【スターダム】H.A.T.E.とMi Vida Locaが両リン決着で収拾つかず 天咲提案でアーティスト3WAY戦電撃決定 2025/5/21

『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.2』後楽園ホール(2025年5月21日)
△鈴季すず&青木いつ希&山下りなvs吏南&琉悪夏&小波△

 H.A.T.E.とMi Vida Locaがアーティスト王座挑戦権を懸けて対戦したものの、大乱戦の末にまさかの両者リングアウト決着に。試合後もいがみ合う両チームを見て、王者の天咲が3WAYでの防衛戦を提案し、5・24大阪大会で行われることが電撃決定した。

 現在、アーティスト王座はNEO GENESISのキッド&AZM&天咲が保持しているが、5・1高松大会でH.A.T.E.の小波&吏南&琉悪夏がベルトを強奪。NEO GENESISは5・11後楽園大会でベルトを奪回したものの、両軍の間にタイトルマッチの気運が高まった。それに待ったをかけたのが始動したばかりの新ユニット・Mi Vida Locaのすず&山下&青木。ユニット抗争に割って入ると、王者のキッドがH.A.T.E.とMi Vida Locaによる次期挑戦者決定戦を提案し、後楽園ホールのセミファイナルで行われる運びとなった。

 勝者が5・24大阪大会でベルトに挑むことになる一戦は、ゴングを待たずにやり合うと、序盤から場外戦になだれ込む荒れた展開に。一進一退のシーソーゲームとなったが、特に感情むき出しでぶつかり合ったのが吏南と山下りなの同名対決。吏南がダイビングダブルニードロップを落とせば、山下もトラースキックを返して両者大の字になった。

 すずは小波はエルボー合戦で火花。H.A.T.E.は怒とうの連続攻撃ですずを攻め立てると、小波はフィッシャーマンズスープレックスからランニングローキックで蹴り倒し、指まで絞め上げる腕固めで拷問する。すずの抵抗を受けてもハイキックを叩き込んで笑みを浮かべた。ならばとすずも頭突きを返し、ハイキックは相打ちで同時に崩れ落ちる。懸命に立ち上がると、ジャーマン合戦でもせめぎ合うも、すずが一気にテキーラショットを敢行した。

 ここがチャンスと、山下と青木もラリアットで相手チームを分断。小波にトリプルトラースキックをぶち込むと、すずはジャーマンスープレックスで勝負に。だが、セコンドの刀羅がレフェリーの足を引っ張って妨害すると、小波はチョーク攻撃ですずを蹂りん。青木と山下も排除すると、琉悪夏がブラックボックスをすずの脳天に振り下ろした。

 そして、3人がかりでボックスめがけてすずを叩きつけようとしたものの、山下と青木が急行して、またも場外乱闘に発展。試合権のある小波とすずはリングに戻ろうとするも、他の選手が妨害すると、そのまま両者リングアウト決着となった。

 一応の決着がついても、両チームは大乱闘。すずと小波は罵声を浴びせ合う。チャンピオンのAZMが「ちょっと待て。なに? ドロー? 結局誰が挑戦者なわけ?」と問いかけても、H.A.T.E.とMi Vida Locaはいがみ合うばかり。AZMは「どっちも勝ってないから。別にどっちもなしでもいいですけど?」と呆れ始める。

 そんな中、チャンピオンの一角である天咲が「でもまあ、大阪でやるって言っちゃってるし、まとめてやっちゃってもいいですか? まとめてやったらいいじゃん!」と強権を発動。これにもH.A.T.E.とMi Vida Locaは文句を言い続けるが、天咲が「うるさい! 岡田さん、この人たちチャンピオンの言うこと聞きません」と本部席の岡田太郎社長に決断を迫る。すると、岡田社長は「チャンピオンの言うことは絶対ですし、どっちにしてもうるさそうなんで、今週末大阪、3WAYでアーティスト戦やりましょう」と断言。3WAYでの防衛戦が電撃決定した。

【小波の話】「おい、なんだよ3WAYって。おかしいだろ。どう考えても私たちのほうが先に挑戦表明してたのに、なんで知らないヤツらが来て、3WAYになるんだよ? 岡田、それともチャンピオンか、決めたヤツは。チャンピオンになったらそんなに権利があるのか? チャンピオンはそんなに偉いのか? じゃあ、私たちがベルトを持って、スターダムを私たちがベルトの権力で支配してやるよ」


【試合後のすず&山下&青木】

▼すず「おい、おい、おい、おい、おい! おかしいだろ!?」

▼青木「何だよ? おい!」

▼山下「H.A.T.E.のせいでよ!」

▼すず「ホントだよ、なんであいつらともう一回…H.A.T.E.何? 3WAY? 3WAYって言ってたっけ?」

▼青木「3人の3WAY」

▼すず「人多すぎるだろ!」

▼青木「お客さんも見えねえだろ!」

▼山下「ややこしいルールでウチらが見せつけてやればいいんだよ」

▼すず「確かに。ウチらはでかくて強えだけじゃねえんだ。ここが誰よりも強いってことを覚えとけよ!」

▼青木「覚えとけよ!」

▼山下「吏南のヤロー、吏南のヤロー。りなさんと呼べ!」


【AZM&天咲の話】

▼AZM「今日、次期挑戦者決定マッチだったから見にいってたけど、ドローになってたんだけど」

▼天咲「ドローにしてたよね」

▼AZM「してた。あんな収拾つかない感じでやって、うちらが入ったら、全員うるさい」

▼天咲「全員うるさい」

▼AZM「うるさすぎる。まあでも、私がだったらやらないよとか言ったけど、光由がね」

▼天咲「大阪で約束しちゃってるから。大阪でやるって言っちゃってるから」

▼AZM「言っちゃって、その月1でね」

▼天咲「しようっていうのも言ってるから。3WAYでまとめて、勝てばいいから」

▼AZM「そう、光由の優しさで3WAYになったから」

▼天咲「なのに、グダグダグダグダ言いやがって」

▼AZM「私たちが大阪、絶対防衛しましょう。チャンピオンの言うことは…」

▼AZM&天咲「絶対〜!」