【新日本】大阪城IWGP戦へ鷹木が「鷹木式レボリューション」予告、後藤は「今こそトランキーロだぜ」 2025/6/1

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』東京・大田区総合体育館(2025年6月1日)
○鷹木信悟&高橋ヒロムvs後藤洋央紀&田口隆祐×

 IWGP世界ヘビー唯一の前哨戦を制した鷹木が「鷹木式レボリューション」を予告。後藤は「お前、焦ってるのか? 今こそトランキーロだぜ」と鷹木の元盟友のセリフを拝借して挑発した。

 6・15大阪城ホール大会で行われるIWGP世界ヘビー級戦「(王者)後藤vs鷹木(挑戦者)」へ向けた最初で最後の前哨戦として、後藤が田口と鷹木がヒロムとそれぞれ組んで対戦した。

 決戦が待ちきれないとばかりに両者が先発で対峙。鷹木が離れ際に逆水平を繰り出せば、かいくぐった後藤はショルダータックルで突っ込む。鷹木もタックルでやり返して正面衝突。エルボー合戦で真っ向から火花を散らす。鷹木がショルダータックルでなぎ倒して先手を取り、ヒロムとのダブルタックルも叩き込んだ。

 その後、再び両者が向き合うと、コーナーに追い込んでのエルボー連打合戦で意地を張り合う。後藤が村正、バックドロップの連続攻撃で流れを作ると、鷹木も龍魂パンチを連発し、ブレーンバスターを敢行。「来たぞ、大田区。俺の時間が来た来た来たあ!」の叫びからパンピングボンバーを狙う。後藤が相打ちに持ち込み、牛殺しをさく裂させた。

 終盤、田口が低空ドロップキック、オーマイ&ガーアンクルで足攻めに出たが、鷹木はギブアップせず。カットに入ったヒロムを後藤がラリアットで蹴散らすと、鷹木は追尾式ラリアットを読み合い、パンピングボンバーをさく裂。パンピングボンバー、さらには見せつけるように鷹木式GTRを決めると、バーニングドラゴンで田口を仕留めた。

 唯一の前哨戦は鷹木に凱歌。試合後、マイクを持つと「おい、後藤! やり足りねえよ。全然やり足りねえよ。6・15大阪城ホールではとことんやり合おうぜ」と呼びかけ、「そういえば、福岡では言い忘れたことがあるんだ。今から言わせてもらおうか。後藤、確かに俺はお前に比べてベルトもない、嫁も子供もいない。そしてユニットもなく今、無所属だ」と続けた。

 そして鷹木は「だが、それでいいんだよ。家族もユニットもいらねえ。俺が一番欲しいのは、その肩にかけてIWGP世界ヘビー級のタイトルだ」とキッパリ。「大阪城、貴様の首を刈り取って後藤革命とやら、終わりにしてやるよ。そして、もちろん鷹木式レボリューションでいかせてもらうからな。俺の言いたいことは以上だ」と予告した。

 すると後藤もマイクを手に。「鷹木、お前、焦ってるのか? 今こそトランキーロだぜ」と挑発。「大阪城ホール、後藤革命を止めてみろよ。俺が言いたいことは以上だ」とやり返した。

 後藤革命継続か、鷹木式レボリューションの幕開けか。新日マットの流れを大きく左右する大阪城IWGP決戦は2週間後にゴングが鳴る。