【NOAH】新GHCジュニア王者YO-HEYインタビュー 怨敵タダスケ戦へ「ジャッジメント征矢」投入示唆、ノアジュニアに「個性」の大号令 2025/5/14

 ついに悲願のGHCジュニア王座初戴冠をYO-HEY。5・18後楽園大会では初防衛戦で怨敵タダスケの挑戦を受ける。

 5・3両国大会では「キャリア16年間のすべて」をかけてEitaを打ち破り、歓喜のシングルベルトをつかんだものの、即座にタダスケの急襲を受けてぶち壊しにされた。タダスケの情熱RATEL'S裏切り、TEAM 2000X入りから始まった遺恨は、ついにGHCジュニア王座戦にまで発展。インタビューではレフェリー・ジャッジメント征矢投入も示唆しつつ、ノアジュニアを引っ張る新王者としての展望も語った。

【YO-HEYインタビュー】

――GHCジュニア悲願の初戴冠から数日が経ちました

▼YO-HEY「あれだけの思い背負って獲ったんで、喜びも大きいですけど、日に日に責任感も増していってるカンジですねえ。今、ペットボトルで小ネギ育ててるんですよ」

――ネギ…

▼YO-HEY「で、そのネギが毎日少しずつ、少しずつ成長していくんですね。そのネギと同じように、チャンピオンとしての実感とか責任感も日々育っていってる。そんな気がしてるんです。今の僕はチャンピオンでありネギです。NEGI-HEYです」

――……。ずっとあと一歩で獲ることができなかったGHCジュニア、今回獲ることができた要因というのは?

▼YO-HEY「なんも“聞かない"ようにしましたね、今回は。応援の声はありがたいんですよ。メチャクチャ。でも、今までは『それに応えよう!』って気持ちも強くて、逆にそれがプレッシャーになって、あれこれ考えすぎて結果、弾けきれずにダメで…っていうことを繰り返してきたんで。『こうした方がいいんじゃない?』みたいな声に流されてしまった部分もあったと思うんですよ、基本的に自分、優しいんで」

――自分で言うんですね…

▼YO-HEY「ええ。で、今までは『周りが思う方に寄り添ったほうがいいんじゃないか?』みたいな感じで、気持ちがウネウネしてたんですけど、今回はそういうのを一切シャットアウトして。応援の声はありがたく気持ちだけいただいて、“自分がどうしたいか"にフォーカスして。耳にセメント入れたのが結果的には良かったのかな、と」

――では、チャンピオンになってからも“自分軸"というのをしっかり持っていきたいと?

▼YO-HEY「イエス♪ 自分がオモロイと思うことをやっていくのが、やっぱり自分が一番力を発揮できると思ったし、それが会社のためになることに繋がっていくとも信じてるんで。だから、やっぱり頂点のオイラが一番楽しんだろ!って思ってますね」

――改めてチャンピオンとして、どんなノアジュニアにしていく?

▼YO-HEY「若手もグングン伸びてて脅威を感じてるのは確かですけど、それでも敢えて言いたいのは『個性を出してこい!』ってことですね。それが良くても悪くても、自分の個性ってモンをどんどんリングに叩きつけて欲しい」

――個性、がキーワードになると

▼YO-HEY「うん、確かに今のノアジュニア、色んな選手がいますけど、ちょっと視点を引いてみれば、まだまだ“似たりよったり"だと思うんですよ。だからファイトスタイルとかキャラクター以前に“人間"として、どんな個性があるのか。性格でも、好きなものでも、生き方でも口癖でも何でもいいから、“自分はこんな人間だ"っていうのをもっとリングで出してきたら、ノアジュニアはもっと面白くなると思うんで。うわ、すっげーエエコト言ったんちゃう?」

――…。チャンピオンとしても、その“個性"に敏感でありたい?

▼YO-HEY「そうですね。こんなことしたら怒られるかな?とか、あんなことしたらアレかな?とか考えずに、尖(とが)れるところがあったら、どんどん尖って欲しい。NOAHって会社自体も今、そっちの方にシフトチェンジしてると思うんで。もっともっと自分を出しやすい環境になってると思うし、もう、それこそ“へその緒"ついてる頃からのこと思い出して、どんな人生歩んできたかリングで見せて欲しい。へその緒を見ながら、まじまじと考えて欲しい。まず、母ちゃんにへその緒を見せてもらうことから始めて欲しい」

――話がどんどん逸れていくのもYO-HEYさんの個性ですが…

▼YO-HEY「へ? これって出産関係のインタビューじゃないんですか? 4000グラムオーバーで産まれたワタシなんで、出産にはうるさいですよ」

――話を戻しますと、初防衛戦の相手はタダスケ選手、両国では後ろから襲われて感動ムードをぶち壊されました

▼YO-HEY「いや、ホントですよ。マジそれ言いたい。あの時、獲ってメチャクチャ嬉しかったんですよ。さあ喜びの絶頂!って時に襲われて、メチャクチャ腹立ったんですよ。“究極的に嬉しい"と“究極的に腹立つ"が同時に来て、どっちをどう表現すればいいのか脳ミソがフリーズして。精神的にキましたね、アレは」

――GLGからずっと一緒で仲良しだったタダスケ選手ですが、わずか2ヶ月で裏切り、荒れた挑戦者決定戦、そして両国での感動ムードぶち壊し…と遺恨が山盛り状態となっています

▼YO-HEY「もちろん冷静になって怒りが込み上げてきてますけど、逆にすっごいポジティブに言えば『怒らせてくれてありがとう』って気持ちもあるんですよね。あれだけの“ぶち壊し"をしてくれたタダスケを、もっともっとオイラがぶっ潰す!っていう目標を早速与えてもらったんで。まずはタダスケを盛大にぶっ潰してから、ボインボインなチャンピオンになっていきたいっすね」

――TEAM 2000Xに入ったタダスケ選手はどう見えている?

▼YO-HEY「何がしたいんだろうな?っていうのはありますね。色んな理由があってグレたにしても、最終地点としてアイツは何をどうしたいのか。ただただイスでド突いて、ベルトでド突いて『わぁ〜ザマーミロー!!』って言ってるだけで」

――タダスケ選手もシングルのGHCジュニアは未戴冠で、同じ境遇だったYO-HEY選手に先を越された形ではあります

▼YO-HEY「だったら圧倒的な“差"ってヤツをみせてやりましょうか。まぁでも、凶器使ったり、セコンド使ったりセコいことしてくるとは思うんで…ジャッジメント征矢レフェリーにお願いするのもアリかなと。タイトルマッチで認められるかは分からんですけど、両国でもきっちり公平にレフェリングしてたんで」

――確かにタダスケ選手が勝った試合で3カウントを叩いたのがジャッジメントさんでした

▼YO-HEY「彼としては“悲しみの3カウント"でしたけど、逆にそれでひいきをしない“公平さ"がみんなに伝わったとも思うんで。とにかくタダスケがどんな悪どい手ぇ使ってきても、全部しのいで潮吹かせます」

――泡を吹かせるのではなく…

▼YO-HEY「ハイ♪ もうコテンパンのボッコボコにして、タダスケに潮吹かせます!」