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5/1【新日本】アンダーソン&ギャローズが電撃帰還 NEVER戴冠のタマを襲撃

『WRESTLING DONTAKU 2022』福岡PayPayドーム(2022年5月1日)
NEVER無差別級選手権試合 ○タマ・トンガvsEVIL×

 タマが怨敵・EVILを破ってNEVER王座を奪取。試合後、6年ぶりの新日本帰還を果たしたカール・アンダーソン&ドク・ギャローズが襲撃し、新王者に宣戦布告した。

 4・9両国大会でヒロムを返り討ちにしたNEVER王者・EVILの前に、次なる挑戦者として現れたのがタマだった。HOUSE OF TORTUREによってBULLET CLUBから追放され、煮え湯を飲まされてきたタマは試合後のEVILを襲撃。「お前に散々やられた恨みを晴らす。リベンジだ!」と怒りの挑戦表明を放ってこの日のNEVER戦が決まった。

 タマは入場してきたEVILを花道で襲撃して出鼻をくじいたが、セコンドのディック東郷に気を取られたスキに、EVILが場外でのフィッシャーマンを敢行して逆転。コーナー金具ホイップ攻撃、ラリアットでタマを防戦一方に追い込む。タマもブレーンバスター合戦を制し、ドロップキック連射で挽回。介入を狙う東郷を返り討ちにすると、トンガンツイストもさく裂させたが、EVILはレフェリーを盾にして追撃を阻止。ラリアットを叩き込んで主導権を奪い返した。

 首斬りポーズをみせたEVILは一気にEVILを狙ったが、タマも決めさせない。デスバレーボム、ダイビングボディプレスの猛反撃に出ると、ガンスタンが不発に終わっても、EVILのローブローを阻止してシャープシューターを仕掛けた。が、EVILが食い止めると、東郷が場外からのイス攻撃をお見舞い。すかさずEVILがダークネスフォールズで叩きつけ、Scorpion Deathlockを仕掛けた。

 タマも意地で食い止め、起死回生のラリアットで逆襲。シャープシューターで捕らえた。ここでゴングが鳴ったが、これは東郷が鳴らしたもの。タマが勝利を勘違いするのも無理はなく、そのスキを突いたEVILがレフェリーと交錯させると、東郷とのマジックキラーを敢行。GODの得意とするスーパーパワーボムを予告したが、邪道が竹刀攻撃で食い止め、レフェリーをリングに戻す好フォロー。応えたいタマはガンスタンとEVILの読み合いを展開。EVILはレフェリーとの誤爆を狙ったが、タマはリープフロッグで鮮やかに回避すると、電光石火のガンスタンをさく裂。EVILから3カウントを奪った。

 タマが怨敵・EVILを破ってNEVER王座を奪取。新日本におけるシングル王座初戴冠を果たした。邪道と抱き合って喜びを爆発させたのもつかの間、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズが乱入してきた。マジックキラーで邪道を蹴散らすと、アンダーソンはタマに馬乗りになってパンチを連打。マジックキラーの構えを見せると、ロアが救出に飛び込んだが、ギャローズがネックハンギングボムで返り討ち。アンダーソンはNEVERベルトを掲げて勝ち誇ると、ベルト上へのガンスタンを敢行してタマをKOした。

 2016年2月に新日本を離れてから6年3ヵ月。アンダーソン&ギャローズが新日本帰還を果たした。「世界中のみんなが俺たちが最強のタッグチームだってことを認めてるんだ。WWE、AEW、IMPACT、ニュージャパン、全ての団体でその実力を証明してきた」と豪語したアンダーソンは「タマ、その俺が次にいただくのはNEVER無差別級のベルトだ」と通告していた。

【タマの話】「EVILの野郎を倒してレフェリーから勝ち名乗りを受ける前に襲撃をしかけてくるとはな。カール、お前にできるのはそれくらいか? そんなもんか? 背後から俺を刺すことしかできないのか? もしそうだとしたら、お前なんか俺が相手にする顔でもない。おいカール、お前が離れてから俺はうんと変わった。周りのヤツらを蹴散らして必死に這い上がってきた。自分の力だけを頼りにここまでやってきたんだ。俺のホーム(リング)に土足で殴り込みをかけにきたのか? そうだ、ここは俺のホームだ! 俺からのこのベルトを奪えると思ってるのか!? 今までお前が上がってきた他所の団体のヤツらとは比べものにならないくらいの力でお前をぶっ倒してやるよ。カール、俺はあいつらなんかとは次元が違う。カール、俺は誰よりもタフだ! お前の隣に立ってる妖怪(ギャローズ)なんか痛くも痒くもない。その気になればいつだって俺一人でぶっ潰せる。だが、カール、まずはお前だ。お前を破壊して真っ二つにしてやる。お前なんか顔じゃない」

【アンダーソン&ギャローズの話】
▼アンダーソン「タマ・トンガ……(ビールを開けて乾杯)ワォ、日本のビールは強いな。タマ・トンガ、この1年間散々好き放題言ってくれたな。俺に振り向いて欲しくてツイッターで色々呟いてたよな。でも俺は一度だって反応しなかった」

▼ギャローズ「一度もな。スーパースターのお前が相手にする必要はない」

▼アンダーソン「お前みたいな子供っぽいやり方には乗らない。ここフクオカは俺たちBULLET CLUBが始まった場所だ。タマ、お前ははグッドブラザーズの本気ってものを分かっていないようだ。もう世界中のみんなが俺たちが最強のタッグチームだってことを認めてるんだ。WWE、AEW、IMPACT、ニュージャパン、全ての団体でその実力を証明してきた。タマ、その俺が次にいただくのはNEVER無差別級のベルトだ」

▼ギャローズ「お前、間違ってあっち(NEVER6人タッグ)のベルトを持っただろ。まぁ大したことじゃないが。言いたいことはあいつのベルトはこいつがいただく」

▼アンダーソン「何億も稼いできた俺からすれば、どのベルトも同じようなもんだ。タマ、お前は"マシンガン"が誰か分かってるのか? 俺はタッグだけじゃない。シングルでも世界最高のレスラーだ」

▼ギャローズ「あくまでも"世界最高のレスラーの一人"な」

▼アンダーソン「俺はこれまで日本のリングに上がってきた中で最強の外国人レスラーだ。タマ・トンガはそのことを分かってるのか? (報道陣に)オヒサシブリデス。俺がいなくて寂しかったか?」

▼ギャローズ「(報道陣に)タマ・トンガって頭悪いのか?」

▼アンダーソン「タマ・トンガはバカ! BULLET CLUBは今まで以上に強くなった。(BULLET CLUB)ハッピーバースデー」

▼ギャローズ「ハッピーバースデー」

▼アンダーソン「俺がビールを飲んでるところをオクサンの目に入らないようにしてくれよ。ビールを飲むと怒られるんだよ。でも今日はめでたい日だからな。タマ・トンガ、覚悟しろよ」

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