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3/29【新日本】ジェイがNEVER王者・棚橋に早期返答を要求「さっさと俺の挑戦を受けろ」

『Road to SAKURA GENESIS 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月29日)
○ジェイ・ホワイト&邪道&外道vs棚橋弘至&天山広吉&小島聡×

 ジェイがNEVER王者・棚橋の眼前で小島狩り。「さっさと俺の挑戦を受けろ」と逸材に早期返答を要求した。

 IWGPヘビー、IC、US各王座戴冠歴を誇るジェイが“4冠制覇"をぶち上げ、NEVER王者・棚橋に挑戦を要求した。NEW JAPAN CUP2回戦で逸材に勝利しているだけに実現も時間の問題と思われたが、タイトル戦は未だ決まっていない。ジェイはこの日、棚橋との直接対決で揺さぶりをかけるように挑発行為を連発した。

 TTO(タナハシ・タップ・アウト)Tシャツ着用で登場したジェイは、コーナーでポーズを決めた棚橋を監視するように近距離で視線を向けた。棚橋が肉体美を誇示すれば、ジェイもバキバキの肉体をポージングで強調して対抗。両者が先発で飛び出すと、ロックアップでしのぎを削った。棚橋が筋肉ポーズを決めて威かくすると、ジェイは思わずあとずさり。ダイビングボディアタックを放った棚橋に先制を許したが、場外戦になると棚橋の首を絞め上げてやり返した。

 再び棚橋と対峙すると、ジェイは逸材が爆弾を抱える左足を変型グラウンドドラゴンスクリューなどで徹底攻撃。ブレードバスターで叩きつけたが、ツイストアンドシャウトによる反撃を許した。終盤には天山&小島のテンコジカッターで攻め込まれ、小島のウエスタンラリアットを食らう場面もあったが、ジェイはSSS一発で逆転に成功。すかさずブレードランナーをさく裂させて3カウントを奪った。

 棚橋の眼前で小島を破ったジェイは「お前は俺から逃げている。今日だってリングの対角線に立ったのに、お前は俺から逃げ、コジマにタッチした。お前は負けるとわかっていて、俺と闘うのが恐いんだろ。だから挑戦を受けずに逃げ回っているんだ」と逸材を批判。NJC2回戦で棚橋を破ったばかりだけに「お前が俺に勝てないことは初めからわかってる。あとほんの少しだけでもファンに夢を見せてやりたいというお前の気持ちもわかるが、お前のキャリアは刻一刻と終わりに近づいてる」と断言。NEVER挑戦が決まらない現状に不満をぶちまけるように「だからタナ、さっさと俺の挑戦を受けろ」と早期返答を迫っていた。

【ジェイの話】「コジマの左腕の力はいまだに健在かもしれないが、俺ほどではない。コジ、今日の負けに責任を感じることはない。テンザンとタナから責められなければいいが。相手が俺なら仕方ない。俺と戦えるだけでも十分胸を張っていいことなんだぞ。(※“TTO"とプリントされたTシャツを示し)Tシャツの“TTO"が意味するものは“タナハシ・タップ・アウト"だ。“タナハシ・タップド(TAPPED)・アウト"で、過去形でも通じるな。最近、新日本を見始めたファンもいるだろうから、俺から過去に何があったのか少し教えてやろう。2019年の1月のサッポロ大会で、俺はタナハシをタップアウトさせた。そのときに“TTO"という言葉が生まれた。同じ年に俺は棚橋を倒し、IWGPヘビー級ベルトを獲った。そして最近、俺は棚橋が持つNEVERのベルトに挑戦表明をしたが、棚橋からの返事はもらっていない。タナ、お前が俺に勝てないことは初めからわかってる。あとほんの少しだけでもファンに夢を見せてやりたいというお前の気持ちもわかるが、お前のキャリアは刻一刻と終わりに近づいてる。だからタナ、さっさと俺の挑戦を受けろ。お前が答えを遅らせれば遅らせるほど、今日の小島のようにお前の仲間たちを痛めつけてやる。お前は俺から逃げている。今日だってリングの対角線に立ったのに、お前は俺から逃げ、コジマにタッチした。お前は負けるとわかっていて、俺と戦うのが恐いんだろ。だから挑戦を受けずに逃げ回っているんだ。でも、明日もまた当たるぞ。焦らしてないで、さっさと俺の挑戦を受けろ」

※邪道、外道はノーコメント


【棚橋の話】「ジェイのフィジカルに、頭脳に、連日やられてる。今日のタッグは全員、IWGP(ヘビー)チャンピオンになった選手。今度、(IW)GPのベルトが新しく発表になりますけど、なんかそういうトコもね、『悔しいな』と思うんですよね。ただ、フィジカルで負けても結果、勝てばいいというのがプロレスだから。今ベルトはここにあるから(※と言いながら肩にかけたNEVERベルトを示す)。(ジェイは)ベルトに挑戦を表明してきてるけど…さあ、どうなるでしょう!? さあ!? 今までずっとね、フィジカルでマウント取ってたつもりが、初めての経験だから。なんか燃えるね」

【天山の話】「クソ。やられてしまったよ、マジで。昨日、あんなに調子よかったのにね。今日はなんだろ? テンコジに、そしてタナちゃんもいて、これで勝てないって、どうしたことやって。まあ、昨日は調子よすぎて、ちょっと油断したかもしれないね。コジがしっかり頑張ってくれると思ったけど、しょうがないですね。明日はメインか。メインでしっかりとテンコジの力を見せたいと思います。見とけよ、オイ、カモン!」

【小島の話】「(※頭を押さえて苦しそうに)あんな技(ジェイのブレードランナー)、プロレス人生で初めて食らったぞ。なんだよ、あいつ!? だけど、俺は(4・4)両国でまだ棚橋弘至、守る仕事があるんだよ。こんなんで、こんなんで諦めてたまるかクソ」

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