プロレス/格闘技DX

　『サタデーナイト・メインイベント』が現地時間24日、フロリダ州タンパで行われ、ブロンソン・リードが電撃復帰し、セス“フリーキン"ロリンズ&ブロン・ブレイカーに合流。ロリンズ&ブレイカーがCMパンク&サミ・ゼインを粉砕した。

　4月の『レッスルマニア41』でロリンズとポール・ヘイマンが結託。ブレイカーが加わり、新勢力が誕生した。ヘイマンに裏切られたパンクは5・5ロウでロリンズが王者ジェイ・ウーソに挑戦した世界ヘビー級王座戦に乱入。ロリンズをイスでめった打ちにした。遺恨深まる両者がこの日、ゼイン、ブレイカーとそれぞれ組んでのタッグ対決に臨んだ。

　ブレイカーがエプロンから場外へのダイビングネックブリーカーでゼインを実況席に激突させれば、パンクはブルドッギングヘッドロックとネックブリーカードロップを同時に決めてロリンズとブレイカーをまとめて叩きつけて挽回。GTSの構えに入ったが、ブレイカーが妨害した。すかさずロリンズがペディグリーで逆襲。ゼインがカットに飛び込むと、ブレイカーを場外に蹴散らし、故・サブゥーさんばりのアラビアンプレスを決めた。

　その後、パンクとロリンズが激しい殴り合いを展開。GTS、カーブストンプと互いの必殺技を読み合うと、ラリアットは相打ちに。ならばとゼインがトップロープからの飛びつきスイングDDTでブレイカーを突き刺し、パンクはロリンズにプランチャを発射。ゼインがコーナーへのエクスプロイダーでブレイカーに追い討ちをかけ、ヘルヴァキックの構えに入ったが、ヘイマンが妨害した。

　ここで昨年11月の『サバイバー・シリーズ』を最後に欠場していたリードが電撃登場。フライングボディアタックでパンクに猛突進し、バリケードを破壊した。リング上ではブレイカーがスピアーをゼインに叩き込んで3カウントを奪った

　リードが半年ぶりに復帰。試合後、ロリンズとハグを交わし、ブレイカーと握手すると、ヘイマンと4人で手を挙げて勝ち誇った。そこへパンクが飛び込んだものの、リードがセントーンで返り討ち。ツナミを放ってKOした。

　ロリンズ&ブレイカーに怪獣・リードが合流。強力すぎる新メンバーを加えた新軍団が猛威を振るうことになりそうだ。