【新日本】ワト脱落 金丸はジュニアタッグ王座に照準「お前らじゃ価値を下げきれてねえんだよ」 2025/5/27

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』キラメッセぬまづ(2025年5月27日)
Aブロック公式戦 ○金丸義信vsマスター・ワト×

 ワトが金丸の足攻めに屈して脱落。まんまと足を引っ張った金丸はIWGPジュニアタッグ王座に照準を定めた。

 2年ぶり2度目の優勝=飛び石連覇を狙う2023年覇者・ワトは5勝3敗・勝ち点10。Aブロック首位タイで最終公式戦を迎えた。最後の相手は勝ち点6で脱落となっている金丸。首位タイのヒロム、コナーズに直接対決で敗れているものの、望みをつなぐには勝利するしかなかった。

 入場時、金丸に襲撃されたワトは鉄柱攻撃で出鼻をくじかれてしまう。開始のゴングが鳴るとスワンダイブ攻撃の構えをみせたが、金丸はレフェリーを激突させて阻止。場外に転落したワトの右足にイスをセットし、イスを振り下ろす。リングに戻っても低空ドロップキック、ニークラッシャーなどで右足を徹底攻撃。逆片エビ固めで絞め上げた。

 ロープに逃れたワトが場外で間を取ろうとすると、追いかけた金丸は右ヒザを場外マットに叩きつけて追い討ち。リングに戻すと足4の字固めで捕らえる。何とか耐えたワトは起死回生のフェースクラッシャーでようやく反撃。痛む右足を引きずりながらも飛びつきネックブリーカードロップで追撃。レシエントメンテで叩きつけた。

 2カウントで返した金丸はレフェリーをつかんで通天閣ジャーマンを阻止。右ヒザを蹴りつけると、再び足4の字固めで絞め上げる。SHOと高橋裕二郎がリングサイドに現れた中、ワトも耐え続けたものの最後はギブアップした。

 この結果、ワトは勝ち点10止まりで公式戦全日程を終了。勝ち点10で並ぶヒロム、アキラ、コナーズとの直接対決が1勝2敗のため脱落が確定してしまった。試合後、SHOと裕二郎が乱入し、二人がかりでワトを暴行。IWGPジュニアタッグを保持するパートナーのYOHがワト救出に駆けつけた。

 まんまと足を引っ張った金丸は「若造! 大したことねぇな」と嘲笑。「アイツらが持ってよ、だいぶ価値の下がったベルト持ってるよな? お前らじゃよ、価値を下げきれてねえんだよ。価値を下げるっていうのはな、どういうことか教えてやるよ」とワト&YOHからのジュニアタッグ王座獲りを宣言した。ワトも「こんな形でこっちの勝ち点奪いやがって……なんだ? ふざけんなよ!」と収まらず。「このやられたことはすべてお前にやり返してやるよ、見とけ! やられた分、倍にして返してやるよ!」と報復を見据えた。