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9/21【NOAH】逆転二人抜き!YO-HEYがHAYATA粉砕のイリミ戦決勝打で奪取弾み 吉岡は左ヒザ大ダメージ

『N Innovation』新宿FACE(2022年9月21日)
イリミネーションマッチ ○YO-HEY&小峠篤司&吉岡世起vs小川良成&クリス・リッジウェイ&HAYATA×

 ジュニア主体興行『N Innovation』メインを飾ったイリミネーション戦で、GHCジュニア次期挑戦者・YO-HEYが1対2の絶望的状況を覆して王者・HAYATAを撃破。最後の前哨戦を制して王座奪取へ弾みをつけたが、ジュニアタッグ挑戦を控える吉岡は左ヒザに大ダメージを負って暗雲が垂れこめた。

 9・25名古屋大会のGHCジュニア王座戦「(王者)HAYATAvsYO-HEY(挑戦者)」、同ジュニアタッグ王座戦「(王者)小川&リッジウェイvs小峠&吉岡(挑戦者)」に向けたW前哨戦。STINGERの王者トリオと、ジュニア正規軍の挑戦者トリオがイリミネーション戦で最後の前哨戦を行った。

 序盤からSTINGERが猛攻。小川&リッジウェイが吉岡を捕まえ、小峠が巻き返してもリッジウェイが丸め込みを巧みに切り返して先制の3カウント。

 その後も小川&リッジウェイは息ピタリのヒザ殺しで、吉岡がテーピングで固めている左ヒザを痛めに痛め抜くと、特にリッジウェイは場外でイスを使って残酷にヒザを痛めつけ、吉岡のうめき声ばかりが響く展開に。それでも吉岡は4の字を狙う小川の顔面を下から蹴り上げて一発KOし、2対2の五分に戻してみせたものの、すぐさまリッジウェイにシューズを脱がされる非情アンクルを仕掛けられて無念のギブアップ負けを喫し、ジュニアタッグ戦へ代償を背負った。

 正規軍サイドはついにYO-HEYひとりに。なす術もなくHAYATA&リッジウェイの“リンチ"に遭う絶望的な状況に追い込まれたものの、リッジウェイをカウンターの顔面G一撃3カウントで葬ってHAYATAとの一騎打ちに持ち込んだ。

 やはりダメージ引きずって圧倒的劣勢だったが、顔面Gをキャッチされても、即座にコードブレーカー式にチェンジする機転をみせる。HAYATAもダイブ式の顔面Gを避けるや、403インパクトで叩きつけたものの、屈さぬYO-HEYも追撃を切り抜けてトラースキックを叩き込むや、ドロップキックで顔面をピンポイントに打ち抜いて3カウントまで持ち込んでみせた。

 絶望的状況を跳ね除ける“二人抜き"、しかも王者・HAYATA直接粉砕で最終前哨戦に勝利。こだわりのN Innovationメインで歓喜のマイクを握ったYO-HEYは「今日はご来場、本当に本当にありがとうございました。皆さんの声援のおかげで、STINGERとの全面戦争、勝つことができました!」と活況の客席を見渡しながら感謝。「みんなの声援があれば25日のタイトルマッチ、タッグは小峠さん&吉岡、シングルはYO-HEY! 必ず奪取できると確信に変わりました。そして俺たちがベルトを獲って、このノアジュニアをもっともっと素晴らしいものに創り変えていきます!」と大拍手を力に換えながら誓いを立てた。

 「ラストチャンスのつもりで」臨む名古屋でのGHCジュニア挑戦。盟友から宿敵へと変わったHAYATA攻略、そして悲願のシングル初戴冠へ「あいつもジュニアのメチャクチャ強いチャンピオンや。タイトルマッチまでに凄い試行錯誤して挑んでくると思うから、自分ももっともっとグレードアップして取り組んでいかないと、あのベルトには届かないっていうのはわかって」とYO-HEYは勝って兜の緒を締め直した。

【試合後のYO-HEY&小峠】

▼YO-HEY「小峠さん、ありがとうございました」

▼小峠「逆にすまんかった。申し訳なかった」

▼YO-HEY「とんでもない。今、ちょっと吉岡は治療に行ってしまったけど、吉岡のあのやられても負けない死んでない目。あの目が最強に自分自身にパワーを与えてくれて、最後ああいう風に勝つことができたっていうのもあるし、本当に今日来てくれたファンの皆さんが凄い温かく自分たちを応援してくれている姿っていうのも、試合中にもかかわらず凄い伝わってきたし、本当に感謝しかない。タイトルのこと1ついいですか。昨日の調印式、チャンピオンのHAYATAよ、言っとったな。試合中に顔面G、ドロップキックしてこいって。今日、その言葉の通りやってやったぞ。やってやってどうだ? 3つ俺から奪われてどうや? まあもちろん、今日は上手くいったかもしらんけど、あいつもジュニアのメチャクチャ強いチャンピオンや。タイトルマッチまでに凄い試行錯誤して挑んでくると思うから、自分ももっともっとグレードアップして取り組んでいかないと、あのベルトには届かないっていうのはわかっているから。名古屋、本当に皆さんよろしくお願いします。ねえ、小峠さん? 小峠さんは吉岡と」

▼小峠「今日は本当にチームメイトに試合は助けられたなって。ちょっと自分でカッコ悪いなって。今、結構吉岡が追い込まれているんで、25日本番は自分が全部バックアップします。今日、大会に来る前にあたって、ファンの皆さんにも助けられましたし、凄いチームメイトにも、今日メインイベントに上がった3人だけじゃなくて、アレハンドロにも原田にもいっぱい助けてもらって。今日のYO-HEYなんかも本当にファンの味方を作って、精神的にもかなり充実して出来上がったし、あとないものは本当にタイトルだけなんで。こうやっていろいろノアジュニアからノアを盛り上げていく形で、やっぱり俺たちがタイトルを取って、俺たちがノアのジュニアのチャンピオンだというのを示していこうと思ってますんで。25日はバッチリ決めます」

▼YO-HEY「バッチリいきましょう」

※2人で拳を合わせると

▼小峠「N Innovation、集まってくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからもどんどん盛り上げていきます」

▼YO-HEY「ありがとうございました」

プロ格 情報局