1/11【DRAGONGATE】永野がサッカースタイルに変ぼう 清水に敗戦も「“ハンパねぇ"と思われるまで頑張る」

『OPEN THE NEW YEAR GATE 2023』東京・後楽園ホール(2023年1月11日)
○BIGBOSS清水vs永野海斗×

　新人の永野がサッカースタイルに変ぼう。清水に敗北したものの、サッカーボールキックやオーバーヘッドキックなど足技で場内を沸かすと、「サポーターの皆さんに“永野海斗ハンパねぇ"って思ってもらえるように頑張っていきます」と意気込んだ。

　デビュー5ヵ月の新人・永野は異色のサッカースタイルへと変貌した。サッカーのユニフォーム&ハイソックス姿で、サッカーボールとともに入場。テーマ曲も「オレ〜オレ〜オレ〜永野〜」というサッカーを思わせる曲で、キング・カズばりのダンスを披露した。

　大先輩の清水と対戦。低空ドロップキックや変型オーバーヘッドキックなど足技を多用し、不発に終わったが、清水の頭をボールに見立て、サッカーボールキックまで狙ってどよめきを誘った。

　清水との体格差はいかんともしがたく、パワフルな攻撃を受けると守勢を強いられるが、高さのあるフランケンシュタイナーからスワンダイブ式プランチャを敢行。スワンダイブで飛びついてのスイング式DDTやトップロープ上での619など躍動感溢れる攻撃で場内を沸かす。

　清水の大技ラッシュを受けても粘りを見せて、丸め込みを連発し、あわや3カウントの場面も作り出す。しかし、最後は清水がバックフリップからBIGBOSSプレスで圧殺。永野は3カウントを聞くしかなかった。

　試合では敗北を喫した永野だが、マイクを持つと、「今日は絶対に勝ってやろうと思って試合をやりましたが、負けてしまいました」と敗戦の弁。それでも「これから自分はボールが友達で、サポーターの皆さんに“永野海斗ハンパねぇ"って思ってもらえるように頑張っていきます。サポーターの皆さん、これからも応援よろしくお願いします」と前向きに意気込んだ。

　プロレスの観客をサッカーよろしく“サポーター"扱いし、サッカー元日本代表の大迫勇也に向けられた名言にあやかって、“ハンパない"存在を目標に掲げた永野。昨年カタールで行われたFIFAワールドカップで活躍した日本代表のように、DRAGONGATEマットで格上の大物食いを狙う。