【MAOの話】「なんて、なんて青春なんでしょう。ニックと知り合ってから長いけど、今日で4回目でした、ニックと試合するのは。それがまさか『BEST OF THE SUPER Jr.』の公式戦の中で、新日本プロレスのリングでニック・ウェインと当たる日が来るとは本当に思わなかったし、プロレスラーは何歳になっても青春ができていい職業ですね、本当に。Bブロックの中でも今、これで10点目か。結構いいとこいってんじゃないですか、今。優勝も見えてるんだよ。『BEST OF THE SUPER Jr.』Bブロック獲るのも目の前に見えてる。次はいよいよ最終戦。まぁいろんな兼ね合いとかも出てくるかもしんねぇ。最終戦にもなると誰が勝った負けたで運命が全然変わってくる。でも、俺は自分を信じて、そして何よりSHOを倒して、SHOをぶっ飛ばして、絶対に12点目を獲って、あとは祈るだけだ。絶対に新潟でSHOをぶっ飛ばしてやる!」
【ウェインの話】「俺は上手くやった。連勝しブロック首位に立った。リーグ全体の首位に立った。その後、3連敗。俺が決勝戦に進める可能性は? (※無言で首をかしげて)奇跡が起きないとダメだろう。今晩の様子を見守ろう。もしさっきのが俺の最後の公式戦で、今晩脱落が決定したとしてもいい挑戦だったと思う。本当にいい挑戦だった。多くの選手に連勝した。ベルトを持ちたくさんの勝利を得た。IWGPジュニアヘビー級王者にも勝った。そして何よりも、自分のプロレス界での一番大きな夢の一つ、『BEST OF THE SUPER Jr.』出場を果たせた。その夢は叶った。そしてそれを終わらせなければならない。優勝しないと。そう、『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場したからには、優勝しなければならない。覚えておいてくれ。もし俺が日本に再び来て、ニュージャパンに戻り、『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場できることがあれば、俺はより強く、速くなっているだろう。そしてより精緻なテクニックで優勝し、史上最年少の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者になるんだ! 旅は続く。まだ脱落してはいないが、そうなった場合は、ニュージャパンよ、人生最高のリーグ戦の体験を与えてくれたことに感謝する。(※日本語で)アリガトウゴザイマシタ。(※英語で)ありがとう」
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』愛知・ポートメッセなごや第2展示館(2025年5月25日)
Bブロック公式戦 ○MAOvsニック・ウェイン×
スーパージュニア初出場対決でMAOがウェインを下し、首位タイを死守。最終公式戦となるSHO戦に向けて、「新潟でSHOをぶっ飛ばしてやる」と予告した。
4勝3敗の首位タイで並ぶMAOとウェインが公式戦で対決した。DDTや『All Star Jr. Festival U.S.A. 2023』で対戦経験があるが、シングルマッチは初めて。注目のスーパージュニア初出場対決となった。
MAOは2連勝中、ウェインは2連敗中での対戦。序盤戦をリードしたMAOは「四角」コールを巻き起こすなど観客を煽る余裕を見せる。しかし、ウェインはブレーンバスターを皮切りに逆襲。串刺しエルボースマッシュ、アサイDDTで攻め込んだ。その場飛びシューティングスタープレスも投下する。
MAOが外道クラッチから後方にブリッジすれば、ウェインも同じように丸め込む。MAOが視線を逸らして殴ろうとすれば、ウェインも同じ攻撃で呼応。さらに、ウェインがハンドスプリング式スタナーを繰り出せば、ネックスプリングで立ち上がったMAOもスタナーを即座に返した。
エルボー合戦でも火花を散らすと、今度はビンタ合戦へ。MAOはレフェリーを盾にして追撃を防ぐと、そのレフェリーを飛び越えてダイヤモンドカッターを狙うが、読んだウェインはそれをキャッチしてジャーマンで投げ捨てる。負けじとMAOもウェインを何度も回転させてからカナディアンデストロイヤーで突き刺したものの、ウェインもダイブ式の飛びつき逆打ちを繰り出した。
競り合いは続き、ウェインは必殺のウェインズワールドを敢行したが、倒立で切り返したMAOはコーナーを駆け上がり、掟破りの逆ウェインズワールドをズバリ。ジャストフェイスロックに絡め取ると、ディックキラーに切り換えてギブアップを奪った。
MAOがウェインを破って3連勝。他の試合の結果を受けて、デスペラード、YOHと並ぶ首位タイで最終公式戦を迎えることになった。一方、ウェインは3連敗で一歩後退を余儀なくされた。
「新日本プロレスのリングでニック・ウェインと当たる日が来るとは本当に思わなかったし、プロレスラーは何歳になっても青春ができていい職業ですね、本当に」と感慨深げに語ったMAOは「Bブロックの中でも今、これで10点目か。結構いいとこいってんじゃないですか、今。優勝も見えてるんだよ」と優勝も見据えた。
最終公式戦の舞台は5・29上越大会。SHOと対戦するが、MAOは「最終戦にもなると誰が勝った負けたで運命が全然変わってくる。でも、俺は自分を信じて、そして何よりSHOを倒して、SHOをぶっ飛ばして、絶対に12点目を獲って、あとは祈るだけだ。絶対に新潟でSHOをぶっ飛ばしてやる!」とSHOを真っ向から粉砕して、決勝の舞台へと進むつもりだ。
【MAOの話】「なんて、なんて青春なんでしょう。ニックと知り合ってから長いけど、今日で4回目でした、ニックと試合するのは。それがまさか『BEST OF THE SUPER Jr.』の公式戦の中で、新日本プロレスのリングでニック・ウェインと当たる日が来るとは本当に思わなかったし、プロレスラーは何歳になっても青春ができていい職業ですね、本当に。Bブロックの中でも今、これで10点目か。結構いいとこいってんじゃないですか、今。優勝も見えてるんだよ。『BEST OF THE SUPER Jr.』Bブロック獲るのも目の前に見えてる。次はいよいよ最終戦。まぁいろんな兼ね合いとかも出てくるかもしんねぇ。最終戦にもなると誰が勝った負けたで運命が全然変わってくる。でも、俺は自分を信じて、そして何よりSHOを倒して、SHOをぶっ飛ばして、絶対に12点目を獲って、あとは祈るだけだ。絶対に新潟でSHOをぶっ飛ばしてやる!」
【ウェインの話】「俺は上手くやった。連勝しブロック首位に立った。リーグ全体の首位に立った。その後、3連敗。俺が決勝戦に進める可能性は? (※無言で首をかしげて)奇跡が起きないとダメだろう。今晩の様子を見守ろう。もしさっきのが俺の最後の公式戦で、今晩脱落が決定したとしてもいい挑戦だったと思う。本当にいい挑戦だった。多くの選手に連勝した。ベルトを持ちたくさんの勝利を得た。IWGPジュニアヘビー級王者にも勝った。そして何よりも、自分のプロレス界での一番大きな夢の一つ、『BEST OF THE SUPER Jr.』出場を果たせた。その夢は叶った。そしてそれを終わらせなければならない。優勝しないと。そう、『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場したからには、優勝しなければならない。覚えておいてくれ。もし俺が日本に再び来て、ニュージャパンに戻り、『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場できることがあれば、俺はより強く、速くなっているだろう。そしてより精緻なテクニックで優勝し、史上最年少の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者になるんだ! 旅は続く。まだ脱落してはいないが、そうなった場合は、ニュージャパンよ、人生最高のリーグ戦の体験を与えてくれたことに感謝する。(※日本語で)アリガトウゴザイマシタ。(※英語で)ありがとう」