プロレス/格闘技DX

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』リージョンプラザ上越(2025年5月29日)
Bブロック公式戦 ○YOHvs石森太二×

　YOHが石森を破ってBブロック1位通過を果たし、4年ぶり2度目の決勝進出を決定。6・1大田区大会の優勝戦で対決する藤田晃生に「かかって来いよ未来」と宣戦布告した。

　Bブロックはこれが公式戦最終試合。勝ち点10の首位タイで迎えたYOHが石森と対決した。首位に並んでいたMAO、デスペラードがともに勝利し、勝ち点12で公式戦全日程を終了。両者に直接勝利しているYOHは勝てば4年ぶり2度目の決勝進出が決まる状況だった。

　石森が三角飛びケブラーダで先制。テーピングを施しているYOHの左肩を鉄柱に激突させる。首、左肩を集中砲火されて守勢に回ったYOHはコブラクラッチと首4の字固めの複合技に苦もんしながらも、変型バックブリーカー、ネックブリーカードロップの連続攻撃で反撃。石森が左腕へのコードブレイカーを決めても、Bone Lockを丸め込みで切り返した。

　石森も左の肩口から鉄柱に激突させて逆襲。腕決め式ショルダーバスターで狙い撃ちし、ラ・ミスティカを仕掛けたが、YOHもコブラツイストで切り返し、アナコンダバイスへ。切り抜けた石森はBone Lockで捕らえる。ブラディークロスはYOHが食い止め、ファイブスタークラッチを仕掛けたが、石森はブリッジさせず。そのまま反転して再びBone Lockで絞め上げた。

　YOHがロープに逃れても石森はサイファーウタキで追い討ちをかけたが、意地のYOHもファルコンアロー式牛殺しでやり返す。エルボー合戦で削り合うと、ショートレンジラリアット合戦に発展。石森がジャンピングニーをカウンターで突き刺したが、YOHもヘッドバットで徹底抗戦した。

　DIRECT DRIVE、ドラゴンスープレックス、アナコンダバイスは石森がことごとく阻止。ラ・ミスティカからのBone Lockで捕らえた。リング中央に戻そうとローリングすると、反転したYOHは再びアナコンダバイスを狙う。が、立ち上がった石森はコーナーに押し込んで金具に激突させ、ブラディークロスで仕留めにかかった。

　必死にこらえたYOHは牛殺しで逆襲。ドラゴンスープレックスで追い討ちをかける。石森が2カウントで返してもDIRECT DRIVEで真っ逆さま。石森は返せず3カウントが入った。

　YOHが苦闘の末に石森を撃破し、勝ち点12で公式戦全日程を終了。Bブロック1位通過を決めた。6・1大田区大会の優勝戦でAブロック1位・藤田との対決が決定。試合後、藤田が現れ、YOHがロープを広げて迎え入れると、両者は近距離でにらみ合った。藤田が去るとマイクを手にしたYOHは「おい、藤田。てめえにさ、極上のCHAOS見せてやるよ」と通告。「あと一つ勝ちゃあいいんだろ。大田区にいい風吹かせます」と初優勝を誓った。

　2021年以来4年ぶり2度目の決勝進出。YOHが初のシングル栄冠獲りに王手をかけた。22歳10ヵ月の最年少優勝を目指す藤田との決勝戦へ向けてYOHはバックステージで「かかって来いよ未来」と言葉少なに宣戦布告した。