『NEW JAPAN CUP 2025』新潟・アオーレ長岡(2025年3月20日)
決勝戦 ○デビッド・フィンレーvs海野翔太×
大奮闘した海野を叩き潰したフィンレーが悲願のNEW JAPAN CUP初制覇。4・5両国大会でのIWGP世界ヘビー級戦に向けて、王者・後藤洋央紀に対し、「革命はお前のものではなく、俺のものだ」と宣戦布告した。
フィンレーは2年前のNEW JAPAN CUPで決勝に進出したものの、SANADAに敗戦。昨年は体調不良による欠場のため、準々決勝で戦わずして脱落となった。悲願の初優勝を果たそうと、今年はEVIL、上村優也、さらには前IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.を次々と下し、2年ぶりの決勝戦まで勝ち上がってきた。
フィンレーが悲願のNEW JAPAN CUP初制覇。この結果、4・5両国大会でフィンレーがIWGP世界ヘビー級王者の後藤に挑戦することが決定した。フィンレーにとっては同王座初挑戦となる。両者は昨年の10・14両国大会でGLOBAL王座を懸けて対戦。当時王者だったフィンレーが後藤を下してタイトルを防衛している。
リングをあとにした後藤と入れ替わるように、BC WAR DOGSのゲイブ・キッド、ドリラ・モロニー、石森太二が登場。フィンレーを祝福する。フィンレーは「いいか、俺はゴトーをヤツの子供たちの前で倒した。顔に笑みを浮かべることなく、娘を泣かした。ゴトー、お前のシンデレラ物語は終わり、SAVAGE KINGの俺が、その王冠をいただきにいく。おとぎ話は終わり。俺がお前の王冠を奪う」と宣戦布告した。
マイクを受け取った外道も「おい、後藤。フィンレーは言ってるよ。両国でもう一度娘を泣かすことになるぞ。そのうえ、てめえは全てを失うんだ。憎しみこそが強さの秘訣だ。そして、それをおめえは止められねえ」と通告。フィンレーがその強さを徹底的に見せつけて、今年のNEW JAPAN CUPは幕を下ろした。
『NEW JAPAN CUP 2025』新潟・アオーレ長岡(2025年3月20日)
決勝戦 ○デビッド・フィンレーvs海野翔太×
大奮闘した海野を叩き潰したフィンレーが悲願のNEW JAPAN CUP初制覇。4・5両国大会でのIWGP世界ヘビー級戦に向けて、王者・後藤洋央紀に対し、「革命はお前のものではなく、俺のものだ」と宣戦布告した。
フィンレーは2年前のNEW JAPAN CUPで決勝に進出したものの、SANADAに敗戦。昨年は体調不良による欠場のため、準々決勝で戦わずして脱落となった。悲願の初優勝を果たそうと、今年はEVIL、上村優也、さらには前IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.を次々と下し、2年ぶりの決勝戦まで勝ち上がってきた。
対戦相手は今回のトーナメントから白いコスチューム&丸刈りに変貌し、試合スタイルも一変させた海野。自身の第2章で結果を出すべくフィンレーの前に立ち塞がった。
どちらが勝っても初優勝となる一戦を王者・後藤はテレビ解説席から見守る。試合はフィンレーペースで幕開け。荒削りなパワーファイトで海野の腰を中心に攻め立てる。一方、海野は右足攻めで反攻。両者は厳しく削り合った。
フィンレーが先に動く。ロープ際でのラリアットで場外戦に持ち込むと大暴走。無造作に鉄柱に顔面から投げつけ、さらにはテーブルめがけて裏落としを強行する。テーブルが真っ二つにへし折れ、海野は大ダメージを負うが、フィンレーはレフェリーの場外カウントを強引にストップさせると、今度はパワーボムの要領で鉄柱に叩きつけた。海野は大の字になりながらも場外カウント19で命からがら滑り込む。
海野のピンチは続いたが、パワーボムをDDTで切り返して決死の反撃開始。後頭部にランニングニーを連続してねじ込むと、コーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを敢行した。ドロップキックや延髄斬りもクリーンヒット。フィンレーのラリアット連打に対し、海野はハーフネルソンスープレックス3連発を繰り出して譲らない。フィンレーはスピアーからコーナーめがけてパワーボムを決めるが、ならばと海野もパワーボムを連発。ショートレンジのラリアットを振り抜く。
そして、海野は新技・Second Chapterをしつこく狙う。フィンレーの猛抵抗を受けても、ペースは握らせず、強烈なエルボーを連打。頭突きをぶち込むと、フィンレーのスピアーに合わせて、ヒザ蹴りをドンピシャリ。こん身のラリアットをぶち込んだ。カウントの大合唱となるが、フィンレーはキックアウト。Second Chapterをまたも切り抜け、INTO OBLIVIONで立て直す。
粘る海野はフィンレーのパワーボムをウラカンラナで切り返す。だが、それでも強引に抱え上げたフィンレーはパワーボムを餅つき式で連発。海野は必死にキックアウトしたものの、フィンレーは放送席の後藤を指差し、オーバーキルへ。一度は防いでまたもSecond Chapterを狙った海野だったが、フィンレーは横回転して切り崩し、今度こそオーバーキルでカチ上げて3カウントを奪った。
フィンレーが悲願のNEW JAPAN CUP初制覇。この結果、4・5両国大会でフィンレーがIWGP世界ヘビー級王者の後藤に挑戦することが決定した。フィンレーにとっては同王座初挑戦となる。両者は昨年の10・14両国大会でGLOBAL王座を懸けて対戦。当時王者だったフィンレーが後藤を下してタイトルを防衛している。
優勝トロフィーを受け取ったフィンレーは、王者・後藤を名指しで挑発。リングに呼び込むと、「後藤革命だなどと言っているが、THE REBEL(反逆)なしに革命なんて起こせない。つまり革命はお前のものではなく、俺のものだ」と豪語する。対する後藤は「後藤革命はお前には止められない。今は俺の時代だ! 両国で証明してやるよ」と応戦。2人はにらみ合った。
リングをあとにした後藤と入れ替わるように、BC WAR DOGSのゲイブ・キッド、ドリラ・モロニー、石森太二が登場。フィンレーを祝福する。フィンレーは「いいか、俺はゴトーをヤツの子供たちの前で倒した。顔に笑みを浮かべることなく、娘を泣かした。ゴトー、お前のシンデレラ物語は終わり、SAVAGE KINGの俺が、その王冠をいただきにいく。おとぎ話は終わり。俺がお前の王冠を奪う」と宣戦布告した。
マイクを受け取った外道も「おい、後藤。フィンレーは言ってるよ。両国でもう一度娘を泣かすことになるぞ。そのうえ、てめえは全てを失うんだ。憎しみこそが強さの秘訣だ。そして、それをおめえは止められねえ」と通告。フィンレーがその強さを徹底的に見せつけて、今年のNEW JAPAN CUPは幕を下ろした。
バックステージでも喜びをあらわにしたフィンレーに対し、敗れた海野はコメントスペースで大の字に。それでも「黒パンだろうが、白パンだろうが、昔だろうが、今だろうが、未来だろうが、俺は俺だ。海野翔太が海野翔太であり続けるだけだ」と再起を誓ったが、その前に来年に引退を控える棚橋弘至が現れ、「翔太、どんな新日本プロレスの未来を描いている? それを俺に見せてくれ。両国で俺とやろう」と一騎打ちを提案。海野は「お願いします」と返答しながらも、棚橋との握手には応じなかった。