プロレス/格闘技DX

『NEXT GENERATION 2025 〜如月ロマン〜』後楽園ホール(2025年2月23日)
○クリス・ブルックス&バリヤン・アッキvs青木真也&中村圭吾×

　KO-D無差別級王者クリスが3・20後楽園大会におけるV3戦の挑戦者にCDKのパートナー・高梨将弘を指名した。

　クリスは1・26後楽園大会で石川修司を下し、2度目の防衛に成功。3・20後楽園大会でのV3戦が決まり、「10人くらいやりたい人がいる」と発言。2・8横浜大会では「5人くらいになった」と挑戦者候補が絞られていることを明かしていた。

　この日、クリスは高梨とのCDKで青木&中村の師弟タッグと対戦する予定だったが、高梨が発熱症状のため大事を取って欠場。代替出場となったアッキと組み、プレイングマンティスボムで中村を仕留めた。

　試合後、今林久弥GMからV3戦の相手を問われたクリス。セコンドのアントーニオ本多からスマートフォンを受け取って電話をかけると、「タカナシさん、3月20日、後楽園、KO-D無差別級、挑戦してください」と指名。高梨もスピーカー越しに「クリスはもしかしたら俺を指名するかもってどこかで思ってた。お前と出会ってからの6年間、俺が困ったとき、辛いとき、お前のやさしさで助けてくれた。俺に挑戦するチャンスをくれるのはお前のやさしさなのか?」と問いかけた。

　するとクリスは「やけにやさしいじゃない。28周年記念、大事な日。大事な挑戦者、やっぱりタカナシさんがいい」と強調。「でも、やさしいタカナシさんじゃなく、強いタカナシさんと戦いたい。3月20日、絶対に殺します」と宣戦布告した。「お前のその言葉は好きじゃないから、別の言い方で言わせてもらうけど。かつて俺の横にいた男はやってやるって言ってた。お前がもし俺をやるんだったら、思う存分やってみよう。お前から奪ってみせる」と応戦した高梨は「DGCのチャンピオンと戦うのはこの俺だ」と4・6後楽園大会での防衛戦を今から見据えた。

　CDK対決によるKO-D無差別戦が正式決定。高梨は2018年11・25後楽園大会で第68代王者・佐々木大輔に挑んで以来、6年4ヵ月ぶりの挑戦で、勝てば2012年5月に第40代王者から陥落以来12年10ヵ月ぶり2度目の戴冠となる。

☆3/20(木・祝)東京・後楽園ホール『Judgement2025〜旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル〜』12:00開場、14:00開始

▼KO-D無差別級選手権試合
[挑戦者]
高梨将弘
vs
クリス・ブルックス
[第84代王者]
※クリス3度目の防衛戦