【新日本】金丸の足攻めに苦戦もヒロム4勝目 握手→ウィスキー噴射被弾も「いつの日か必ず組んでやる」 2025/5/24

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』アクリエひめじ(2025年5月24日)
Aブロック公式戦 ○高橋ヒロムvs金丸義信×

 ヒロムが大苦戦の末にスーパージュニア4勝目。試合後、金丸と握手を交わした次の瞬間、ウィスキー噴射を浴びたものの「俺は金丸さんを絶対に諦めない。いつの日か、必ず組んでやる」との意向を示した。

 自身の最多優勝記録更新となるV5がかかるヒロムはここまで3勝3敗・勝ち点6。ダイヤ、アキラ、藤田と新世代勢に黒星を喫したものの、Aブロック2位タイの突破圏内で金丸との7戦目に臨んだ。金丸は5・23大阪大会で無所属のヒロムに向かって「一緒にやるか? 面白いこと考えてるから」と共闘要請と受け取れる発言を口に。ヒロムも握手に応じていた。

 ヒロムは「信じてる」「金丸義信」と両手のテーピングに書いて出陣したものの、高橋裕二郎とSHOが背後から襲撃。ヒザ砕きに出た金丸は開始のゴングが鳴ると、低空ドロップキックで左ヒザを射抜くなど足攻めを展開。早くも足4の字固めで捕らえた。

 ヒロムもすぐさまロープに逃れ、金丸がニークラッシャーで足攻めを続けても、お返しとばかりに低空ドロップキックを連発して左ヒザを狙い撃ち。ドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕らえる。が、耐えた金丸が再び足4の字で捕獲。ヒロムが反転してもそのまま場外に転げ落ち、なおも絞め上げた。

 ヒロムがリングアウト寸前に戻っても、金丸はみたび足4の字地獄に引き込む。耐えたヒロムはニークラッシャーを回転エビ固めで切り返し、足4の字を仕掛けたが、金丸は首固めで丸め込む。何とか返したヒロムは足4の字にこだわる金丸を逆に首固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

 ヒロムが大苦戦を強いられながらも金丸を破って4勝目。試合後、「どうなるかわかってたんだ。でも可能性を信じたんだ。あらためて思ったよ。あんたと組んだら面白いことになる」と叫んだヒロムは金丸と握手を交わした。が、最後は金丸のウィスキー噴射を顔面に浴びてしまった。それでも「また改めて思ったよ。あなたはすごい。何で、何でHOUSE OF TORTUREなんかにいるんですか? 金丸さんともあろう者が」と称えたヒロムは「今日で確信したよ。俺は金丸さんを絶対に諦めない。いつの日か、必ず組んでやる」との意向を示した。

 ともあれヒロムがスーパージュニア4勝目。ワトが5勝目を挙げたことで、Aブロック2位は変わらず。公式戦は残り2試合で次戦は5・25名古屋大会。首位・ワトとの直接対決を控える。

【ヒロムの話】「大丈夫。わかってますよ、金丸さん! でも! (※床に座り込む)数パーセントでもあなたと組める可能性があるなら乗っかるでしょう。全乗っかりするでしょう。(※左ヒザを押さえて)痛え……。まあでも、また改めて思ったよ。あなたはすごい。何で、何でHOUSE OF TORTUREなんかにいるんですか? 金丸さんともあろう者が。今日で確信したよ。俺は金丸さんを絶対に諦めない。いつの日か、必ず組んでやる。あなたがいれば、俺が好きだったユニット『C.T.U』みたいなことができるかなと思ったのにな。(※立ち上がって)残念だ。まあ諦めませんよ。(※立ち去りながら)優勝だ、優勝。5度目の優勝だ」

【金丸の話】「高橋ヒロムと組む? そんなわけねえだろ! 見てるヤツらもよ、高橋ヒロムも(※頭を指差し)騙されてんだよ。(※立ち去りながら)それで、俺はアイツとの闘い、充分だ。それ以上何もない。見てるヤツらも高橋ヒロムも手のひら(の上)だったな」