MAOがDDT流でH.O.Tの悪行を突破してMAOを撃破。6勝目を挙げ、勝ち点12で公式戦全日程を終えた。続くセミファイナルでデスペラードが勝利したことでMAOの決勝進出は消滅。それでも得点上は首位タイで終え、最終公式戦でもDDTの持ち味を存分に発揮した。脱落が決まったセミファイナル後にコメントしたMAOは「俺はこの『BEST OF THE SUPER Jr.』、DDT生まれDDT育ち変なMAOとしてキッチリ乗り込んでやったよ。最後までDDTを背負って俺は闘い抜いて、Bブロック1位。でも上がれない。ダメ1位で終わることができた。ハッキリ言ってやりきりました」と充実感たっぷりに豪語。「また帰ってきたいです。そうだなぁ、もうちょっと四角くなった頃かな?」と新日マット再登場にも色気を見せていた。
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』リージョンプラザ上越(2025年5月29日)
Bブロック公式戦 ○MAOvsSHO×
MAOが破天荒なDDT流の攻撃を連発し、SHOを撃破。勝ち点12で初出場となったスーパージュニア公式戦全日程を終えた。
スーパージュニア初出場を果たしたMAOは5勝3敗・勝ち点10とBブロック首位タイでこの日の最終公式戦を迎えた。最後の相手は4勝4敗・勝ち点8のSHO。2日前の沼津大会における前哨戦では台車攻撃合戦でしのぎを削っていた。
SHOがアイテムのミイラにDDTのロゴ入りTシャツを着せて登場すると、MAOは高木三四郎の愛用自転車“ドラマティックドリーム号"に乗って背後から現れた。相棒・KANON、須見和馬をセコンドに帯同したMAOはSHOを轢いて先制。SHOがイスを手にしても須見が取り上げ、MAOがイスで殴打。3人がかりでSHO、成田蓮、高橋裕二郎を会場外に連れ出すと、KANONと須見が押さえつけた3人めがけてトペコンヒーロで突っ込む。停まっていたワゴン車に乗り込んだMAOはH.O.Tの3人を容赦なく轢いてみせた。
MAOはSHOを台車に乗せて会場内に連行。リングに戻るとようやく開始のゴングが鳴った。すかさずMAOが覆いかぶさると、SHOはギリギリでキックアウト。MAOを場外戦に持ち込むと、裕二郎が左腕にイスを挟んでストンピングを連発。SHOはドラマティックドリーム号の前輪を何度も左腕に叩き落とす。そして「よく見とけ!」と3人がかりでドラマティックドリーム号を破壊した。
すかさずSHOがチキンウイングアームロックで絞め上げたり、エプロンに追いやってのロープ越しアームブリーカーを決めたり、串刺しジャンピングニーを突き刺したりと左腕を徹底攻撃。腕ひしぎ逆十字固めで絞め上げる。MAOがロープに逃れてもショルダーアームブリーカーを連発した。
それでもMAOはスリーパーで絡みつき、右ストレートを叩き込む。正面飛びドロップキックを見舞い、フロントハイキック、セントーンアタックと追撃すると、ジャストフェースロックで捕獲。裕二郎と成田がエプロンに上がって介入しようとしても、KANONと須見が阻んだ。
ここで成田が本部席のゴングを鳴らした。決着と勘違いして技を解いたMAOだが、レフェリーとの鉢合わせを狙うSHOにダイアモンドカッターをさく裂。大阪臨海アッパーを叩き込んだものの、裕二郎がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。すかさず裕二郎と成田が連続串刺し攻撃で介入。裕二郎は急所への倒れ込みヘッドバットを投下し、ケイン攻撃を狙った。
すると須見がスワンダイブ式ミサイルキックで阻止。KANONはラリアットで成田を蹴散らす。すかさずMAOがラリアット、KANONがマッケンローのサンドイッチ攻撃でSHOに追い討ち。須見がトペスイシーダで場外の成田と裕二郎を分断すると、MAOとKANONが合体技を狙った。
ここで金丸が飛び込み、ウィスキー噴射で阻止。すかさずSHOがクロスアーム式パイルドライバーで突き刺し、MAOが2カウントで返しても腕ひしぎ逆十字固めで捕らえる。MAOが丸め込みで切り返しても両足で首をフックしての変型腕十字でギブアップを迫る。NEVER6人タッグのベルトはレフェリーが取り上げたものの、トーチャーツールで殴りかかった。
これはMAOがロケットパンチを装着して振り払う。金丸のウィスキー噴射をSHOに誤爆させると、ロケットパンチ、居合いキックを立て続けに叩き込んだ。SHOもギリギリで返して粘ったが、MAOはキャノンボール450°を投下して3カウントを奪った。
MAOがDDT流でH.O.Tの悪行を突破してMAOを撃破。6勝目を挙げ、勝ち点12で公式戦全日程を終えた。続くセミファイナルでデスペラードが勝利したことでMAOの決勝進出は消滅。それでも得点上は首位タイで終え、最終公式戦でもDDTの持ち味を存分に発揮した。脱落が決まったセミファイナル後にコメントしたMAOは「俺はこの『BEST OF THE SUPER Jr.』、DDT生まれDDT育ち変なMAOとしてキッチリ乗り込んでやったよ。最後までDDTを背負って俺は闘い抜いて、Bブロック1位。でも上がれない。ダメ1位で終わることができた。ハッキリ言ってやりきりました」と充実感たっぷりに豪語。「また帰ってきたいです。そうだなぁ、もうちょっと四角くなった頃かな?」と新日マット再登場にも色気を見せていた。