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4/19【新日本】KENTAが“棒ちゃん"とラブラブマイク締め YOSHI-HASHI熱闘撃破で「愛の証」奪取誓う

『Road to レスリングどんたく2021』東京・後楽園ホール(2021年4月19日)
スペシャルシングルマッチ ○KENTAvsYOSHI-HASHI×

 KENTAがYOSHI-HASHIを熱闘撃破で、愛する“棒ちゃん"とラブラブのマイク締め。「愛の証」であるNEVER6人タッグ王座奪取を誓った。

 KENTAは以前から興味を示していたYOSHI-HASHIの如意棒を3・21仙台大会で強奪。“棒ちゃん"として彼女扱いし、愛を育んできた。YOSHI-HASHIも奪回に動き、遺恨が激化。明日(20日)の後楽園大会で行われるNEVER6人タッグ王座戦の前哨戦として、ついに一騎打ちで雌雄を決することになった。昨年のG1公式戦ではKENTAが勝利しており、YOSHI-HASHIにとっては雪辱戦でもあったが、勝負の行方を決めたのは禍中の“棒ちゃん"だった。

 KENTAは前日から「明日は俺、一人で行くから。棒ちゃんは来なくていいから」と語っており、“棒ちゃん"を持たずに入場。試合が始まると、何度も場外に降りてYOSHI-HASHIの苛立ちを誘い、床直撃のDDTで先制した。鋭い蹴りとラフファイトを織り交ぜた波状攻撃で序盤戦をリードする。YOSHI-HASHIも気持ちで引かずに必死に反攻するが、KENTAはスイング式スタンガンからダイビングラリアットを浴びせる得意の連続攻撃で流れに乗ると、グリーンキラーやダイビングフットスタンプなど大技が面白いように決まった。

 このまま沈むわけにはいかないYOSHI-HASHIは猛抵抗を見せる。何度も絶叫しながら打撃戦を展開すると、高速ドラゴンスープレックスやカチ上げ式ラリアットで挽回。頭突きやビンタなど原始的な攻撃で気を吐くと、バタフライロックで長時間絞め上げた。KENTAを仕留めきれなかったが、バッククラッカー、KUMAGOROSHIもさく裂し、カルマの体勢に。

 しかし、KENTAはエルボーで振り払うと、フォールを返した場面でわざと海野レフェリーに衝突。そのまま場外に蹴落として無法地帯を作り上げると、リング下に隠していた“棒ちゃん"を取り出した。一度はYOSHI-HASHIに奪い取られるが、海野レフェリーに反則をアピール。押し問答を繰り広げる2人をコーナーに押し込んで、再びレフェリー不在の状況を作り上げると、“棒ちゃん"と熱いキスを交わしてから、こん身の一撃をYOSHI-HASHIに叩き込んだ。

 大の字になったYOSHI-HASHIだったが、それでも勝負を捨てない。サムソンクラッチなどで丸め込むと、カウンターのトラースキックやビンタでKENTAをねじ伏せる場面も見られた。だが、やはりカルマは決まらず、むき出しになったコーナー金具に顔面から叩きつけられると急ブレーキ。KENTAはブサイクへのヒザ蹴りで畳みかけると、最後はgo 2 sleepでYOSHI-HASHIを葬った。

 26分を超す熱闘を“棒ちゃん"の力を借りて、KENTAが激勝。シングル3連戦もBULLET CLUBの勝ち越しとなり、明日のNEVER6人タッグ戦に弾みをつけた。久々にメイン後のマイク締めをすることになると、「こんな日が来るなんて、俺は信じられない。まさかお前たちの前で、俺の彼女を紹介できるなんて…。はじめまして、俺の女の棒ちゃんです」と満面の笑みで観客に愛しい“棒ちゃん"を紹介した。リング上でもそのラブラブっぷりを披露。棒ちゃんの声に耳を貸して、「拍手が小さいって」「立ち上がって拍手がほしいって」とアピールし、観客にさらなる拍手を要求する。

 「来月、俺はデビューして21周年になるんだけど、21年前の自分に教えてあげたいよ。お前、21年後、棒とリングに立ってるぞって」と一瞬素になったものの、「でもね、そんな自分も嫌いじゃないんだよ、実は。なんでかって言うと、俺はプロレスラーであり、エンターテイナーだからだよ」と続けると、観客も拍手で後押しした。

 KENTAは「俺は誰に何を言われてもやりたいようにやるし、俺はこいつを本気で愛してるんだよ」と改めて愛を告白すると、「明日、俺たちの愛の証、NEVERの6人タッグも獲って、またお前らにもっとラブラブな俺たちでお前らの前に現れるから、楽しみにしとけよ」とベルト獲りを予告。最後は「まあ、結局、俺が何が言いたいかっていうと……まん延防止だから真っ直ぐ家に帰れよってこと!」とらしい言葉で締めくくった。

 リングを去る時も棒ちゃんをお姫様抱っこしたKENTAは、実況席にいた棚橋弘至の前で熱烈キスを披露。最後までイチャイチャを見せつけた。明日、KENTAはベルト獲りを果たし、後楽園ホールの中心で愛を叫ぶ。

【試合後のKENTA】
▼KENTA「(※棒と一緒に登場すると、ビデオカメラに)どれ? これ? ライブ? ライブ!? (※棒に)ライブだって! 大丈夫だから、緊張しなくていいから。ライブだって、気にすることないから。(※ビデオカメラに向かい直立の姿勢で)えっと、ご覧の、皆さん…」

▼棒「お前が緊張しとるやないかーい!」

▼KENTA「(※棒に)ツッコむねぇ、棒ちゃーん!(※ビデオカメラに)見た? ブス、俺が勝ったんだよ。これでなぁ、明日も、このまま、テメェらブッ潰して、お前の、何かオマケでもらってるくせに大事そうに抱えてるテメェの、NEVER6人タッグのベルトも、明日全部俺が獲ってやるよ。本来の、お前の、何もない姿にしてやるよ。お前、何か言ってるよなぁ、何かエラそうなこと。『物事が変わるのは一瞬』だ!?(苦笑) ふざけたこと言ってんなよ、テメェ。それはなぁ、日々、しっかりと積み重ねて、一瞬一瞬を積み重ねてきた人だけが使っていい言葉だよ。お前みてぇなヤツがなぁ、そんななぁ、エラそうにカッコつけた言葉でなぁ、ごまかしてんじゃねぇよ、テメェ! お前なんかまだバカなんだよ。現実見ろ。ふざけんなお前、な。これで、今日負けて悔しいなら、明日楽しみにしてるよ。なぁ。その上で、さらに、テメェみてぇなの、ブッ潰してなぁ、わからしてやるよ、現実を。(※棒を見つめて)ね。いてくれたんだよね。ありがとね(※と棒を抱き寄せる)見た? 何? 今日の客。何アレ? ちょっと飽きてきてんじゃない? 感じてはいたけど、ちょっと、飽きてきてんじゃん。でも、(※棒に)飽きるとか飽きないとかじゃないもんね! 俺たちね! いくもんね! だから、結局、俺が、ホントに何かいろいろ言ってきたけど、CHAOSとの戦いを通じて何が一番言いたいのっていったらやっぱり、『YOSHI-HASHIはブス』ってこと!」

※YOSHI-HASHIはノーコメント

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