【タカタイチマニア】塚本が新日本・永田&永井相手に奮戦 「次はシングルで食ってやる」 2025/5/7

『TAKATAICHI MANIA IV』後楽園ホール(2025年5月7日)
○永田裕志&永井大貴vsサンダー誠己&塚本竜馬×

 塚本が新日本・永田&永井を相手に奮闘したものの玉砕。「次はシングルだ」と新日本とのネクストを見据えた。

 塚本は元全日本で現在はフリーとしてJTOなどに参戦している。SNSで自らタイチにアピールして昨年12・14新宿大会参戦を実現。タイチに「インディーレスラーでここまで俺を揺さぶるヤツはいなかった」と言わしめた塚本は、タイチのYouTubeチャンネル「聖帝タイチのゲーム実況チャンネル」内の企画で自宅訪問を受け、「新日本プロレス所属になってベルトを巻く。ライオンマークを背負うのが夢」と語っていた。

 成り上がりを目指す塚本はこの日、“聖帝タイチのゲーム実況チャンネル プロデュースマッチ"として継続参戦を果たし、JTOの誠己と組んで、新日本のミスターIWGP・永田の胸を借りることになった。

 永井と打撃戦を展開した誠己からタッチを受けた塚本は永田にリングインを要求。呼応した永田が入るとショルダータックルやエルボーで立ち向かう。エルボー、ローキックで返り討ちにされ、サッカーボールキックを被弾。永井にチョップ連打を浴びせられ、永田のショルダーアームブリーカーに苦もんした塚本はミドルキック連打を浴びたが、蹴り足をキャッチすると、ボディスラムで一矢報い、場内を沸かせた。

 誠己にとってもチャンス。フライングボディアタックで永田に飛びつき、串刺し攻撃を連発。腰にニードロップを投下してから逆片エビ固めで絞め上げる。ダブルアームが不発に終わると、永井がモンキーフリップ、ブレーンバスターと攻勢。逆エビ固めで絞め上げた。

 その後、塚本は永田のミドルキック連打、串刺しフロントハイキックと厳しい攻めにあってしまう。それでも滞空式ブレーンバスターで叩きつけ、延髄ラリアットで必死の反撃。お株を奪うバックドロップでぶん投げてみせた。永田がエクスプロイダーで投げても、塚本は引かず。エルボー合戦に持ち込んだが、永田は浴びせ蹴りで返り討ち。ハイキックでねじ伏せ、バックドロップホールドを爆発させると塚本は3カウントを聞いた。

 塚本が永田に玉砕。試合後、「新日本プロレス、戦いのワンダーランドなんでしょ。だったらさ、身長低いかもしんないけど、ガイジンにも負けないパワーファイター必要なんじゃないの。フリーだからさ、声かけてくれれば上がる準備はできてるよ」と夢の新日本を希望し、「永田さん、そして永井、次はシングルでお前ら食ってやるよ。覚悟しとけ」と続きを見据えた。

【試合後の永田&永井】

▼永田「他流試合は面白いだろ?」

▼永井「面白いです」

▼永田「なあ、お前にピッタリだよ。永井は新日本での戦いぶりもいいですけど、他団体に出ると、よりそういう負けたくない気持ちが強く出る。見てるお客様に十分伝わってる。よく頑張った」

▼永井「こうやって永田さんと組ませてもらって、去年の8月だか9月かな。俺が練習終わって風呂入ってあがった時、永田さんが来て、オレッグさんがG1出て付き人つけないから『次、俺の付き人やってくんないか?』って。『でも俺、今年で最後だから』って悲しそうに俺に言ってきたのが…」

▼永田「本当は去年で俺、新日本の契約が終わって、頼むよって言ったら、延長になってから、また(付き人で)いれるかって言ったら快く受けてくれた」

▼永井「こうやって永田さんと組ませてもらって、他団体の若手とボコボコ殴り合えて、俺は凄く楽しいです」

▼永田「良かった。いい試合だった。頑張った。新日本が今、選手が抜けた、いろいろありますけど、こういう若い新しい芽がどんどん出てくる。しばらくどうなるかわかりませんけど、新日本プロレスの未来は間違いなく明るいです。こういう芽が出てますから。だから俺も刺激をもらえて、今日やってて楽しかったです。ありがとう。好きなこと言え」

▼永井「今日やった塚本、サンダー。何とも言えないね。まあ、俺はヤングライオンという名前を背負ってるつもりだから。誇りとプライド、あと責任ね。俺は新日本の他の若手よりそういうのを一番感じてるから。だから他の若手に負けてるつもりもないし、負けたいとも思わない。サンダー? もう一回、俺とやりたいって言うなら、いつでもどこでもやってやるよ。サンダーだかボンバーだか知らねえけど、二人まとめてでもいいよ。ウチのもう一人若手とサンダー、ボンバーでやれたらいいんじゃないですか。ありがとうございました」

【塚本の話】「永田裕志、いや永田さん。全然、衰えてないじゃないですか。ファンの時から見てた選手とこうして戦えるのは光栄だと思ってるよ。でもね、新日本プロレス、戦いのワンダーランドなんでしょ。だったらさ、身長低いかもしんないけど、ガイジンにも負けないパワーファイター必要なんじゃないの。フリーだからさ、声かけてくれれば上がる準備はできてるよ。永田さん、そして永井、次はシングルでお前ら食ってやるよ。覚悟しとけ」

【誠己の話】「おい、永井! お前はまだやり足りねえぞ。これからどんどんお前とぶつかっていってやるからな。おい、永井。待っとけよ」