プロレス/格闘技DX

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』アクリエひめじ(2025年5月24日)
Bブロック公式戦 ○YOHvsニック・ウェイン×

　YOHが単独首位・ウェインを止めて価値ある4勝目を挙げた。

　AEWの新鋭・ウェインはここまで4勝2敗・勝ち点8。スーパー初出場ながらBブロック単独首位で終盤戦を迎えた。対するYOHは3勝3敗・勝ち点6で追う状況。2日前の大阪大会では昨年覇者・デスペラードを破ってみせた。

　ともに離れ際に相手の額にキスして幕開け。ウェインがショルダータックルでなぎ倒せば、YOHは顔面への低空ドロップキックを見舞って譲らない。ならばとスピードで翻ろうしたウェインはジャンピングエルボースマッシュで場外に吹き飛ばし、ラ・ケブラーダを発射した。

　リングに戻ってもウェインがチキンウイングアームロックなどでYOHがテーピングを施した左腕を狙い撃ち。DDTで突き刺すと、YOHはジャンピングエルボー、スイングネックブリーカードロップ、ファルコンアローの波状攻撃で押し返す。ウェインがサッカーボールキックで蹴り飛ばし、ドラゴンスープレックスを阻止してもコブラツイストで絡みついた。

　逃れたウェインはアナコンダバイスを阻止してアサイDDTで逆襲。読み合いを制して高速ドラゴンスープレックスで叩きつける。意地のYOHもドラゴンスープレックスで応戦。2カウントで返されてもDIRECT DRIVEを仕掛けたが、阻止したウェインがトラースキックを打ち込み、プロディジープレックスの構え。YOHも首固めで切り返したが、トラースキックで棒立ちにさせたウェインはハンドスプリングスタナーをさく裂させた。

　YOHも3カウントを許さない。レインメーカー式ジャンピングニーをぶち込むと、投げを打ってのアナコンダバイスで捕獲。一気に絞め上げてウェインをギブアップさせた。

　3敗目を喫したウェインが単独首位から陥落。YOHが4勝目を挙げてBブロック首位タイに浮上した。公式戦は残り2試合で次戦は5・25名古屋大会のティタン戦となる。

【YOHの話】「(※ピースサインをした指を動かしながら、ビデオカメラに向かってネットリとした表情で)ニックにウィン」

【ウェインの話】「ちょっと待てよ……マジかよ!? なんでタップしちまった!? タップアウトなんてしたことねぇのに! 何が起きてるんだ? どうなってんだよ、チクショー! マジで何が起きてんだ!?」