【スターダム】キッドがHANAKOとの身長差31cm対決制してワンダーV4 「小さい私のほうが強かった!」 2025/5/21
『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.2』後楽園ホール(2025年5月21日) ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 ○スターライト・キッドvsHANAKO× キッドが31cmも身長差のある巨体のHANAKOを破って、ワンダー王座V4。会心の勝利に「小さい私のほうが強かった!」と吠えた。 ワンダー王者のキッドは4・27横浜アリーナ大会で同門AZMを破って3度目の防衛に成功した。そんな白いベルトを持つ王者に挑戦表明したのがHANAKOだ。横アリ大会の第0試合で行われた挑戦権争奪スターダムランブルを制すると、「私が挑戦するベルトは白のベルトだ!」と表明。シングル初戴冠を狙って、聖地のメインでワンダー王座初挑戦を果たした。 王者・キッドが身長150cmなのに対し、HANAKOは現役日本人女子レスラー最長身となる身長181cmで、身長差はなんと31cm。HANAKOは中邑真輔から伝授された白鷺(スタンディング肩固め)で絞め上げて、5・18富山大会でキッドにギブアップ勝ち。キッドは身長でも勢いでも厳しい状況で決戦に臨んだ。 パワーの差を活かして先制したHANAKOに対し、キッドはスピードと空間を使った攻撃で譲らず。キッドはあえて投げ技を狙い、果敢にエルボー合戦を仕掛けたものの、積極策が仇となり、ラリアットでエプロンに追い詰められた。HANAKOは狭いエプロンでのブレーンバスターで王者に大ダメージを与える。 キッドは白鷺を狙われたものの、即座に逃れると、エプロンで蹴り足をキャッチし、ロープに叩きつけてHANAKOの動きを止める。雪崩式カサドーラ、ケブラーダ、不知火と大技を連発すると、旋回式ダイビングボディプレスを投下した。しかし、再びコーナーに上がったキッドを裏拳で足止めしたHANAKOが、雪崩式ブレーンバスターを敢行。クラッチを離さず、欠場中の舞華ばりにブレーンバスターを連続して繰り出す。抱え上げ式バックドロップでぶん投げると、満を持して、白鷺でギブアップを迫った。 キッドは命からがら場外に転落するも、HANAKOは即座にリングに押し入れ、フロントハイキックをねじ込み、JPコースターで仕留めにかかる。だが、間一髪で着地したキッドはグラウンドドラゴンスクリューから右足攻めへ。ムーンサルトプレスも右足に落とすと、マフラーホールドに絡め取った。 HANAKOは脚力を活かして強引に逃れると、強烈なラリアットを連続して振り抜いて活路を開く。ハイアングルのパワーボムでどよめきを誘うと、観客もHANAKOコールで後押し。HANAKOはJPコースターで勝負に出た。キッドが執念のキックアウトを見せると、HANAKOはラストライドの体勢に。 キッドがこれをモモ☆ラッチで切り返してピンチをチャンスに変える。HANAKOのラリアットをかいくぐり、丸め込みをフェイントにしてマフラーホールドに再捕獲。立ち上がろうとするHANAKOを浴びせ倒すと、黒虎脚殺に切り換えてギブアップを奪った。 キッドが足攻めを完遂させて、ワンダー王座激闘V4。試合後、マイクを持ったキッドは「HANAKO、ちょっと1年前とは、1週間前とは比べものにならないぐらい恐ろしいじゃねえか! でも、小さい私のほうが強かった!」と叫んでみせた。 敗れたHANAKOもマイクを握ると、「チビで、白を獲るのに9年もかかったスターライト・キッド。正直、前哨戦で勝って、今日そのベルトを獲るのは余裕やって思ってた。それぐらい今日、自信があったんや。でも、あんたは高くてデカい壁やったわ。プロレスはデカいだけじゃない。今日は大事なことに気づかされた。ありがとう」と敗戦の弁。それを聞いたキッドは「デカいだけじゃダメなんだよ、HANAKO」と白い薔薇をHANAKOに手渡した。 キッドは改めて「ワンダーV4! 小さくたって強い。小さくたってデカいヤツは倒せる。これがあるから、無差別級の女子プロレスは面白いよね? 私はこの面白さで固定概念をぶっ壊し、まだまだひっかき回してやるから、見といてくださいね」と豪語。いつものように、「ということで、後楽園ホールの皆さん、いつものあれ、聞かせてもらってもいいですか?」と観客にお願いして、後楽園ホールが「SLK」コールに包まれると、キッドは満足げ。「 第24代ワンダー・オブ・スターダム・チャンピオン、ホワイト・タイガー、SLKの防衛戦をこれからもお見逃しなく!」と締めくくった。 圧倒的な体格差を覆した勝利となったが、バックステージでは「HANAKOをぶん投げられなくて悔しい」と悔しさもあらわに。「欲深きホワイト・タイガーは、次にHANAKOとやる時は絶対ぶん投げてやるって思いました」と早くも再戦を見据えて予告した。 「今日スターダムで体格の一番デカいHANAKOと、体格の小さい私がこのベルトを懸けて戦ったということ、そして小さい私が黒虎脚殺でガッツリ勝ったという結果。これはワンダーチャンピオンの私としてすごく欲しかったものの1つでもあります」とこの日の勝利に手応えを示したものの、キッドが見据える高みはまだまだ遠い。「小さくても強い、勝てるということを、AZMやなつぽいには負けじと私が先頭に立って、証明し続けてみせます」と断言。ホワイト・タイガーは自らの理想を具現化すべく白いベルトを防衛し続ける。 【キッドの話】「ワンダーV4、4本目の薔薇、ゲットしました! 後楽園ホールでの大SLKコールは今まで一番最高の気分でした。それは、私のデビューの地でもあるし、私がシングルタイトルで後楽園ホールのメインに立ったのは、初めてワンダーのベルトに挑戦した時でした。その時はまだまだダメで、でも私のターニングポイントになる試合でもあった。だから、こうして4年後、自分がワンダーチャンピオンになって、後楽園ホールのメインで勝って締めれたってことが、やっぱり諦めなくてよかったって改めて思いました。HANAKOはもうリング上で言った通りです。HANAKOをぶん投げられなくて悔しい。けど、それはHANAKOのデカさとしての意地なのかなってすごく思いました。だから私は、欲深きホワイト・タイガーは次にHANAKOとやる時は絶対ぶん投げてやるって思いました。あとはデカくて強いとか、デカいヤツが勝って当たり前、トップにいて当たり前というのが、すごく私は嫌で嫌で嫌で。その固定概念をずっとぶっ壊したいと言い続けていました。それはこの無差別の女子プロレス界だから私ができると思って言い続けてきたことです。だから、今日スターダムで体格の一番デカいHANAKOと、体格の小さい私がこのベルトを懸けて戦ったということ、そして小さい私が黒虎脚殺でガッツリ勝ったという結果。これはワンダーチャンピオンの私としてすごく欲しかったものの1つでもあります。だから小さくても強い、勝てるということを、AZMやなつぽいには負けじと私が先頭に立って、証明し続けてみせます。今日はありあとうございました」 【HANAKOの話】「デカいのが私のよさ。今日はきっとあいつに余裕で勝ちたかった。あのベルトは(白川)未奈が欲しくて、やっとの思いで手に入れたベルト。でも、まだ諦めたわけじゃないし、もっともっとこのスターダムで駆け上がって、あのベルトを必ず巻いてみせます」
『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.2』後楽園ホール(2025年5月21日)
ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 ○スターライト・キッドvsHANAKO×
キッドが31cmも身長差のある巨体のHANAKOを破って、ワンダー王座V4。会心の勝利に「小さい私のほうが強かった!」と吠えた。
ワンダー王者のキッドは4・27横浜アリーナ大会で同門AZMを破って3度目の防衛に成功した。そんな白いベルトを持つ王者に挑戦表明したのがHANAKOだ。横アリ大会の第0試合で行われた挑戦権争奪スターダムランブルを制すると、「私が挑戦するベルトは白のベルトだ!」と表明。シングル初戴冠を狙って、聖地のメインでワンダー王座初挑戦を果たした。
王者・キッドが身長150cmなのに対し、HANAKOは現役日本人女子レスラー最長身となる身長181cmで、身長差はなんと31cm。HANAKOは中邑真輔から伝授された白鷺(スタンディング肩固め)で絞め上げて、5・18富山大会でキッドにギブアップ勝ち。キッドは身長でも勢いでも厳しい状況で決戦に臨んだ。
パワーの差を活かして先制したHANAKOに対し、キッドはスピードと空間を使った攻撃で譲らず。キッドはあえて投げ技を狙い、果敢にエルボー合戦を仕掛けたものの、積極策が仇となり、ラリアットでエプロンに追い詰められた。HANAKOは狭いエプロンでのブレーンバスターで王者に大ダメージを与える。
キッドは白鷺を狙われたものの、即座に逃れると、エプロンで蹴り足をキャッチし、ロープに叩きつけてHANAKOの動きを止める。雪崩式カサドーラ、ケブラーダ、不知火と大技を連発すると、旋回式ダイビングボディプレスを投下した。しかし、再びコーナーに上がったキッドを裏拳で足止めしたHANAKOが、雪崩式ブレーンバスターを敢行。クラッチを離さず、欠場中の舞華ばりにブレーンバスターを連続して繰り出す。抱え上げ式バックドロップでぶん投げると、満を持して、白鷺でギブアップを迫った。
キッドは命からがら場外に転落するも、HANAKOは即座にリングに押し入れ、フロントハイキックをねじ込み、JPコースターで仕留めにかかる。だが、間一髪で着地したキッドはグラウンドドラゴンスクリューから右足攻めへ。ムーンサルトプレスも右足に落とすと、マフラーホールドに絡め取った。
HANAKOは脚力を活かして強引に逃れると、強烈なラリアットを連続して振り抜いて活路を開く。ハイアングルのパワーボムでどよめきを誘うと、観客もHANAKOコールで後押し。HANAKOはJPコースターで勝負に出た。キッドが執念のキックアウトを見せると、HANAKOはラストライドの体勢に。
キッドがこれをモモ☆ラッチで切り返してピンチをチャンスに変える。HANAKOのラリアットをかいくぐり、丸め込みをフェイントにしてマフラーホールドに再捕獲。立ち上がろうとするHANAKOを浴びせ倒すと、黒虎脚殺に切り換えてギブアップを奪った。
キッドが足攻めを完遂させて、ワンダー王座激闘V4。試合後、マイクを持ったキッドは「HANAKO、ちょっと1年前とは、1週間前とは比べものにならないぐらい恐ろしいじゃねえか! でも、小さい私のほうが強かった!」と叫んでみせた。
敗れたHANAKOもマイクを握ると、「チビで、白を獲るのに9年もかかったスターライト・キッド。正直、前哨戦で勝って、今日そのベルトを獲るのは余裕やって思ってた。それぐらい今日、自信があったんや。でも、あんたは高くてデカい壁やったわ。プロレスはデカいだけじゃない。今日は大事なことに気づかされた。ありがとう」と敗戦の弁。それを聞いたキッドは「デカいだけじゃダメなんだよ、HANAKO」と白い薔薇をHANAKOに手渡した。
キッドは改めて「ワンダーV4! 小さくたって強い。小さくたってデカいヤツは倒せる。これがあるから、無差別級の女子プロレスは面白いよね? 私はこの面白さで固定概念をぶっ壊し、まだまだひっかき回してやるから、見といてくださいね」と豪語。いつものように、「ということで、後楽園ホールの皆さん、いつものあれ、聞かせてもらってもいいですか?」と観客にお願いして、後楽園ホールが「SLK」コールに包まれると、キッドは満足げ。「 第24代ワンダー・オブ・スターダム・チャンピオン、ホワイト・タイガー、SLKの防衛戦をこれからもお見逃しなく!」と締めくくった。
圧倒的な体格差を覆した勝利となったが、バックステージでは「HANAKOをぶん投げられなくて悔しい」と悔しさもあらわに。「欲深きホワイト・タイガーは、次にHANAKOとやる時は絶対ぶん投げてやるって思いました」と早くも再戦を見据えて予告した。
「今日スターダムで体格の一番デカいHANAKOと、体格の小さい私がこのベルトを懸けて戦ったということ、そして小さい私が黒虎脚殺でガッツリ勝ったという結果。これはワンダーチャンピオンの私としてすごく欲しかったものの1つでもあります」とこの日の勝利に手応えを示したものの、キッドが見据える高みはまだまだ遠い。「小さくても強い、勝てるということを、AZMやなつぽいには負けじと私が先頭に立って、証明し続けてみせます」と断言。ホワイト・タイガーは自らの理想を具現化すべく白いベルトを防衛し続ける。
【キッドの話】「ワンダーV4、4本目の薔薇、ゲットしました! 後楽園ホールでの大SLKコールは今まで一番最高の気分でした。それは、私のデビューの地でもあるし、私がシングルタイトルで後楽園ホールのメインに立ったのは、初めてワンダーのベルトに挑戦した時でした。その時はまだまだダメで、でも私のターニングポイントになる試合でもあった。だから、こうして4年後、自分がワンダーチャンピオンになって、後楽園ホールのメインで勝って締めれたってことが、やっぱり諦めなくてよかったって改めて思いました。HANAKOはもうリング上で言った通りです。HANAKOをぶん投げられなくて悔しい。けど、それはHANAKOのデカさとしての意地なのかなってすごく思いました。だから私は、欲深きホワイト・タイガーは次にHANAKOとやる時は絶対ぶん投げてやるって思いました。あとはデカくて強いとか、デカいヤツが勝って当たり前、トップにいて当たり前というのが、すごく私は嫌で嫌で嫌で。その固定概念をずっとぶっ壊したいと言い続けていました。それはこの無差別の女子プロレス界だから私ができると思って言い続けてきたことです。だから、今日スターダムで体格の一番デカいHANAKOと、体格の小さい私がこのベルトを懸けて戦ったということ、そして小さい私が黒虎脚殺でガッツリ勝ったという結果。これはワンダーチャンピオンの私としてすごく欲しかったものの1つでもあります。だから小さくても強い、勝てるということを、AZMやなつぽいには負けじと私が先頭に立って、証明し続けてみせます。今日はありあとうございました」
【HANAKOの話】「デカいのが私のよさ。今日はきっとあいつに余裕で勝ちたかった。あのベルトは(白川)未奈が欲しくて、やっとの思いで手に入れたベルト。でも、まだ諦めたわけじゃないし、もっともっとこのスターダムで駆け上がって、あのベルトを必ず巻いてみせます」