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10/6【DRAGONGATE】NATURAL VIBESが4番勝負制す Ben-KがラップでKzyに惨敗も3WAY6人タッグ戦決定

『THE GATE OF VICTORY 2022』東京・後楽園ホール(2022年10月6日)
NATURAL VIBES vs Z-Brats シングル4番勝負第4戦 ○U-TvsKAI×

 U-TがKAIから逆転勝利を挙げ、NATURAL VIBESがシングル4番勝負でZ-Bratsに勝利した。試合後、GOLD CLASSが登場すると、Ben-KとKzyがラップバトルで火花。Ben-Kが惨敗したものの、ユニット抗争にGOLD CLASSが加わり、11・9後楽園大会でDRAGONGATE恒例の6人タッグ3WAY戦が行われることになった。

 シュン・スカイウォーカーがKzyを「害悪」と批判したことに端を発し、抗争に突入したZ-BratsとNATURAL VIBES。9・19大田区大会ではシュン不在の状況でノーDQルールによるハードコアマッチでの全面対抗戦が行われたが、Z-Bratsが無法勝利を果たした。しかし、10・2一関大会ではU-TがH・Y・Oを破って一矢報い、今大会ではシングル4番勝負が組まれた。

 1勝1敗1分のイーブンで迎えた4戦目は、KAIとU-Tの顔合わせに。序盤から気を吐いたU-Tは矢のようなトペスイシーダを浴びせると、右腕への一点集中攻撃で試合を掌握した。しかし、KAIは場外戦に持ち込むと、パイプイスめがけてのパイルドライバーを強行。U-Tの首に大ダメージを与えた。動きの鈍ったU-Tを胴絞めスリーパーで絞め上げた。U-Tの反撃をトラースキック、延髄斬り、ラリアットの波状攻撃で鎮圧すると、「バイバーイ!」とメテオインパクトの体勢に。

 U-Tが抵抗すると、KAIは八木レフェリーとの交錯を誘い、リング上が無法地帯となった。ここぞとばかりにZ-Bratsの面々が乱入し、連続串刺し攻撃を浴びせるが、NATURAL VIBESもすぐさま連続串刺し攻撃で逆襲。Kzy&ジェイソン&KAMEIが同時トペコンヒーロでZ-Bratsのメンバーを場外に分断すると、チャンスを逃さなかったU-TがパシオンでKAIを丸め込み、逆転の3カウントを奪った。

 劇的勝利を収めてNATURAL VIBESの勝ち越しを決めたU-Tは「どうだ? こんなにバカにしてたチームに負けて、こんなにバカにしてた俺に負けて。お前らがよ、いくらバカにしたって、いくら潰しに来たって、俺たちNATURAL VIBESは俺たちの信念を持ってこのDRAGONGATEのリングに上がってるんだ」と断言。「俺たちの信念はお前たちZ-Bratsじゃ潰せなかったんだよ!」と胸を張った。

 Z-BratsのH・Y・Oもマイクで引かず「この後楽園のどうでもいい4番勝負でギリギリ勝ち越したぐらいで調子に乗るな。しかもシングルマッチなのに、お前ら最後全員乱入してきやがったな。こんなんで勝ったって言えるのか?」と自分たちの行動を差し置いて強調。「お前らはハッキリ言ってDRAGONGATE内で一番のクソだ。最下位のユニットだ。無駄に人数が多くて、試合で魅せることができないから試合前のダンスで誤魔化す」とU-Tたちを斬り捨てると、返す刀で「HIGH-ENDに至っては日本国内にHIGH-ENDのメンバー何人いるんだ? 0人? あんな機能しないユニットは今すぐ消えればいい。それと、今の一瞬だけ、Ben-Kの勢いだけで誤魔化しているチキチキクラス」と他のユニットもバッサリ。GOLD CLASSをさらに酷評しようしたが、どこからかBen-Kの「チキチキチキチキ…」とつぶやきが聞こえてきた。

 「チキチキチキチキ…」とリングに登場したBen-Kは得意の微妙なラップ調で「おい、てめぇらの4番勝負誰も興味ねえから! 今日の後楽園、GOLD CLASS主役で間違いねえから! どうでしょうか! チキチキチキチキ…」とアピール。すると、Kzyが「刻むっていうのを聴かせてやるよ」と同じくラップで呼応した。

 「こちらのユニットに入って活き活きしているかもしれねえが、毎回いちいちチキチキチキチキうるせえな。こんなにチキチキやってりゃ、いつの間にか日に日に飽きられていく状態。GOLD CLASS、お前ら大丈夫? こいつ入ってコールドなクラスみたいになっちまう寒い集団。熱いマイクは俺に任せな。エンジン全開、やってやるぜ、後楽園。お前はどうなんだ、Ben-K。どうせ最後は『俺がBen-Kじゃ』。ガキでもできる、そんなケンケンパー」。

 韻を踏んだ軽快なラップで迫られたBen-Kは「はい、どうでしょうか! はい、勝者Ben-K!」といつもの言葉を叫んだものの、Kzyになおもラップで返されるとついに沈黙。「チキ!」しか言葉が出ない。

 ここでアピール合戦に参戦したのがハルクだ。「待て待て待て。俺にも喋らせろ。何年ぶりだ? 3年ぶりぐらいに喋るぞ」と語り始めたハルクは「Ben-K。チキチキチキチキもう飽きてんだよ。お前、最近、金のバラくわえてるよな? そのバラ、全然似合わねえぞ。お前みたいなゴリラ男はバナナでもくわえとけ。いいか、バラはな、イケメンがくわえてこそ意味があるんだよ。そうだろ? 誰もが認める世界のイケメンレスラー、B×Bハルク様に似合うんじゃねえのか?」と猛アピール。金色のバラをくわえて髪をかき上げ、女性ファンを沸かせた。

 Ben-Kはまたもマイクで攻められてあ然呆然。すると、混乱状態を収めるべく斎藤了GMが姿を現し、「ハルク下がれ。もう困ってる。ラップで負けて、バラも取られて、もう何も考えられない状態だぞ」とBen-Kに助け船を出した。そのうえで「でも、Ben-K。いいじゃない? GOLD CLASSの第2章。Z-Bratsとバイブスに喧嘩売るんだな? 皆さん面白そうじゃないですか。とことんDRAGONGATEのユニット同士争ってもらおう。面白そうだから、さっそくやろうぜ。来月11月9日後楽園ホール、この3チームでDRAGONGATE名物6人タッグ3WAYやるからよ」とユニット対抗3WAY6人タッグ戦を電撃的に決定。最後に「しっかりメンバー決めとけ。チキチキチキ!」と叫んで強引に締めくくった。


☆11/9(水)東京・後楽園ホール『THE GATE OF EVOLUTION 2022』18:30開始

▼6人タッグ3WAYマッチ
NATURAL VIBES
vs
GOLD CLASS
vs
Z-Brats
※各チームの出場メンバーは決定次第発表


【試合後のKzy&清水&U-T&KAMEI】
▼Kzy「(KAMEIに向かって)よう耐えた。よくやったよ。だいぶミスマッチだったけど、お前も全然まだまだいける、いける。自信もっていこう」

▼KAMEI「ポーン!」

▼Kzy「OK!」

▼U-T「いいよ! そうそう、元気がある」

▼Kzy「やられても立ち上がるのがヴァイブスです。こっからまだまだ」

▼U-T「やってやりますよ」

▼Kzy「GOLD CLASS?」

▼清水「いいじゃないですか」

▼Kzy「いいよ、いいよ。シュンも帰ってきてねぇし、俺的には間違いねぇかな!」

▼U-T「どうでしょうか?」

▼Kzy「どうでしょうかじゃねえよ。とりあえず今日は俺たちの勝ちだ。そして来月後楽園、タッグ3WAY。これもいただこう」

▼KAMEI「ポーン! ポンポーン!」

▼Kzy「そういうこと!」

▼KAMEI「ポーン! ポーーン!」

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