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1/2【全日本】50周年イヤー幕開けで北斗が児玉とアジアタッグ戴冠 「全日ジュニアを日本で一番のジュニアにしてやる」

『2022 NEW YEAR WARS』開幕戦 東京・後楽園ホール(2022年1月2日)
アジアタッグ選手権試合 ○大森北斗&児玉裕輔vsT-Hawk&エル・リンダマン×

 50周年イヤーとなった2022年オープニング興行のメインで北斗が児玉とのTOTAL ECLIPSEタッグでT-Hawk&リンダマンを破ってアジアタッグ王座を奪還。「この全日本ジュニアを、50周年の当日まで日本で一番のジュニアにしてやるよ」と志高く誓ってみせた。

 北斗は昨年暮れ、児玉とともにJr.TAG BATTLE OF GLORYに優勝。アジアタッグ挑戦を表明し、この日の年頭決戦でT-Hawk&リンダマンの持つ最古のベルトに挑んだ。

 会見での舌戦の続きとばかりに両軍は熱戦を繰り広げた。チーム力はやはり王者組が上。T-Hawkの場外ブレーンバスターでダメージを負った北斗が劣勢となり、児玉がドロップキックやダイビングエルボーで立て直しに出ても、T-Hawkのネックハンギングボムで止められてしまう。それでもドロップキックで応戦したものの、ケルベロスを後頭部に食らった。

 それでも北斗と児玉はリンダマンに合体ダイアモンドカッターを決めたが、北斗がローンバトルに追い込まれ、T-Hawkのブレーンバスター、リンダマンのダイビングボディプレスと連続攻撃を浴びた。さらにT-Hawkのウラジゴク、リンダマンのジャーマンが立て続けに決まった。

 ピンチを迎えた北斗だったが、王者組の合体技AKACHOCHINを食い止めると、児玉がスパニッシュフライでリンダマンをコーナー上から叩き落とす好フォローに出た。さらに児玉がプランチャでT-Hawkを分断し、「北斗!」と叫んで託すと、応えるように北斗もドラゴンスープレックス、無想一閃と大技を重ねてリンダマンから3カウントを奪った。

 #STRONGHEARTSがついに陥落。北斗&児玉がアジアタッグ王座奪取を果たした。特に北斗は50周年イヤーの幕開けで新風景をもたらしてみせた。この日、三冠王者ジェイク・リーの欠場という緊急事態に見舞われたが、それを忘れさせるような戴冠劇。北斗は「ジェイクさんにはちょっと申し訳ないけど、プロレスの神様はきっと俺と児玉さんのこの姿をメインで見せたかったと思うんだ。神様もきっと俺のファンなんだろうな。もちろんこの世で大森北斗のことを一番好きなのはこの俺、大森北斗だ」とナルシストぶり全開で吠えた。

 そして北斗は全日ジュニアの現状に言及し、「明日、世界ジュニアのタイトルマッチがあるっていうのに、まったく盛り上がってない」とバッサリ。そこで「全日本ジュニアこのままで大丈夫かってみんなちょっと思ってるかもしれないけど、それは絶対大丈夫。なぜなら全日本ジュニアには俺がいるからだ!」と豪語してみせた北斗は「今、どん底にいるこの全日本ジュニアを、50周年の当日まで日本で一番のジュニアにしてやるよ、俺が」と決意表明してみせた。

 バックステージでも「俺がこの全日本ジュニアの中心になって盛り上げていく」と宣言した北斗。他の全日ジュニア勢を酷評したうえで「全員今の俺には絶対に勝てないぞ。いいか、断言する。今の俺は最高に強い」と断言した。その自信を胸に、北斗は50周年イヤーの今年、全日ジュニアの中心を目指す。

【試合後の北斗&児玉】
▼児玉「ビール飲む? ビールあるよ」

▼北斗「見ただろ? 今日、GLEATのトップチームから俺と児玉さんが勝って、このベルトを譲り受けたんだ。正直、あんな他団体の2人なんか好きでもなんでもねえけど。むしろ、ああいうのはメッチャ嫌いだけど。でもさ、世界ジュニアのベルトと違って、ベルトの価値を落とさず…いや、むしろここまで上げてくれたのは間違いなくあの2人だから。そこだけはちょっと感謝しようかなって思いますよ。そして、俺がリング上で言ったこと。俺がこの全日本ジュニアの中心になって盛り上げていくから。まず、佐藤光留。お前、全日本ジュニア、全日本ジュニア言うくせに、自分の自主興行のことばっか考えて、全然全日本で中心に来ないな。その相方のアホは挙げ句の果てに稲作か。NEXTREAMのアホひとりも、他団体の準レギュラー、準レギュラーなんか言ってさ。言っておくけど、お前が準レギュラーになろうとしている団体のトップを今日、俺が倒したんだ。多少他団体に出たからって、そんなもんに価値はねえぞ。その相方の金髪はなんもしてこなかったくせに優遇されて、2団体所属になれてよかったな。他に名前が出なかったヤツらは論外だ。いいか。テメェら全員、今の俺には絶対に勝てないぞ。いいか、断言する。今の俺は最高に強い。まあ、お前らはクソだけど、俺が盛り上げてやっから安心しろ」

▼児玉「飲もう」

※腕を交差させてビールを飲むと

▼児玉「よし。じゃあ、2022年も頑張りましょう」

▼北斗「やっちゃいましょう!」

▼児玉「ありがとうございました!」

▼北斗「100回防衛、100回。100回防衛してやるよ」


【試合後のT-Hawk&リンダマン】
▼T-Hawk「おい、2022年一発目。リン、ベルトはどこだ、ベルトは? 俺らのベルト」

▼リンダマン「なんで一番弱いヤツに負けた? 今までの挑戦者の中で」

▼T-Hawk「ええ…。お前、俺はわざわざ寅年だから、今日は虎のコスチュームで来てるのによ。どうしてくれるんだ、お前」

▼リンダマン「やっぱ林より大森。木が1本多い。その差が完全に出ました。正月ボケと、二日酔いどころか、十日酔いぐらいのことと、年末のダメージと。全てが重なって、2022年最悪のスタートに。チクショー…」

▼T-Hawk「こうなったらどうする?」

▼リンダマン「わかるだろ? こうなったらどうするか。1つしか答えはないんだ」

▼T-Hawk「なんだ?」

▼リンダマン「GLEATするか、しないか」

▼T-Hawk「そうだな」

▼リンダマン「もちろん2022年もみんなでGLEATしようぜ」

▼T-Hawk「しようぜ。帰るぞ」

▼リンダマン「チクショー」

▼T-Hawk「お前油断するなよ…」

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