【WWE】カイリが元女子世界王者リヴを破って復帰後初勝利 2025/5/27

 ロウが現地時間26日、フロリダ州タンパで行われ、カイリ・セインが元女子世界王者リヴ・モーガンとの一騎打ちに勝利した。

 昨年12月から欠場していたカイリは先週、5ヵ月ぶりに復帰。リア・リプリー、ゾーイ・スタークとの女子マネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦予選に臨んだものの惜しくも敗れた。

 この日、イヨ・スカイとカイリがバックステージでWWE女子タッグ王者のリヴ&ラケル・ロドリゲスと遭遇。「あなたのユニット、もう0人かと思ってた。カイリはMITB戦に出場できないしね」と嘲笑するリヴが「ブリーフケースを勝ち取って、あんたにキャッシュインする」と女子世界王者・イヨに通告した。するとカイリが「さっきからペラペラペラペラとバカにしやがって」と日本語で怒りを爆発。「いいわ、今日試合しようじゃないの」と要求し、リヴも「やってあげる」と受けて立って一騎打ちが決まった。

 序盤、サッカーボールキックを食らって先制されたカイリはチョップ連打、掌底連打で応戦。フライングヘッドシザースで吹き飛ばし、スライディングエルボーを叩き込む。エプロンに出たリヴにバックブローを見舞ったが、サンセットフリップパワーボムで場外に叩き落とされた。

 その後もカイリはリヴのスリーアミーゴスで攻勢を許したが、スピアーを突き刺して逆襲。フライングボディアタック、ローリングネックブリーカードロップで巻き返し、串刺しスライディングD、ダイビングエルボーを立て続けにさく裂させる。ダブルレッグロックからブリッジする変型逆エビ固めで絞め上げた。

 耐えたリヴがスタンプ攻撃で反撃し、ダイブ式コードブレイカーを敢行したが、オブリビオンはカイリが決めさせず。ローリングバックブロー、低空ジャンピングエルボーを立て続けに叩き込む。粘るリヴがバックスタバーで反撃しても、インセインエルボーを狙ってコーナーに上がった。

 するとセコンドのラケルがレフェリーの注意を引きつけるスキに、ロクサーヌ・ペレスがカイリをコーナー上から叩き落としてリヴを援護射撃した。ラケルが「あんたは手出ししないで」とロクサーヌに詰め寄って二人は口論に。その間、リヴのオブリビオンを阻止したカイリがスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

 カイリが復帰後初勝利を収めた。一方、敗れたリヴはリング下のロクサーヌをにらみつけて不機嫌モード。試合前、ロクサーヌが恋人のドミニク・ミステリオをマッサージしていたところに出くわし、不満顔だったリヴは試合後のバックステージでもロクサーヌに詰め寄った。ラケルが「ロクサーヌがいなかったらリヴが勝ってた」と主張すると、リヴは「言いたくないけど、あんたベテランでしょ? しっかりして」と言い放った。ロクサーヌの加入をきっかけにジャッジメント・デー女子部隊に亀裂が入りつつある。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。