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11/7【全日本】野村が宮原をフォローバックで“ミヤケンとタクヤ"誕生、合体技投入も予告 最強タッグ会見

 『2022年世界最強タッグ決定リーグ戦』へ向けた会見が7日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントトーキョーで行われ、出場全8チーム(サイラスのみ欠席)が出席。宮原健斗と大日本・野村卓矢がツイッターでフォローし合ったことで正式に“ミヤケンとタクヤ"を結成。優勝へ向けて合体技の投入を予告した。世界タッグ王者・諏訪魔はタッグ完全制覇を見据え、その先に三冠ヘビー級王座返り咲きを見据えた。

 全日本50周年イヤー2022年の最終シリーズとなるのが暮れの風物詩・最強タッグ。今年は全8チームが出場しての総当たりリーグ戦で、11・13後楽園から12・7後楽園までの8大会で公式戦が行われ、最高得点チームが優勝となる。

 9・18日本武道館大会で三冠王座返り咲きを果たした宮原は暮れの栄冠も勝ち取り、50周年イヤーを締めくくりたいところ。パートナーの野村とはこれまで組むたびにギクシャク。試合中に張り手を食らう場面も何度も見られた。

 そんな二人が最強タッグで合体することになった。そこで宮原は関係を強化するべくツイッターで野村のアカウントをフォローし、フォローバックを求めていた。野村からの反応がないままこの日の会見を迎えたが、この場で改めてフォローバックを要求。「友達になろうよ」と呼びかけると、野村も「タッグですから仕方ないですけどフォローバックします」とその場でスマホを操作して応じた。

 これには宮原も「よっしゃあ! 友達や」と大喜び。タッグチーム名“ミヤケンとタクヤ"を発表すると、「ミヤケンとタクヤは今日からスタートだ。ミヤケンとタクヤ、みんな応援してくれ。優勝しようや」と宣言し、合体技の投入も予告した。

 二人がSNS上でつながったことで、早くも変化が見られた。会見に登壇した際、距離を縮めようと宮原が抱きつくと、突き放した野村は最高男の顔面を張り飛ばした。そして冒頭で「性格に難ありというか、ちょっと気色悪い」と発言していた。しかし、会見後、同じように抱きつかれた野村はやはり突き放しはしたものの張り手を見舞うことはなかった。フォローバックしたことが野村の心境に変化をもたらしたのは明らか。「こういう場で言われたらフォローバックせざるを得ない」とは言いながらも、「これから息が合えばということで。頑張ります」と前向きな姿勢を見せた。

 諏訪魔&KONOのブードゥー・マーダーズコンビは世界タッグ王者として暮れの栄冠強奪を狙う。「公式戦すべて正々堂々戦って二人で優勝を目指していきたいと思います。世界タッグチャンピオンの権威を地方にも伝えていくのは僕らの使命だと思ってます」と優等生発言を口にしたKONOに面食らいながらも諏訪魔は「世界タッグ王者として挑むわけで、優勝したら完全優勝成し遂げるわけで、ブードゥー・マーダーズここにありっていうのが証明される」と予告した。

 「みんな俺らに挑戦してくればいいんだ。俺らがチャンピオンなんだ。俺らがベストなタッグチームなんだよ。それを証明してやる」。そう吠えた諏訪魔はすでに優勝後の青写真も出来上がっている。完全無欠のタッグ最強に君臨すれば次に狙うは一つしかない。「当然、完全優勝の次はシングルだぞと。俺の中でイメージできてる。それは当然、三冠にいくと。それは早急に通告してやる」と宣言した諏訪魔は年明け早々、三冠王座返り咲きに動く構えだ。

 青柳優馬は2020年、2021年と、宮原健斗と組んで連覇を達成。今年はジェイク・リーにパートナーを代えて3連覇に挑む。個人の最多連続優勝記録は92年から95年と4連覇を成し遂げた三沢光晴(故人)が樹立。青柳が優勝すればそれに次ぐ記録となる。「半分ディフェンディングチャンピオンとしてジェイクさんと最強タッグ優勝してみせたい」と誓った青柳は「正直、見渡す限り優勝候補を探すのも難しい」と豪語。「さらに我々がプロレス界に名をとどろかせるために」とプロレス大賞ベストタッグ獲りも見据えた。

 パートナーのジェイクは2019年、2020年の準優勝が最高で、意外にも最強タッグ未制覇。昨年暮れに返上した三冠ベルトを再び手にしながらも陥落し、今年は浮き沈みが激しい一年だった。そこでジェイクは「俺はそのことに対して全く悲観してない。それも全部ひっくるめて俺なんだから。だったら、もっといろんなことやってみて、その結果を全部覆してやるよ」と考え、「今まで築き上げたジェイク・リー全部をぶっ壊す!」と決意。この最強タッグで優勝を飾り、新たなジェイク・リーを構築する「挑戦」に乗り出すつもりだ。

 新日本・永田裕志は最強タッグ初出場となる。パートナーは9・18日本武道館大会におけるデビュー戦で胸を貸した大型新人・安齊勇馬。「キャリア30年、そして年齢差31ありますが、両者ともに初出場なので、フレッシュでヤンチャなファイトでこのリーグ戦に大きなクサビを打ち込んでみたい」と意気込んでいる。その思いに至ったのも「自分のフレッシュだった時代を思い起こしますと、かなりヤンチャだったというのが自分の中で出てきた」と安齊を通して若手時代の自分の姿が浮かんだからだった。デビュー2ヵ月でリーグ戦初出場となる安齊は「勝ち負けよりも胸を借りるつもりで戦おう…なんてことは一切、微塵も思ってません。出るからには優勝目指して全力で勝ちにいきます」と力強く宣言。「自分ができることは少ないですので、とにかく勝ちたい気持ち、やる気、全部ぶつけてガムシャラに戦います」と誓ってみせた。


【会見の模様】
▼石川修司「サイラスとは王道トーナメント1回戦で戦って、僕が負けてるんですけど、あいつのパワーは全チームで間違いなくナンバー1だと思うんで、あいつとはメッセンジャーでやり取りしてまして、毎日1ガロンのコーラとビッグマック10個食べてるって言ってました。だから最高の体重で来ると思うんで。ただ、あいつは圧倒的にスタミナがありません。スタミナがない分は私がフォローして、全試合5分以内で勝ちたいと思います」

▼宮原「卓矢が先にしゃべりますので」

▼野村「わかりました。ミヤケン、三冠チャンピオンですけど、ちょっとね、性格に難ありというか、ちょっと気色悪いんですけど、仮にも三冠チャンピオンなんで、僕たちもお互いの手を取り合って優勝を目指して頑張りたいと思います」

▼宮原「今年の2022最強タッグ、宮原健斗と野村卓矢、このチームがなぜ結成されたかというのは、この最強タッグをみればわかると思います。そして1週間前の試合後に隣にいる野村卓矢に僕のツイッターをフォローバックしてくれということを伝えたんですけど、まだフォローがされておりません。なので、この会見場で、今ここで野村卓矢とツイッターでフォロワーになりましょう。あなたはツイッターで言っていた。タッグとは一蓮托生だと。一蓮托生とは結果の良し悪しに関わらず、今後運命を共にすることだと。運命を共にしようや。マスコミの皆さんの前で俺をフォローバックしてくれ、卓矢」

▼野村「わかりました」

▼宮原「友達になろうよ」

▼野村「フォローバックしますね、じゃあ。タッグですから仕方ないですけどフォローバックします。えい!(とスマホを操作)」

▼宮原「よっしゃあ! 友達や。そして友達にもなったし、僕たちのタッグ名をここで発表します」

▼野村「急にですか? 決まってるんですか?」

▼宮原「決まってる。ミヤケンとタクヤです。#ミヤケンとタクヤ。ミヤケンとタクヤは今日からスタートだ。ミヤケンとタクヤ、みんな応援してくれ。優勝しようや」

▼野村「優勝しましょう」

▼斉藤ジュン「F・U」

▼斉藤レイ「おい、意気込みなんか聞いてんじゃねぇぞ。この最強タッグ、俺たちSAITO BROTHERSが全勝優勝して終わる。それだけだ」

▼土肥こうじ「最低で最高のタッグチーム・土肥羆、土肥こうじです。去年はこの世界最強タッグリーグ準優勝でしたので、今年は優勝しか見てません。意気込みは以上です。あ、そうだ。おい、週プロ来てるか? 週プロ宮尾、この前の世界タッグ戦、散々なこと書いてくれたじゃねぇか、おい。俺たち0点だったか? だいたいよ、芦野のバカヤローをでかでかと載せてんじゃねぇよ。(週プロ記者の目の前に迫ると)おい、宮尾。忖度してんなよ。お前、記者だったらよ、試合のレポートだとか、てめぇの感想書け。何か言ってみろ。いじめんのもかわいそうだからな。こういうくだらねぇ忖度とかしがらみをよ、俺たちが優勝して全部ぶち壊してやる。もちろん明るく楽しく激しくな」

▼羆嵐「ちょっとしゃべりづらいんですが、昨年に続いて今年もエントリーさせていただきます。どのチームも大きくてたくましくて強そうです。非常に楽しみです。俺たちが土肥羆がとんでもねぇ、すんげぇ試合して、最低で最高な冬にしたいと思います」

▼安齊「安齊勇馬です。自分はまだデビューして1ヵ月半ぐらいです。周りの選手たちはみんなトップレベルの選手で、自分は勝ち負けよりも胸を借りるつもりで戦おう…なんてことは一切、微塵も思ってません。出るからには優勝目指して全力で勝ちにいきます」

▼永田「新日本プロレス・永田裕志です。世界最強タッグ、子供の頃から聞き慣れたタッグリーグ戦ですが、今回はこの安齊勇馬選手と。キャリア30年、そして年齢差31ありますが、両者ともに初出場となります。初出場なので、フレッシュでヤンチャなファイトでこのリーグ戦に大きなクサビを打ち込んでみたいと思います。よろしくお願いいたします」

▼青柳「青柳優馬です。最強タッグの季節がやってまいりました。タッグと言えば私、青柳優馬は昨年、その前の年と2連覇してます。パートナーは違いますけど。半分ディフェンディングチャンピオンとしてジェイクさんと最強タッグ優勝してみせたいと思います。そして個人的に正直、見渡す限り優勝候補を探すのも難しいなと思いますので、我々がちゃんと優勝して、そのうえでさらに我々がプロレス界に名をとどろかせるためにベストタッグを獲りたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

▼ジェイク「俺は! 俺は…あんたらのケツをぶっ壊す。そして今まで築き上げたジェイク・リー全部をぶっ壊す! 築き上げたもの全てだ。これは挑戦だ。三冠も獲っていろいろやってきたけれども、俺は挑戦し続ける。そして、もっともっと面白いものを見せてやる。青柳優馬と一緒にだ。な、違うか? 青柳優馬、そうだろ?」

▼青柳「もちろん。覚悟しとけ、てめぇら」

▼本田竜輝「まず俺たちの一番の目的は世界タッグのベルトを奪い返すことなんですけど、この最強タッグリーグにエントリーということで、他の全7チーム全員、俺たちで破壊してやろうかなって思ってます」

▼芦野祥太郎「一生懸命、頑張ります」

▼KONO「公式戦すべて正々堂々戦って二人で優勝を目指していきたいと思います。世界タッグチャンピオンの権威を地方にも伝えていくのは僕らの使命だと思ってます」

▼諏訪魔「今、相方が真面目なこと言って、逆に気持ち悪くて何を考えてるかわかんねぇってものを感じたわけで。これはへそ曲がってる相方なんでね、真に受けちゃいけねえんだなって今思ったんだけど。ブードゥー・マーダーズとして、世界タッグ王者として挑むわけで、優勝したら完全優勝成し遂げるわけで、ブードゥー・マーダーズここにありっていうのが証明されるわけで。俺らブードゥー・マーダーズ二人だけでも強いけど、俺ら懐の深いところも見せられるわけで。そこまで出さなくていいのかなっていうぐらい思う。この記者会見というものが何かネタのお披露目会みたいな感じを物凄く受けるんでね。肝心なのはリング上であり、リング上をどのぐらい緊張感ある、悲鳴を上げさせる、そういう試合がキーになってくるんじゃねぇかなと俺自身は思うんでね。俺自身、勝負だなと思ってます。みんな俺らに挑戦してくればいいんだ。俺らがチャンピオンなんだ。俺らがベストなタッグチームなんだよ。それを証明してやる」

――完全優勝を成し遂げた先に見据えているものは?

▼諏訪魔「当然、完全優勝の次はシングルだぞと。俺の中でイメージできてる。それは当然、三冠にいくと。それは早急に通告してやる。そう思ってます」

――青柳選手から発言があったように、個人として3連覇がかかるが50周年イヤーを最高の形で締める意味でも意識する?


▼宮原「僕は毎回、この最強タッグのリーグ戦に挑むにあたって、三冠チャンピオンというものを一つ置いて、忘れて僕は挑むつもりなんで。別物として考えてますよね。ただね、今回は何かの巡り合わせで卓矢が僕の隣に立つわけであって。最初、何でなんだろうなと思ったんですけど、物事には常に意味があるんでね。卓矢と合体技も考えてるよね? 卓矢」

▼野村「考えてましたっけ?」

▼宮原「まぁ、あとで卓矢のSNSをみれば、僕らの合体技をお披露目しますから。ちゃんと書いておいてくださいね、それは。あとでSNSで公開しますよ」

――フォローバックしたことで意識は変わった?

▼野村「いや、今のところは特に、こういう場で言われたらフォローバックせざるを得ないんで。まぁ、これから息が合えばということで。頑張ります」

――初出場となる最強タッグというリーグ戦の印象は?

▼永田「印象ですか。そうですね。開幕戦でみんなタグをつけてリングに上がって、お客さんに紹介されたあとに突然乱闘が始まるという。そういうイメージが凄く強いですね」

――デビュー戦で胸を貸した安齊選手と今度は組むことになったが、叩き込みたいものは?

▼永田「叩き込むというか、彼はこれからの選手でね、とにかくフレッシュさしかないんで。自分のフレッシュだった時代を思い起こしますと、かなりヤンチャだったというのが自分の中で出てきたんでね。じゃあ、ちょっとヤンチャな永田裕志をもっと出してもいいかなと。その中で彼といいコンビネーション生みながら、思い切りこのリーグ戦、クサビを打ち込んで優勝できればなと思ってます」

――初出場の最強タッグでどんな戦いをしていきたい?

▼安齊「自分ができることは少ないですので、とにかく勝ちたい気持ち、やる気、全部ぶつけてガムシャラに戦います」

――SAITO BROTHERSは全勝優勝をぶち上げていたが、その次の狙いは目の前のチャンピオンチームの二人になる?

▼レイ「いいか、同じユニットだろうが関係ねぇ。ただやり合うだけだ」

――今までのジェイク・リーを全部壊すと発言していたが、その思いに至った理由は?

▼ジェイク「今年に入って、最初はぶっ壊れてて、ベルト獲ったと思いきや失って、武道館では秒殺で。もう散々な目にあった。結局、それが俺の実力なんだなって。けど、俺はそのことに対して全く悲観してない。それも全部ひっくるめて俺なんだから。だったら、もっといろんなことやってみて、その結果を全部覆してやるよって。お客さんが求めるのは変化であり、それは俺も同じ気持ちで。だったら、もっともっといろんなことやってみてさ、それでもっと面白いもの見せたらさ、もっと多くの人が見てくれるんじゃねぇのかなって。こんなご時世だからよ、そんなことやってるヤツが一人二人いてもさ、別におかしくないじゃん。だったら俺はやるよ」

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