【NOAH】最終前哨戦は北宮! “スクワットの怪"主張のOZAWAに「REAL REBEL終了」宣告 杉浦はナショナル奪取へ遠藤粉砕締め 2025/3/20

『SUNNY VOYAGE 2025』静岡・アクトシティ浜松(2025年3月20日)
○杉浦貴&マサ北宮&モハメド ヨネvsOZAWA&オオワダサン&遠藤哲哉×

 3・22後楽園大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)OZAWAvs北宮(挑戦者)」に向けた最後の前哨戦で北宮が仁王立ち。“スクワットの怪"を主張するOZAWAに「REAL REBEL終了」を宣告し、GHCナショナル王者決定トーナメント一回戦を控える杉浦も遠藤を直接粉砕して浜松大会を締めくくってみせた。

 練習生、新人時代の“恨み"をモチベーションとする反逆王者は、前哨戦ではヒンズースクワットを何度も繰り返しておちょくり、調印式では理不尽なシゴキ・エピソード(全部嘘)を列挙。新人時代の“鬼教官"でもあった元道場長・北宮に歪んだ感情をぶつけながら、挑発を繰り返してきた。

 浜松メインで組まれた最後の前哨戦。北宮の姿をみて嘘か真か“フラッシュバック"したOZAWAは、早速カウントしながらのスクワットを繰り返してニヤニヤ。北宮の感情を逆なでしまくるや、噛みつきで反撃を阻止したり、鮮やかな連続攻撃式のコンプリートショットを放ったり…と幅の広さをみせながら先輩挑戦者を押し込んだ。

 一方の北宮もOZAWAのエルボーを受けてもブルブルと顔を震わせて屈さず。動揺するOZAWAがローリング式の左ラリアットを連発しても仁王立ちで受け止め、放ったOZAWAのほうが腕を抱えて苦しがる。逆に豪快なスピアーでOZAWAをなぎ倒して雄叫びを上げてみせた。

 そして同じく3・22後楽園大会でのGHCナショナル王者決定トーナメント1回戦を控える杉浦と遠藤も火花。終盤にはセコンドのヨシ・タツが介入して杉浦の動きを止めたものの、杉浦も遠藤のシューティングスタープレスを剣山で撃墜すると、キチンシンク、左ラリアットで鬼の猛攻だ。続けざまに予選スラムで投げ落とし、問答無用の直接3カウントで浜松大会を締めくくった。

 最終前哨戦を制した形となった北宮は「これ以上の勝手は許さん! お前のREAL REBELは後楽園で終わりだ。心して上がってこい! 以上!」とマイクで宣告し、鬼の表情で仁王立ちした。

 OZAWAもこれをスクワットしながら聞き流し、ひと通り終えたところで「本日も練習ありがとうございました!!」と練習生ばりに叫んで余裕の退場。

 バックステージでは「日本の全レスラーに聞きたい。デビューしてからもまだ毎日スクワットを500回、1000回やってるよ!って人いますか? おい! そんな人見たことも聞いたことないぞ」と改めて“スクワットの怪"を主張したうえで「プロレスラーになるための必須科目と言っても過言ではない、このスクワットをデビューからもまだやっているヤツ、マジで一人もいないのに、なんで俺だけ! 毎日、あいつを思い出すとスクワットをしなければいけないんだ。これはある種の洗脳だよ。この洗脳から逃れたくてたまらない。22日、後楽園ホールであいつを、北宮を徹底的にぶちのめして、もうスクワットなんてやめにしよう!」と白々しく決意した。

 また、遠藤を直接破ってナショナル再戴冠へ加速した初代王者・杉浦は「哲哉、おい。あさって後楽園、1対1の勝負だ。GHCナショナル、思いをぶつけてやるから。1対1だぞ。ヨシ・タツ入れるな。分かったか? このバカチンが!」と金八先生ばりに通告。一方で遠藤は「お前の弱点すべてわかったぞ」と意味深に残して“敗れども手応え"を強調。とにもかくにも、あらゆる思惑が渦巻く3・22後楽園へ待ったなしとなった。

【北宮の話】「OZAWA! 今のうちにせいぜい吠えておけよ。今のうちに好きなだけふざけとけ、このヤロー。あさって後楽園ホール。48時間後にはお前のREAL REBELはおしまいだ。心してリングに上がってこい。以上!」

【杉浦の話】「哲哉、おい。あさって後楽園、1対1の勝負だ。GHCナショナル、思いをぶつけてやるから。1対1だぞ。ヨシ・タツ入れるな。分かったか? このバカチンが!」

【OZAWAの話】「ああ! 何回も何回もスクワットをさせやがって、おい。おーい! これを見てるこの世の、いや、日本でいいや。日本の全レスラーに聞きたい。デビューしてからもまだ毎日スクワットを500回、千回やってるよ!って人いますか? おい! そんな人見たことも聞いたことないぞ。プロレスラーになるための必須科目と言っても過言ではない、このスクワットをデビューしてからもまだやっているヤツ、マジで一人もいないのに、なんで俺だけ! なんで俺だけこんなに毎日、あいつを思い出すとスクワットをしなければいけないんだ。おーい! 俺はこのスクワットをしなきゃいけないという、ある種の洗脳だよ。ある種の洗脳からも逃れたい。逃れたくてたまらない。22日、後楽園ホールであいつを、北宮を徹底的にぶちのめして、もうスクワットなんてやめにしよう。もう終わりだ。THE REAL REBEL」

【遠藤の話】「(その場に倒れ込んで)杉浦、お前勝ったつもりでいるのか? 違う。勝負には負けたけど、今日は俺の勝ちだ。お前の弱点すべてわかったぞ。3月22日、GHCナショナル王座トーナメント1回戦、お前を叩き潰す。そしてナショナル王座を巻くのはこの俺、遠藤哲哉だ。覚えとけ」