プロレス/格闘技DX

『Resurgence 2025』アメリカ・Toyota Arena(2025年5月9日※現地時間)
STRONG無差別級選手権試合 ○石井智宏vsドリラ・モロニー×

　石井が2ヵ月ぶりの再戦でモロニーに雪辱を遂げ、STRONG無差別級王座初防衛を果たした。

　石井は4・11シカゴ大会におけるゲイブとのアイアンマンマッチを制してSTRONG王座を初戴冠。3・9尼崎大会におけるNEW JAPAN CUP1回戦で石井に勝利しているモロニーが挑戦を表明し、オンタリオの地で石井の初防衛戦を迎えた。

　石井は場外でのパワースラムで先制。リングに戻っても串刺しラリアット、ショルダータックルで真っ向から突っ込み、バックドロップで強引に引っこ抜く。モロニーがパイルドライバーで突き刺しても、石井は雪崩式ブレーンバスターで叩き落とし、ラリアット、頭突きと武骨に押し返した。

　モロニーは鷹木信悟ばりのMADE IN JAPANで突き刺して応戦。スピアーを叩き込む。石井もジャーマンで投げ、モロニーの延髄斬りを食らってもカウンターのラリアットをさく裂。スライディングラリアットで突っ込んだが、キャッチしたモロニーはジャンピングハイキックで応戦し、お株を奪う垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した。

　石井も意地。すぐさま立ち上がると延髄斬りをお返し。こん身のラリアットを叩き込む。粘るモロニーがドリラキラーを狙っても石井は決めさせず。スピアーを食らっても1カウントでキックアウトすると、パワーボム、スライディングラリアットで一気呵成。すかさず垂直落下式ブレーンバスターでダメ押しして3カウントを奪った。

　石井がSTRONG王座V1を果たした。2ヵ月ぶりの再戦でモロニーに雪辱を遂げ、「モロニー、二度はねえつったろ? 1-1(1勝1敗)だ、今んところ。また次だな」とネクストを視野に。「次、誰だ? どうせならよ、日本で組めねえようなカード組んでこいよ」とV2戦を見据えて次なる挑戦者を求めていた。