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10/6【DRAGONGATE】ウルティモが惜別の卍固め披露 猪木さんへ「感動をありがとうございました」

『THE GATE OF VICTORY 2022』東京・後楽園ホール(2022年10月6日)
○吉田隆司&問題龍&パンチ富永&ヨースケ・サンタマリアvsウルティモ・ドラゴン&ドン・フジイ&堀口元気&このまま市川×

 ウルティモが惜別の思いを込めてアントニオ猪木さんばりの卍固めを披露。「たくさんの夢、勇気、そして感動をありがとうございました」とメッセージを送った。

 今月1日に死去した猪木さんはウルティモにとってファン時代から憧れていた存在だった。身長が小さかったため入門こそ認められなかったが、新日本の道場で練習を積んでからメキシコに渡ってデビュー。新日本、IGFに出場するなど猪木さんとも接点があった。

 この日、ウルティモはフジイ&堀口&市川と組んで、吉田&問題龍&富永&マリアと対戦。序盤は相手チームにペースを握られてしまったが、ウルティモが登場すると流れは一変。キックのコンビネーションやショルダースルーで富永を圧倒する。そして、猪木さんを思わせるコブラツイストで絞め上げると、卍固めも披露した。

 試合は吉田にパワーボムを狙われた市川が投げられる前にギブアップするというまさかの幕切れとなったが、マイクを持ったウルティモは「本日もたくさんのご来場ありがとうございます。本当は皆さんにたくさんたくさんお話ししたかったんですけど、さきほど斎藤了GMから『校長いらんこと喋らないでください』と言われたのこれで失礼します」と意味深げに語ってリングをあとに。

 バックステージで猪木さん逝去について問われたウルティモは「僕なんかは会長とは晩年のお付き合いだったんですけど、コメントっていってもね…感謝しますって人もいますけど、僕は違いますね。たくさんの夢、勇気、そして感動をありがとうございました」とメッセージを送った。

 「確実に自分が今プロレスっていう仕事にいるのはアントニオ猪木、猪木会長の存在があってのことで。会長は亡くなりましたけど、僕の心の中にずっと生きてる」とウルティモ。DRAGONGATEの前身である闘龍門では理事を務めるなど深い繋がりのあった落語家の三遊亭円楽さんも9月30日に亡くなったばかりとあって、「さすがに二日続けて、ちょっと頭の中が混乱して整理がつかないっていうか。なるべく考えないように考えないようにと思ってますけどね。今までお二人ともいて当然みたいな方じゃないですか。でも実際もうお会いできないと思うと寂しいですよね。感動をありがとうございました」と喪失感を口にした。

【試合後のウルティモ】
――猪木さんが亡くなられたが、ウルティモ選手の中でもたくさんの思い出があるかと思うが?

▼ウルティモ「僕は直接のお弟子さんでもないですし、もっともっと深い関係の人がいると思うんですけど、僕なんかは会長とは晩年のお付き合いだったんですけど、コメントっていってもね…とりあえず1ヵ月あっても話しきれない。感謝しますって人もいますけど、僕は違いますね。たくさんの夢、勇気、そして感動をありがとうございました。確実に自分が今プロレスっていう仕事にいるのはアントニオ猪木、猪木会長の存在があってのことで。会長は亡くなりましたけど、僕の心の中にずっと生きてるんで。これからも生き続けて…ちょっとビックリしました」

――猪木さんばりのコブラツイスト、卍固めを使ったが、どんな思いで?

▼ウルティモ「ちょっとコブラツイストは使ってるんですけど、卍固め、実は素顔でやってた時よく使ってたんですけど。あの方が自分の子供の頃、全盛期で。あんな人は出てこないですね。いろんなお話をしていただいて勉強になったしね。プロレスの試合なんで猪木会長の話なんですけど、会長と同じぐらい三遊亭円楽師匠。さすがに二日続けて、ちょっと頭の中が混乱して整理がつかないっていうか。なるべく考えないように考えないようにと思ってますけどね。今までお二人ともいて当然みたいな方じゃないですか。でも実際もうお会いできないと思うと寂しいですよね。感動をありがとうございました。お二人とも闘病が長くてつらい思いされてたと思うんで、ようやく痛みからも解放されてると思うんで、ゆっくりしていただきたいですね」

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