プロレス/格闘技DX

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』リージョンプラザ上越(2025年5月29日)

　DDTのスーパー・ササダンゴ・マシンが上越大会の全試合終了後に現れ、6・9後楽園大会における一面対抗戦で対決する矢野通と舌戦を展開した。

　ササダンゴと矢野は6・9後楽園大会で部分的、局所的な抗争となる一面対抗戦で対決する。本番が11日前と迫ったこの日、新潟在住のササダンゴが殴り込み。実況席に座る矢野の前に現れると、「6・9一面対抗戦、11日前なので乱入に来ました。またぎますよ。またいでもいいんですか?」とかつて大仁田厚が新日本の会場に乱入した時の長州力のセリフをアレンジして迫った。

　矢野があっさり「いいよ」と返答すると、ササダンゴは100個差し入れしたという笹団子をプレゼント。矢野は「こんなもんうまいわけないだろ!」と言いながら、その場で笹団子を食べると、「うまいじゃねえか!」とまんざらでもない様子。そのままササダンゴが実況席に座ると、矢野は「二人ともビジネスマンなので、無駄な乱闘はしないです」と強調。ササダンゴを横目に「ちゃんと6月9日、リング上だけじゃないかもしれないけど、一面的に。いろんな要素があいまって決着がつきます。そのへんは皆さんも想像を働かせていただいて」と話した。

　さらに矢野は「横一列に見られたら困る」とかつてのDDTとの対抗戦における棚橋弘至の発言をそのまま引用すると、「笹団子食われた時点で勝ち確定しました」と豪語した。対するササダンゴは体力面での不安を口にしながらも、「6月9日、あと11日ですけども、まだですね、若干お席の方に余裕がございますので、新潟から遠路はるばる行けるよという方はぜひぜひ後楽園ホールまで足をお運びいただければと思っております」と地元・新潟のファンにアピールし、会場に残っていた観客から拍手を浴びた。

　団体の威信をかけた新日本とDDTの一面対抗戦はNEW JAPAN WORLD、WRESTLE UNIVERSEで同時PPV配信。その契約数でも競うことになり、矢野とササダンゴは各々の配信サービスのPR合戦も展開していた。