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3/19【NOAH】北宮が電撃来場・宮原の対戦要求を承諾 稲葉とGHCタッグV1で“統一"阻止

『GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA』横浜武道館(2023年3月19日)
GHCタッグ選手権試合 ○マサ北宮&稲葉大樹vs拳王&征矢学×

 GHCタッグ王者の北宮&稲葉組が拳王&征矢組の挑戦を退けて初防衛に成功。拳王組が目論んでいた世界タッグ王座との統一を阻止し、杉浦貴&谷口周平組の挑戦表明も受諾した。一方で試合後には全日本・宮原健斗がノア電撃来場を果たし、対戦要求を受けていた北宮も全日本3・21大田区大会参戦をついに承諾した。

 今回のタッグ王座戦をめぐっては、前哨戦から挑戦者コンビが圧倒に次ぐ圧倒。しかも全日本の世界タッグ王座挑戦も決まっている拳王は「GHCタッグと世界タッグを統一して“GHC世界タッグ王座"にする」と宣言していた。

 拳王が「ご招待」していた全日本の諏訪間幸平“専務"の特別席は空席のままだったが、試合ではのっけから金剛コンビが大攻勢。征矢が弾道(ラリアット)でいきなり北宮を戦線離脱に追い込むや、稲葉を二人がかりでいたぶって主導権を握り続けた。

 それでも中盤に入って稲葉も奮起。拳王のPFSを避けて、気迫のロコモーション式ジャーマン3連発やタイガースープレックス178も繰り出して戦況を五分に持ち込む。

 終盤には北宮が二人がかりの猛攻を浴びて窮地に陥ったものの、ニークラッシャーを連発して征矢の動きを止めると監獄固めへ。稲葉も卍固めで拳王を封じて決定機を作り出した。

 切り抜けた征矢もラリアットからのデスバレーボムで逆襲したが、北宮は続くジャンピングDDTを再びニークラッシャーで切り返す。拳王が切れ込んできても稲葉が火の玉ボムで排除だ。燃える北宮はラリアットからのサイトースープレックスへ。征矢も意地のキックアウトをみせて場内も沸き返ったが、最後は北宮がダイビングセントーンを豪快に投下して3カウントが数えられた。

 北宮&稲葉が前哨戦シングルで敗れた借りをきっちり返してタッグ王座初防衛に成功。同時に“GHC世界タッグ化"も阻止した。

 勝利の余韻に浸るまもなく、全日本・宮原健斗のテーマ曲が鳴り響く。花道奥から現れたのは“最高男"だった。全日本3・14新宿大会で稲村との一騎打ちに勝利した宮原は3・21大田区大会へ向けて北宮に対戦を要求。同大会での対抗戦6人タッグが決まったが、NOAH選抜選手3名は未決定のままだった。

 いつまでも対戦に応じない北宮に業を煮やした宮原は「俺が言ったメッセージの意味合いもわかってないプロレス脳の持ち主だったらね、俺はもうこれ以上、言うことないでしょう。情けないよ」と三下り半を突きつけていたが、一転、自らNOAHに出向いた。これまで北宮のことを本名の北宮光洋と呼び続けてきた宮原は「さっきモニターで見たらお前、今、名前違うんだって? マサを名乗るのは100年早いんだ」と言い放つと、「てめえはあさって俺と戦う気があるのか、今ここで決めろ」と迫った。

 すると北宮は「おめえたち全日本プロレスと絡んだってな、何もメリットがないのは重々承知のうえで、恥をしのんでおめおめと後輩からの呼びつけに駆けつけて下さったから、あさって大田区行ってやるよ」とついに対戦を受諾。「リングの上で説教たれんじゃねぇよ、バカヤロー。心してかかってこい」と通告した。紆余曲折の末、ようやく全日本・大田区大会出陣を宣言。稲村と岡田を従えて乗り込む構えをみせた北宮はかつての先輩・宮原とついに対峙することになった。

 また、バックステージでは谷口が杉浦とともにGHCタッグ挑戦を表明。北宮も「いつまでもノアにのさばって引き際知らねえなら俺が教えてやるよ。お前に先がねえことを思い知らせてやる」と引導を渡す構えを見せたうえで受諾した。


【試合後の北宮&稲葉、谷口】

▼北宮「しょうがねえからよ、ここまで恥しのんでノコノコやってきたんだから行ってやるよ、そんなもん。3対3だっつったな。岡田と稲村連れてわざわざ行ってやるよ。全日本プロレスも宮原健斗も何もメリットないけど行ってやるよ」

▼稲葉「俺はやっと獲ったこのタッグのベルト、これに集中して初防衛。まだまだこれだけじゃない。これからどんどん強くなっていくぞ。このベルトと俺が似合うまでもっともっと強くなっていく」

※谷口が杉浦とともに現れる

▼谷口「おいおい、ちょっといろいろさ、めんどくさくなってるかもしんないけど、次、杉浦先輩と俺、そのベルト挑戦させてもらうからな」

▼北宮「遅えよ。行動起こすのが遅えよ、お前は。何をモタモタしてんだ。杉浦をパートナーにつけて気が大きくなってるのか知らねえけどな、いつまでもNOAHにのさばって引き際知らねえなら俺が教えてやるよ」

▼谷口「おぉ、教えてもらおうじゃねえか」

▼北宮「やってやるよ。終わりにしてやるよ、バカヤロー」

▼稲葉「負けねえぞ」

※谷口が杉浦とともに去ると

▼北宮「あんなの終わってんだよ。谷口周平なんかよ。ちょっと結果出していい気になってんなよ」

▼稲葉「やってやりましょう」

▼北宮「終わりだ。首洗って待ってろ。お前に先がねえことを思い知らせてやる」


【宮原の話】「おい! あいつは昔から頭が悪いからさ、俺がせっかくあいつの名前を挙げてることに、おそらくあいつは気づいてないんだな。あいつ頭悪いから、昔から。わざわざスーツで、あいつのところに宮原先輩自ら来てあげたよ。何て言った? あいつは。宮原健斗と絡むとメリットがない? あいつはバカだね! メリットしかねえだろ、てめえに。このスーパースターと絡めるんだから。わざわざこっちが出さなくてもいい名前を出してあげてんだよ。あいつは着飾ったメリットがないという言葉で、また頭の悪い、プロレスセンスもなければ、しゃべるセンスもないと。おい、リング上で言った通りだ。お前がマサをかたるのは100年早い。俺の知らないところでマサ北宮に変わってたな。マサ、てめえが名乗れるほど軽くねえんじゃねえか? まあ、3月21日、大田区大会にあいつは出てくるんだろうな? あと二人、誰か知らんけど、お前が出てくればいいよ。マサ北宮がどんなもんか、俺の体に刻んでみろよ! あさってだ、マサ北宮、大田区で楽しみにしてるぞ」

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