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12/5【新日本】帝国同門対決…オージーオープンが独走7勝目 激闘で「UNITED EMPIREのチカラ」まざまざ

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』佐賀・唐津市文化体育館(2022年12月5日)
WORLD TAG LEAGUE公式戦 ○マーク・デイビス&カイル・フレッチャーvsグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ×

 “オージー・オープン"(AO)デイビス&フレッチャー組と、オーカーン&ヘナーレ組による“UNITED EMPIRE"同門対決がWORLD TAG LEAGUE公式戦で実現。AOが首位独走となる7勝目を上げたものの、小細工抜きの激闘で「UNITED EMPIREのチカラ」をまざまざと見せつけた。

 唐津で実現した帝国軍対決。唐津のゆるキャラ『唐ワン』君が、“帝国の番犬"グレートKワーンに変身して彩りを添え、ギデオン・グレイの呼び込み前口上にもいつも以上に力が入った。

 のっけから小細工無用の真っ向勝負。先手を握ったオーカーン&ヘナーレが肩固め&アキレス腱固めの合体拷問技を繰り出せば、AOもフレッチャーがトペ・スイシーダ、デイビスがアルゼンチンで担ぎ上げての旋回式ボムを豪快に繰り出すなどして譲らない。

 先に決定機を作ったのはAO。合体ホイップ式ミドルキック、合体のダイブ式カッター攻撃で一気にヘナーレを追い込むと、必殺のコリオリス(合体キン肉バスター)で仕留めにかかった。

 オーカーンが必死に阻止。逆に今度はオーカーン&ヘナーレ組が巻き返し、ヘナーレが猛烈な串刺しの飛びヒザ蹴りで突っ込めば、大空スバル式羊殺し&クロスヒールホールドの合体攻撃へ。逃れられてもヘナーレがバーサーカーボムで叩きつけたものの、フレッチャーもキックアウトして場内はさらに熱を帯びた。

 ならばとオーカーン&ヘナーレは合体式のインペリアルドロップを狙ったものの、今度はデイビスが飛び込んで阻止だ。そのまま次々に入り乱れて4人大の字となったものの、死力を振り絞ったチーム戦での読み合いに競り勝ったオーカーン&ヘナーレがフレッチャーを連係式のTTDで突き刺すと、今度こそのインペリアル弾を狙った。

 だが、やはりデイビスがカット。逆にAOは相手方を同時に抱えあげてのツームストン・パイルドライバーで反撃だ。さらには二人まとめてサンドイッチ式ラリアットの餌食とするや、今度こそのコリオリスにつなげてヘナーレから3カウントを奪った。

 激闘同門対決を制したAOが首位独走となる7勝目。一方のオーカーン&ヘナーレ組は4敗目を喫して脱落が決まったものの、マイクを握ったグレイは「これは単なる勝ち点2をかけた戦いではない! このリングでこの男たちはプライドと意地をかけた勝負をした!」と叫んだ。

 続けて「君たちは成功を目指しているのか? 人生に変化を起こしたいと思っているのか? なら俺たちに続け! いつも必ず100%を尽くせ! 絶対に諦めず、前に進むことを止めるな! 続けていくだけの力がない時は、支えてくれる仲間の力を借りるんだ! そしてまた挑戦するんだ! わかったら早速行動に移して、何か胸を張れるようなことをするんだ!」と熱いメッセージ。さらには「これが世界一のユニットであり、ベストマッチだ!」と定義すると、最後は「コレガUNITED EMPIREノ、チカラダー!」と絶叫し、いつもの締め口上も出色の説得力をまとった。

【試合後のUNITED EMPIRE】
▼オーカーン「余には、夢があるんだよ。UNITED EMPIREを世界一のユニットにすることだ。このマニフェストだけは絶対に曲げねぇ。世の中の連中や、内藤みたいに、世間に会社に、文句を言ってるだけじゃ叶わねぇ。こういうふうに、リングで示してやる。余について来い。間違いねぇから! We can do、UNITED EMPIRE is WORLD BEST UNIT。I Believe!」

▼フレッチャー「俺たちは知っている、俺たちが世界一だと」

▼ヘナーレ「(※オージー・オープンに向かって)オマエたちと当たったのは今回が初めてだ。クソッ! オマエらが世界中でタッグを制してきた理由がわかったよ。オマエらには列車やサイ並みのパワーがある!」

▼フレッチャー「すまない、ブラザー」

▼ヘナーレ「俺はオマエらにやられた。でも気に入ったぜ!」

▼オーカーン「(※英語で)オマエら大丈夫か?」

▼フレッチャー「問題ない。今日は史上初のUNITED EMPIRE同門対決だった。そして俺たちが世界一のユニットであることを明確にした。誰が相手でも俺たちは毎試合、全力を尽くす」

▼デイビス「100%だ!」

▼フレッチャー「オージー・オープンがこの『WORLD TAG LEAGUE』でトップに立っている。リーグ戦は残り1試合。そこで勝って勝ち点14だ」

▼デイビス「相手は?」

▼フレッチャー「次の相手は誰だ?」

▼デイビス「2007年から見知ってる2人組だ。マイキーとシェイン。オマエらはもうこの国にインパクトを与えている。東京スポーツの年間最優秀タッグ賞を受賞しているからな」

▼フレッチャー「そりゃスゲェ」

▼デイビス「オマエら2人はオーストラリア人タッグチームが達成可能な基準を作った。だが、まだオージー・オープンとは対戦経験がない」

▼フレッチャー「オマエらは俺たちと闘ったことがない。俺たちがすでにオマエらを超えていることを証明してやる。それが『WORLD TAG LEAGUE』最終戦での俺たちの目標だ。それと、もしオマエらに勝てば、決勝進出は間違いない。だから俺たちは全力を尽くす。俺たちは今度の試合に徹底的に集中しているんだ。今日は(ヘナーレとオーカーン相手に)調整ができた。だから、ありがとうな」

▼フレッチャー「俺たちはオージー・オープン。(※それぞれを指しながら)アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、ギデオン・グレイ。俺たちは世界一のユニットUNITED EMPIREとして団結する。俺たちは今もこれからも、世界を支配する。CROWNS UP」

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