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3/21【新日本】海野がTV王座に照準 「若手中心ベルトでパラダイムシフト」宣言

『NEW JAPAN CUP 2023』新潟・アオーレ長岡(2023年3月21日)
○海野翔太&大岩陵平vsザック・セイバーJr.&藤田晃生×

 新鋭・海野がザックの持つNJPW WORLD認定TV王座に照準を合わせた。

 海野は3・15岡山大会で行われたNEW JAPAN CUP2回戦で2度の優勝を誇るザックを撃破。その後の準々決勝で敗れたものの、今NJCでまた一つ存在感を増した。

 最終戦の第2試合で改めてタッグ対決、コブラツイストの切り返し合戦やエルボースマッシュ合戦でがっちりと火花を散らし、終盤にも複雑な読み合いを展開。最後はザックの飛びつきフロントネックロックをブレーンバスターで切り返して排除した海野が、藤田にデスライダーを決めて快勝してみせた。

 すかさず海野はTV王座を手にしてザックに挑戦表明。さらには放送席に立ち寄ると「挑戦表明させていただきました。あのベルトはもともと若手中心で回していくというコンセプト。必ず自分が獲って、新世代でのパラダイムシフトを巻き起こします」と宣言してみせた。

【試合後の海野&大岩】
▼大岩「ありがとうございました。このシリーズ、ザックが藤田選んで、俺は負けっぱなしだったけど。今日こうやって海野さんと組んで。今日の1勝はデカいよ。こっから、俺はこっからヤングライオンで、まずは、ヤングライオンの中でトップに立ってやる!」

▼海野「新世代タッグもありかもしれないな?」

▼大岩「ハイ。この間の成田さんと海野さんのタッグ。そこに自分も入って……よろしくお願いします」

▼海野「ザック、リング上で言った通り、次はお前だよ。わかるか? TV王座、挑戦させてもらう。イエスか、ノーかはお前が決めろ? 俺はいつでもどこでも挑戦する気、挑戦する準備しとくから。もともとあのベルトは、若手を中心に、若手を筆頭に作られたベルトだろ? でもいまのチャンピオンはなんだ? ザックだろ!? それをさ、否定することはないけど、イコール・若手の力が不足してるのか? やっぱり、このタイトルは若手で回さないといけないから。まずは、俺が行動で示して、ザックから必ずあのベルトを獲って腰に巻いてやるよ。そして、チャンピオンになった暁には、挑戦者、選ばせてもらってもいいよね? 若手を中心に回すってことは、ヤングライオンだっていいわけだよね? 一緒にやる?」

▼大岩「お願いします。海野さんがチャンピオンになったら、自分が海野さんから獲ってみせます」

▼海野「そうやってね、若い世代で切磋琢磨して、必ずあのベルトの価値も、新日本プロレスの価値も、若手っていう世代の価値も一気にあげてやるから。イコール・わかる? これからの未来、注目しといてください」

▼大岩「ありがとうございました」


【試合後のザック&藤田】
▼ザック「OK、ショータ、わかったよ。何か持っているんだろうな。頭は空だと思っていたが、知性もあるんだろう。モクスリーのジャケットは未だに手放さないようだが。それに、ナイトーみたいな入場のことを脇に置いても、タブンネ、ショータは何か持っているんだ。でも、お前もわかっているはずだ。お前が勝つ運命だったこのトーナメントで倒した相手のこと。そう、お前は俺を倒した。その理由を教えてやる。俺にとってオカヤマでの試合は、この6か月間で初めての15分制限なしのシングルマッチだった。凄く楽しんでいたんだ。フジタのコーチとしての新しい役割も得ていたし。ある時はコーチとして、教えることを練習しないといけない。TEKKERSを教えるんだ。とにかく……ショータ、タイトルマッチをしよう。その機会を与える。俺は優しくて寛大だし、闘うチャンピオンだからな。お前の言うように、上層部はこの王座が若いレスラーのためのものであってほしいと願ってる。まあ今でも俺はヤングパンクだが。ショータ、15分はとても短い。これまでのキャリアでの俺の強みは、長引かせて相手を引きずり込むことだった。だが今は何でもできる。長い試合でも短い試合でも俺が勝利する。王座戦なら、なおのこと。ショータ、お前は王座をかけたメインイベントをいくつか経験しているかもしれないが、俺は18年間プレッシャーの中で闘っているんだ。18年だぞ。だから、次に機会がある時に闘おう。ビックマッチじゃなくても構わない。やるぞ。TV放送のない日でもいい。NJPW WORLD認定TV王座がTV放送のない興業で防衛されるなんて皮肉だな。というか、そっちのほうがおもしろい。相手に屈辱を与えるのを俺が存分に楽しめる。どこで試合をすることになっても、ショータ、ちゃんと準備しておけよ。15分。ジューゴフンダケ。それと驚いたよ、フジタにお前の大技をかけるなんて。お前の技でさえなかったか、ジョン・モクスリーの技だな。フジタは成長している。でも2年も経っていない彼に、最高の必殺技を使うなんて。彼のダブルリストロックは惜しかった。(藤田に向かって)ダブルリストロック、ウマイ。テンポ、グッド、キャッチ、グッド。実際、よかった。ただ、ショータ、チョットオオキイネ。だから、タイミング。でも今日のテクニックはパーフェクトだった。あとはタイミングだ。いいか、これは苦しい。クルシイデス。ムズカシイネ。少しだけ。時によって(波を描くジェスチャー) でもそれでいい。TMDKに参加したのは、イツ、サンカゲツマエ?」

▼藤田「イエス」

▼ザック「俺たちはうまくやっている。OK? 心配ない。取り組めばいい。ドージョー、ニシュウヤスミ、デモマイニチ、ベンキョウシマショウ」

▼藤田「お願いします」

▼ザック「ああ。上達するよ。シリーズ最終日は勝ちたかった、デモ、お前に小さなサプライズがある。チョットビックリ、アトデ(と言って、先に控室へ)」

▼藤田「獲られたヤツが、何言ってんだ?って思うかもしれないけど、俺は何回獲られても、何回潰されても、折れないからな。海野さん、いや海野、テメーからもこの借り、返してやるよ」

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