【WWE】翌日統一WWE王座戦へオートンが替え玉でシーナをだまし討ち 2025/5/10

 スマックダウンが現地時間9日、オハイオ州デイトンで行われ、5・10セントルイス大会『バックラッシュ』で統一WWE王座に挑戦するランディ・オートンが替え玉で王者ジョン・シーナを欺き、RKOをさく裂。本番前最後の仕掛けに成功した。

 シーナとオートンのライバル対決による統一WWE王座戦が行われる『バックラッシュ』が翌日に迫ったこの日、王者・シーナがリングに登場した。大ブーイングを浴びたシーナは「俺たちが初めて試合したのは25年前。それ以来、このリングで100回近く並び立ってきた。二人合わせて31回の世界王座戴冠。“容赦なき攻撃性"と言えば俺たち二人。選択肢はランディ・オートンとジョン・シーナの二択だった。明日はその2大巨頭の対決だ」と切り出し、「俺たちの対戦は明日が最後。二択を選べるのは明日が最後だ。明日てめえらの青春が終わる」と予告した。

 「明日、証明することは3つ。人生は不公平、勝者が歴史を作る、そしてランディ・オートンはウソつき」。そう続けたシーナは「ランディがWWEにいるのは親のおかげだ。しくじっても責任を取らない。スターの肩書とコネを盾に逃げてばかりだ。ランディは才能を無駄にする史上最強。俺は本物の史上最強だ。レジェンドキラーだって? 大したことない連中を潰してただけだ」とオートンを徹底的に罵倒。「明日はWWEの歴史的な日になる。俺がまた歴史を創る。これがラスト・リアル・チャンピオンの姿だ」と宣言し、ベルトを掲げた。

 すると背後に黒ずくめの男が現れたが、察知したシーナはアティテュードアジャストメントで返り討ちにした。が、今度は背後にオートンが出現。シーナばりの「ユー・キャント・シー・ミー」ポーズを決めたオートンは振り返ったシーナにRKOをさく裂させた。シーナは大の字。その眼前でオートンはベルトにキスしてから高々と掲げて仁王立ちした。ライバル対決による統一WWE王座戦は地元・セントルイス凱旋となるオートンが優勢でいよいよ決着の時を迎える。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。