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11/23【全日本】15周年・ゼウスが所属として最後の大阪凱旋 宮原と「感謝」の握手

『2021世界最強タッグ決定リーグ戦〜ARROW浪速店presents ゼウス デビュー15周年記念大会〜』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2021年11月23日)
ゼウス デビュー15周年記念試合 ○ゼウス&ボディガー&イザナギ&入江茂弘vs宮原健斗&青柳優馬&青柳亮生&ライジングHAYATO×

 ゼウスがデビュー15周年記念試合で快勝。全日本所属として最後の大阪凱旋となったゼウスはライバル・宮原と握手を交わし、感謝の意を表した。

 今年いっぱいで全日本を退団し、2022年から大阪プロレス再興を目指すゼウス。今月デビュー15周年を迎え、「全日本プロレスに対しての恩返しもかねて、ここのリングで僕の15周年をやらせてほしい」と希望して地元・大阪で記念試合に臨んだ。

 パートナーはボディガー、イザナギ、入江の盟友3人。宮原率いるNEXTREAMと激突したゼウスは記念試合で花を持たせまいとする宮原らの集中砲火を浴びて劣勢に。それでも宮原相手に逆水平やフライングバイセップスエクスプロージョンで一矢報いて地元ファンを喜ばせた。

 終盤は混戦模様となったが、ゼウスは両腕バイセップスエクスプロージョンで亮生とHAYATOをまとめてなぎ倒すと、バイセップスエクスプロージョンでHAYATOを吹き飛ばす。すかさずチョークスラム、ジャックハマーのフルコースで3カウントを奪った。

 ゼウスが15周年記念試合に快勝。全日本所属として最後の地元凱旋を勝利で飾った。「こうやってこれまで15年間プロレスを頑張ってこれたのも、皆様が応援してくださったおかげです」と感謝したゼウスは「来年からは大阪プロレスの社長として、この日本プロレス界をもっともっと盛り上げてまいります」と誓うと、「わっしょい!」三唱で締め。バックステージでも「僕が全力疾走するんでみとってください。必ず成功するんで。自信は満ちあふれてます」と来年からの大阪プロレス再興へ向けて言い切ってみせた。

 試合後のリング上では宮原から右手を差し出されて握手と抱擁を交わした。二人はこれまで三冠ベルトをかけて何度も激闘を繰り広げてきた。ここ大阪の地でゼウスが三冠王座初戴冠を果たした時の相手も宮原だった。「ゼウスと言えば本当に宮原健斗選手がおってこそやってこれた全日本だった」というゼウスにとってライバルの一人。ゼウスは「彼に対しては正直、リングの上ではバチバチやり合いますけど、感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を表した。

 全日本所属としてのラストマッチは12・16後楽園大会。残り1ヵ月をきったが、ゼウスはこの日みせた全力ファイトで駆け抜ける。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「まぁこれで15周年、一つの区切りとなったわけですけど、ここで終わりじゃなく、ここからが真の意味で僕の始まりやと思ってるんで、一歩一歩、歩んでまいります。これまでと同じく、プロレスに対して真摯に取り組んでいこうと思っておりますので、応援よろしくお願いします」

――全日本所属として最後の大阪凱旋となったが?

▼ゼウス「コロナ禍やったんですけど、コロナも終わりかけてるんでね。ここからまたプロレス界が満員御礼の時代がきて、声援を出せるようになって、盛り上がっていけることを願ってます」

――リング上で宮原と握手を交わし、抱き合ったが?

▼ゼウス「本当にたくさんのライバルに恵まれてね、こうやって全日本プロレスでやってこれたんですけど、ゼウスと言えば本当に宮原健斗選手がおってこそやってこれた全日本だったんで。彼に対しては正直、リングの上ではバチバチやり合いますけど、感謝の気持ちでいっぱいです」

――来年の大阪プロレス再開に向けていい弾みになりそう?

▼ゼウス「そうですね。この15周年は大阪プロレスのためにやったんではなく、全日本プロレスに対しての恩返しもかねて、ここのリングで僕の15周年をやらせてほしいとお願いしたんです。こうやってコロナ禍の中では満員でできたことに本当によかったと思ってますね。もちろん大阪プロレスは弾みどうこうじゃなくて僕が全力疾走するんでみとってください。必ず成功するんで。自信は満ちあふれてます」

――全日本で一番の思い出は?

▼ゼウス「今朝も実はその試合見てきたんですけどね。2018年の10月21日、横浜文化体育館で僕が三冠ベルト持ってる時に宮原健斗選手に挑戦されて負けた試合ですね。あれが自分の中で、全日本の中でのベストバウトと思ってるんで。今朝みて今日の試合に対する闘志を燃やしてきました。勝つ負けるっていうよりも、どういう試合をするか、どういう生き方をするか。それこそ人生やと思うんで。試合が一つの人生と例えても内容がどういうものであるか」

――全日本で学んだことは?

▼ゼウス「一番はファイティングスピリットですね。秋山準さんに叩き込まれたんで。秋山さんがいての全日本プロレスでもあります。そのファイティングスピリットを持て、闘志を持てと。だから今日もどんだけ闘志を燃やすか。いつもやられながらも闘志を燃やしてやってきたつもりですね」

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