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11/13【新日本】田口が王者イーグルス撃破でジュニアタッグ挑戦アピール 「69代狙っていく」

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』東京・後楽園ホール(2021年11月13日)
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 ○田口隆祐vsロビー・イーグルス×

 足攻めに苦しみながらも田口がイーグルスとの読み合いを制して白星スタート。王者からの直接勝利で「69代、狙っていきますよ」とIWGPジュニアタッグ王座挑戦をアピールした。

 2012年覇者の田口は長らく優勝から遠ざかってきた。9年ぶり2度目の優勝を狙う今年、タイガーマスクとIWGPジュニアタッグ王座を保持するイーグルスと初戦で対決した。

 ヒップアタックでイーグルスを場外に吹き飛ばして先制した田口だが、その後は劣勢に。イーグルスが左足にニードロップを投下し、ロン・ミラー・スペシャルへの布石となる足攻めを開始。田口が場外に難を逃れてもリングに戻して左腕を固めてのダブルレッグロックで絞め上げ、619の要領で両足を蹴りつける。すかさずロン・ミラー・スペシャルで捕らえた。

 田口はすぐさまロープに脱出。ヒップアタックをアトミックドロップで迎撃されても、時間差ロープワークからのヒップアタックで反撃ののろしを上げた。場外に転落したイーグルスに三角飛びプランチャを発射。スワンダイブ式ヒップアタック、ロコモーション式ブレーンバスターと得意技を連発して巻き返した。田口の攻勢は続く。串刺しヒップアタック、フェースクラッシャーの連続攻撃が決まり、イーグルスがマヒストラルを仕掛けてもオーマイ&ガーアンクルで切り返した。

 逃れたイーグルスはヒップアタックを自爆させ、スワンダイブ式ミサイルキックで左ヒザを射抜いた。それでも田口は丸め込み合戦に持ち込み、再びオーマイ&ガーアンクルで捕らえる。どどん狙いをイーグルスがサムソンクラッチで切り返そうとしても反転。みたびアンクルで捕らえた。逃れたイーグルスがハイキック、トラースキック、延髄斬りの波状攻撃に出ても、延髄斬りで応戦した。

 意地のエルボー合戦も田口が連打で押し込んだが、イーグルスはミドルキック連打で徹底抗戦。レッグラリアットも決めたが、次の瞬間、田口はヒップアタックで逆襲する。ヒップバット連打を浴びせ、どどんスズスロウンもさく裂。譲らないイーグルスもアサイDDTで叩きつけると、450スプラッシュを放ったが、両ヒザで迎撃した田口が首固めで丸め込む。めまぐるしい読み合いからイーグルスがターボバックパックを仕掛けたが、どどんで切り返した田口が3カウントを奪った。

 田口が前IWGPジュニア王者のイーグルスを破って白星スタートを飾った。9年ぶり2度目の優勝へ向けて「スーパージュニアはもちろん狙っていくけど、この1勝は大きい。まだまだやれるじゃない田口」と言うように手応えは申し分なしだ。

 一方で現王者に勝利したとあって、田口はジュニアタッグ王座にも照準を定めた。イーグルス&タイガーは第68代王者。この二人に勝てば、シングル王座2度目の戴冠時と同様に第69代王者に君臨することになる。「スーパージュニア期間中ではあるけれども、69代、狙っていきますよ」と宣言した田口は、「ロビー! 挑戦、挑戦いつでもどこでも。いつでもどこでもいいよ。いつでもどこでもいい。挑戦受けてもらおうか。受けてもらいましょう」と猛アピールしていた。

【田口の話】「ああー! IWGPジュニアタッグ王者第68代、ジュニアタッグ王者ロビーからワン・ツー・スリー。スーパージュニアはもちろん狙っていくけど、この1勝は大きい。ジュニアタッグ、ロビー。改めて、この場を借りて、スーパージュニア期間中ではあるけれども、(IWGPジュニアタッグ王者)69代、狙っていきますよ。狙っていくよ、ロビー! 挑戦、挑戦いつでもどこでも。いつでもどこでもいいよ。いつでもどこでもいい。挑戦受けてもらおうか。受けてもらいましょう。ジュニア…視界が開けたね、69代…ジュニアタッグ。スーパージュニア、しかも相手は前IWGPジュニアチャンピオン。まあ、やれるじゃない。まだまだやれるじゃない田口。まだまだやれるんじゃないですか? はい。シングルチャンピオンも見えてきたね。ジュニアチャンピオンはもちろんシングルチャンピオンも見えてきたよ。オイオイオイオイオイ。若者たちよ、若者たちよ。まあこの1勝で調子こくのもなんだけど。若者たちよ、文句ばっかりたれて、オッさんに足元すくわれるぞー。気を引き締めてかかれ!」

【イーグルスの話】「最後にバックステージでコメントをしたときは、泣いてて何も言えなかったけど、感情をコントロールできなくなるくらい俺にとってジュニアのベルトは大事だったってことだ。大阪での試合のあとデスペラードとのタイトルマッチについて語りたかったけど、できなかった。ギブアップで負け、王座から陥落した事実が受け止めきれなかった。クソ、今日開幕戦ではいい結果を残して、ここでコメントできると思ってたのに。過去2年間のスーパージュニアは勝ち星スタートだったし、タグチには毎年勝ってたのに、どこで間違えたんだろう? でも俺はまだ(タッグ)チャンピオンだ。もう“BOBBY 2 BELTS"ではないが、“BOBBY BULLETS"だ。タグチを撃ち落としてやるつもりだったのに。運も尽きてしまったようだ。タグチに笑うように言われて、逆にムカついたよ。いつもならタグチのふざけたやり口に乗せられても、こんなにムカつくことはないんだけど、今日は完全にカッとして頭に血が昇ってしまった。開幕戦でファンキー野郎に敗れてしまったけど、俺は必ずこのBOSJを優勝する。タッグ王者の俺がこのシングルのトーナメントも必ず制覇する。(シングル)チャンピオンとして参戦して、みんなに追われる立場でありたかった。昨年の優勝者のヒロムでも、現王者のデスペラードでもなく、トップに立つべきはこの俺だ。今年は俺も含めて外国人選手は2人だけ。振り返ると去年の外国人選手は俺だけだった。3度目の出場となる今年は絶対、俺の年にしてみせる」

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