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1/8【新日本/NOAH】新日本×ノア全面対抗戦スタート 若手対決はバチバチドロー、第0試合から熱気充満

『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』神奈川・横浜アリーナ(2022年1月8日)
△藤田晃生vs矢野安崇△

 新日本vsノア対抗戦は若手対決で幕開け。藤田と矢野がバチバチのせめぎ合いを展開し、痛み分けに終わった。

 ついに新日本vsノア対抗戦が開戦。藤田と矢野の若手対決で幕を開けた。19歳の藤田は昨年8・24後楽園大会、21歳の矢野は2020年10・28後楽園大会でデビュー。ともに愛媛県出身(藤田が新居浜市、矢野が今治市)で年齢もキャリアも近い二人が団体の看板を背負って対戦した。

 ともにレスリング出身とあってグラウンドでのポジション争いを展開。藤田が巻き投げからのアームロックで絞め上げれば、逃れた矢野も巻き投げからのアームロックで応戦。ハンマーロック、チキンウイングアームロックで絞め上げた。

 先手を取られた藤田だったが、離れ際の張り手で反撃。負けじと矢野は馬乗りになってエルボーを連打して譲らず。張り手もお返しし、再びチキンウイングアームロックで捕獲。高速ブレーンバスター、ダイビングボディアタックで攻め立てて一日の長をみせつけた。

 このまま終われない藤田はドロップキックを連発して反撃を開始。左右のエルボーを連打して矢野をねじ伏せた。逆エビ固めを矢野がサムソンクラッチで切り返しても、ドロップキックを突き刺し、雄たけびを上げるや改めて逆エビ固めで捕らえた。

 矢野も意地でロープにたどり着き、エルボー合戦に持ち込んだ。ともに連打を打ち合うと、藤田がドロップキックをさく裂。再び逆エビ固めで捕らえた。残り30秒。ピンチを迎えた矢野だったが、意地でもギブアップせず。タイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 バチバチの若手対決はともに譲らず時間切れドロー。激しい気持ちのぶつけ合いをみせた二人に場内から惜しみない拍手が送られた。試合後も両者は額を押しつけてにらみ合い、互いの顔面を張り飛ばした。「自分は、別に、プロレスリング・ノアの選手や、プロレスリング・ノアのことを嫌いとか、そんな感情はありません。でも! 新日本プロレスは、日本で一番の、世界で一番の団体です。そこは何があっても譲らないです」と新日本所属としての誇りをむき出しにした藤田は「矢野安崇! いつかどこかで、もう一度、俺と勝負しろ! 必ず、俺が勝ちます!」と将来の決着を見据えた。一方、矢野はキャリアが上とあって「今日だけは、どうしても勝ちたかったです」と悔しさをむき出しにしていた。

【藤田の話】「自分は、別に、プロレスリング・ノアの選手や、プロレスリング・ノアのことを嫌いとか、そんな感情はありません。でも! 新日本プロレスは、日本で一番の、世界で一番の団体です。そこは何があっても譲らないです。矢野安崇! いつかどこかで、もう一度、俺と勝負しろ! 必ず、俺が勝ちます! ありがとうございました!」

【矢野の話】「クソーッ!(※と、天を仰ぎ両手で顔を覆う)今日だけは、どうしても勝ちたかったです」

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