【ストロングスタイル】間下が電流爆破要求を受諾 大仁田は初代タイガーにエール 2025/3/13

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33-THE 20th ANNIVERSARY YEAR-』後楽園ホール(2025年3月13日)
丸間下隼人&村上和成&関根“シュレック"秀樹vs大仁田厚&雷神矢口&ザ・シューター2025×

 邪道軍を返り討ちにした間下が大仁田の電流爆破要求を受諾。大仁田は会場に姿を見せなかった初代タイガーマスクにエールを送った。

 過去に幾度となくストロングスタイルプロレスで暴れ回ってきた大仁田が参戦表明。所属の間下が迎撃に名乗りを上げて、村上&シュレックと合体し、大仁田&矢口&シューターを迎え撃つことに。大仁田はストリートバングハウスデスマッチを要求していたが、それが認められて、リング内外には有刺鉄線ボードなど凶器が並ぶ状況で試合はスタートした。

 ゴングを待たずに大仁田は間下に毒霧を噴射。そのまま場外に連行すると、一方的に殴りつけ、額に噛みついていく。他の4選手も所狭しと乱闘を繰り広げ、後楽園ホールは大混乱に陥った。守勢が続いた間下も奮起し、矢口とイスチャンバラを展開。イスごとフロントハイキックで矢口を蹴り飛ばして咆哮する。村上が場外で大暴走を見せれば、シュレックもシューター相手に圧倒的なパワーを発揮して、間下を援護した。

 好機に間下が再びリングインすると、シューターにミドルキックを連発するが、矢口が介入。間下にアルミバケツを被せると、そこを大仁田が有刺鉄線バットで殴りつけた。さらに、間下は大仁田、矢口の有刺鉄線バット攻撃の餌食に。間下が反撃に出ると、大仁田は有刺鉄線ボードを投入。大仁田と矢口がダブルブレーンバスターでそこに投げつけようと試みる。


 しかし、ここでシュレックが救出。逆に間下&シュレックのダブルブレーンバスターで大仁田を有刺鉄線ボードに叩きつけて制裁した。。引かない大仁田は村上の毒霧を噴射して戦闘不能に追い詰めると、間下の脳天にパイプイスを一撃。スタナーもさく裂するが、間下は必死に肩を上げた。大仁田のギター攻撃を受けても耐えてチャンスを待つ。そして、間下は大仁田の毒霧を避けてシューターに誤爆させることに成功。村上から有刺鉄線バットを受け取った間下は、シューターを痛打すると、最後はFSR(変型フィッシャーマンズスープレックス)で3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った大仁田は「おい、リアルジャパンかストロングジャパンかよくわからんけど、ころころ名前を変えるな。おい、間下! 次はストロングスタイルプロレス…覚えたよ」と間下を挑発した。間下も「ころころ引退してんじゃねえ!」と言い返し、「間下」コールを巻き起こす。

 大仁田は「おい、間下。ストロングスタイルし知ったこっちゃねえよ。俺は俺の道を行く。次は、次は、次は、ストロングスタイルプロレス、電流爆破じゃ!」と絶叫。間下は「おい、大仁田! 大仁田軍団も聞いとけ。こんなんで終わりか? 本日後楽園ホールにお集まりの皆さんにどうしても聞きたいことがある。ストロングスタイルプロレスで電流爆破が見たいか!?」と観客に確認すると、「見たい」コールが発生。それを受け止めた間下は「この声援が大仁田厚、あんたへの挑戦状じゃ!」と電流爆破マッチを受諾した。

 大仁田は「まあね、人生こだわるもんじゃねえから。形がどう違えどプロレスはプロレスだから。お前の人生のためにも電流爆破をやれ!」と改めてアピールすると、「俺はタイガーマスクに恩返しをしたい。佐山聡に恩返しがしたい。あいつが回復してこのリングに戻ってくることを願っています」と今大会に来場しなかった初代タイガーにエール。観客とともに「元気になってこのリングに戻ってこい。頑張れ佐山! 1、2、3、ファイヤー!」とゲキを飛ばした。


【試合後の間下&シュレック】

▼間下「もう言った通り。プロレスというのはいろいろありますから。プロレスを僕は夢だと思っている。村上さんは先に帰っちゃったみたいですけど、俺は村上和成を引き連れて、このシュレックさんも引き連れて、電流爆破やってやりますよ。いいですよね!? 平井代表」

▼シュレック「俺もか」

▼間下「シュレックさんもやってください、こうなったら。頼みますよ、平井代表。ここまで来たらやらないと」

▼シュレック「全部邪道なんて食べちゃえ。食っちゃえ」

▼間下「やってやるよ。これが虫けらの意地じゃ!」


【試合後の大仁田&矢口】

▼大仁田「今日は間下を鍛えるためにやってきたようなもんだから。人生の負けは次に勝ちにいくための布石みたいなもんだから。ハッキリ言って、間下! 間下! 次は電流爆破じゃ! 何がストロングスタイルだ。なあ?」

▼矢口「邪道軍のほうがストロングスタイルですよ」

▼大仁田「そう? そうは思わないけどな。名前変わったんだよね? ストロングスタイルプロレスかなんかに。もうさ、ややっこしいんだよ、しょっちゅう変えるのは。面倒臭いんだよな。何なのかよくわからないけど。それにさ、WWEだって」

▼矢口「WWF? WEW?」

▼大仁田「古いよ、メチャクチャ古いよ。WCWだろ。それにAEWだろ。電流爆破やったりしてるんだから。デスマッチがその中に組み込まれてるんだから。時代じゃないんだよ、ストロング、ストロングって。何がストロングだよ」

▼矢口「ストロングよりハードですよ」

▼大仁田「ストロングはストロング小林さんで終わったんだよ。(記者たちの反応を見て)全然笑わねえな。知らないだろ、ストロング小林。もう終わったんだよ、ストロング小林さんで。亡くなったんだよね? どうもすいません。大先輩に対して申し訳ありません。これで電流爆破に間下が入れば、未知のスターとして君臨できるかもしれない。俺は間下を鍛えるつもりで。タイガーのいないこのリングで、間下はエースを堂々と張って頑張れるように、頑張れるように、頑張れるように。間下のためにも電流爆破を味わっていってもらいたい。ちょっとシューターはダメだな」

▼矢口「まあ、2025ですから」

▼大仁田「2025はダメなんだ。間下に予告する。おい、電流爆破に出てこい! 誰でもいい、パートナーは。俺とやぐっちゃん。そして、間下と誰か。村上は怖い。顔が怖い。顔が怖いよな」

▼矢口「怖いですね」

▼大仁田「だって今日来ていたお客さんで80%の人間が拍手してたじゃない? これが答えだよ。ということで、じゃあね。ありがとう」