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5/21【新日本】石森がゼイン撃破で無傷3連勝 初Vへ宣言「より高いレベルでやっていく」

『BEST OF THE SUPER Jr.29』青森・新青森県総合運動公園 マエダアリーナ・メインアリーナ(2022年5月21日)
Aブロック公式戦 ○石森太二vsアレックス・ゼイン×

 石森が元WWEのゼインを破って無傷の3連勝。新日ジュニア勢に苦言を呈したうえで「より高いレベルでやっていく。そして! その頂点に俺が立ってやるよ」と宣言した。

 史上3人目のIWGPジュニア王者の優勝を狙う石森は盤石そのもの。ここまでYOH、田口を撃破して王者の実力を示してきた。開幕戦に続く2度目のメインとなったこの日の4戦目は元WWEのゼインと対決。ともに2連勝中で星を潰し合う形となった。

 先手を取ったのはゼイン。のっけからコーナーバックスプラッシュ、スリングショット、その場飛びキリモミ式セントーンの波状攻撃に出た。機先を制された石森はエプロンでセントーンアトミコを被弾。イスで殴りつけられたが、カウンターの低空ドロップキックでイスに激突させ、ゼインの左腕にダメージを与えると、ここから石森はあの手この手の腕攻めで試合を支配。Yes Lockで絞め上げた。

 耐えたゼインはラリアットやローリングギロチンドロップで反撃を開始。ドラゴンラナも決めた。石森が左腕にコードブレイカーを決めても、ミスティカ式で飛びついたところをサイドバスターで豪快に切り返した。

 石森もシナモンツイストを自爆させて九死に一生。Bone Lockで捕らえた。ゼインが逃れてもサイファーウタキで追い討ちをかけ、ブラディ―クロスが不発に終わっても、ゼインに反撃を許さず。最後はミスティカで飛びつくやBone Lockで捕らえてギブアップに追い込んだ。

 石森がゼインを破ってスーパージュニア3連勝。史上3人目の王者による優勝へまた一歩前進した。「さすが世界最高峰の団体にいただけあって、全てを兼ね備えたレスラーだ。そんな奴がこのスーパージュニアに出てくれた。それだけで俺たちのレベルは格段に上がる」とゼインを称えた石森だが、スーパージュニアの現状に不満があった。

 「これまでの大会、メインを締めてきたのは誰だ? 俺にデスペにヒロムだろ? 何回この状況にさせるんだよ!」。そう問題提起した石森は「今回出ている初参戦、初出場組のヤツらと外国人のヤツらは序盤で確かに爪痕を残しているぞ。それに比べ、若干だけどな、今既存のヤツら、なんか置いていかれるぞ? 埋もれるぞ? 世界最高峰のジュニアの祭典やってんだよ。俺たちは」と厳しい口調で新日ジュニア勢に苦言を呈した。

 確かにここまでメインを張ってきたのは石森、ヒロム、デスペ。そしてこの3人は無敗をキープしている。ゲキを飛ばした石森だが、よそ見する間もなく、さらに突き進むつもり。4戦目は5・24後楽園大会で、奇しくも標的とした新日ジュニア勢の一人であるSHOと対決する。試合後、「俺を見ろ。俺がジュニアの強さと凄さを見せつけてやるよ」と改めて宣言した王者は「より高いレベルでやっていく。そして! その頂点に俺が立ってやるよ」と誓ってみせた。

【石森の話】「アレックス・ゼイン、さすが世界最高峰の団体にいただけあって、全てを兼ね備えたレスラーだ。そんなヤツがこのスーパージュニアに出てくれた。それだけで俺たちのレベルは格段に上がる。でもよ、これまでの大会、メインを締めてきたのは誰だ? 俺にデスペにヒロムだろ? (※語気を強めて)何回この状況にさせるんだよ! それはヒロムも土下座するわ、ファンタズモも才能は活かされないわ、デスペも頭打ちするって言うわ。今回出ている初参戦、初出場組のヤツらと外国人のヤツらは序盤で確かに爪痕を残しているぞ。それに比べ、若干だけどな、今既存のヤツら、なんか置いていかれるぞ? 埋もれるぞ? 世界最高峰のジュニアの祭典やってんだよ。俺たちは(※ことさらに声を張り上げて)より高いレベルでやっていく。そして! その頂点に俺が立ってやるよ」

【ゼインの話】「イシモリ…俺は食べることが大好きだ。(※傷ついた唇を見せながら)だから食べれなくしてやろうと口を攻撃して来たのか? イシモリ、お前は俺に傷をつけることも、バラバラにして殺すことも出来る…。だがお前は俺のファイティングスピリットだけは壊せない。お前がズルをしようが、血が出るほどに攻撃してこようが構わない…。でもいつかお前を生きたまま食ってやる。イタダキマス!」

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