴン・キッド&YAMATOvsKAI&SB KENTo×

 3・4後楽園大会で因縁のKAI、KENToをそれぞれシングルで迎え撃つことになったYAMATOとキッドが対R・E・Dで合体。奥田とBen-Kも加わり、新ユニットが電撃結成された。

 YAMATOは昨年9月に裏切られてから、KAIと泥沼の抗争を継続中。キッドも昨年末にKENToにマスクを剥がされ、遺恨が勃発した。1・13後楽園大会の一騎打ちをKAIの乱入でぶち壊しにされたYAMATOはキッドとの共闘を決意。今大会でKAI&KENToと対戦することになったが、試合は荒れた展開になった。

 雪辱に燃えるYAMATO&キッドがゴングを待たずに奇襲。YAMATOは怨敵・KAIに襲いかかり、何度もヒジを顔面に擦りつけて制裁する。しかし、キッドとKENToが対峙すると、一気に暗転。KENToがマスクを引っぺがし、わずか1分ほどで反則負けが宣告された。

 してやったりのKENToは「おいおい、宣言通り、ドラゴン・キッド…いやいやいや、小さいオッサンのマスクを剥いでやったのに、お前ら拍手もなしか? お前らキッドの素顔が見たいですって言ってただろ?」と高笑い。ブチ切れたキッドは「こんなんで納得できるか? 誰も納得できないよな。レフェリー、再試合だ。再試合のゴング鳴らせ!」と怒りを爆発させ、KENToに襲いかかって再試合になだれ込んだ。

 ここでもKENToたちの暴挙は止まらず、R・E・Dのセコンドが乱入し、キッドに串刺し攻撃を連発。KAIもジャーマンやラリアットなど厳しい攻めを見せると、KENToはSBシューターで仕留めにかかる。しかし、YAMATOがカットイン。KAIの猛攻を受けたYAMATOだったが、スリーパーに捕らえると、2人は同体で場外に転落した。代わってキッドとKENToがリングに飛び込むと、キッドは619でKENToの動きを止めてバイブルへ。KENToは踏ん張ったものの、リングに戻ったYAMATOがこん身のフロントハイキックをぶち込み、キッドがバイブルで3カウントをもぎ取った。

 遺恨試合を制したYAMATOだったが、心は晴れず。「今日のメインイベント、俺とドラゴン・キッドの大勝利だ。だけどな、俺は納得いってねぇぞ。こんなんで納得いくわけねぇだろ? おい、KAI。とことんやろうぜ。納得いかねぇって言ってんだ。KAI、改めて俺とシングルでやれ」と迫った。聞く耳を持たないKAIは「なんでお前のシングルやんなきゃいけねぇんだよ。お前、去年のビッグマッチの大坂で俺に勝ってんじゃねぇかよ!? 満足してんじゃねぇの? 俺、お前とやるメリットねぇし」と一蹴。激しい舌戦を続けると、「そんなに俺と遊びてぇのか? そんなに俺と遊びてぇならやってやってもいいぞ。その代わり無気力だ。無気力を教えてやろうか? 無気力でお前と遊んでやるぞ。無気力試合、決定!」と爆笑した。これを聞いてキレたYAMATOがKAIを襲撃。慌ててキッドが止めに入った。

 もちろんキッドも納得するにはほど遠く、「おい、お前ら、ちゃんと試合できねぇのか。KENTo、お前も俺とシングルでやれよ。ちゃんと真っ正面で俺が向き合ってやるから、かかってこいよ」と挑発。KENToも「ドラゴン・キッド、上等じゃねぇか。やってやるよ」と呼応すると、4選手の主張を受けて、八木本部長が3・4後楽園大会での「YAMATOvsKAI」、「キッドvsKENTo」のシングルマッチを電撃決定した。

 前回の後楽園に続き、うっ積した気持ちがさらに増す結末となってしまったが、YAMATOは新たな動きを見せた。「勝つには勝ったけど、またストレスが溜まる結果になりましたね。今日はお互い即席のタッグになってしまったけど、俺たちは納得いってない。そして、俺たちには共通の敵がいる。これから俺とキッドさん、2人でユニット組んでやっていきませんか?」と対R・E・Dを見据えてキッドに本格合体を要請。キッドは「YAMATO、皆まで言うな。全部言っちゃったけど、皆まで言うな。もちろんよろしく頼むよ」とハイテンションで快諾し、2人はユニットを立ち上げることになった。

 すると、ブレイブ王者の奥田とBen-Kが登場。奥田は「YAMATOさん、キッドさん、裏で聞いてたら、メチャクチャ面白そうなこと言ってるじゃないですか。それやったら聞いてください。俺と兄弟・Ben-K、ベンスケが手を貸しますよ。2人より4人のほうが心強いでしょ?」と加入をアピールする。これを受けてYAMATOは「奥田君、Ben-K、断る理由はないよ! 4人でやっていこう!」と即決し、4人による新ユニットが電撃結成された。

 闘龍門世代とDRAGONGATE世代が解散となり、世代闘争から新しい局面に移ったドラゲーマット。NATURAL VIBESが再結成されたのに続き、YAMATO&キッドを中心にした新ユニットが誕生した。3・4後楽園大会でユニット名が発表になる見込み。まずは因縁が続くKAIとKENToを叩きのめし、快勝スタートを遂げたいところだ。

☆3/4(木)東京・後楽園ホール『GLORIOUS GATE 2021』18:00開始

▼スペシャル・シングルマッチ
SB KENTo
vs
ドラゴン・キッド

▼スペシャル・シングルマッチ
KAI
vs
YAMATO

【試合後のYAMATO&キッド】
▼キッド「とりあえず試合自体はね、正直、勝ったけど納得いく内容では全然なかった。ただ、YAMATOからこうやってユニット組もうと声をかけてくれたこと。これ最高にうれしかったし。さらにはよ…」

▼YAMATO「そう!」

▼キッド「奥田君、Ben-K、この二人が力を貸してくれるということなんでね。さらに楽しくなりそうじゃないですか!」

▼YAMATO「ありがとう! 二人が出てきてくれなかったら、俺は不安しかなかった」

▼キッド「いや、コンビでやっていくことになったよ。それはOK」

▼YAMATO「置いといて!」

▼キッド「もう4人でやっていくから、来月のホールまでに名前もしっかり決めて、ユニットとして準備したいと思います。というわけで、まだまだDRAGONGATEで盛り上がれ!」

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