【スターダム】Sareeeが奮闘・八神を返り討ち IWGP女子戦へ朱里と握手「本物の女子プロレス見せる」 2025/6/8
『STARDOM in KORAKUEN 2025 Jun.』後楽園ホール(2025年6月8日) ○Sareee vs 八神蘭奈× Sareeeが奮闘した八神を返り討ち。6・21代々木大会でのIWGP女子戦に向けて、王者・朱里と握手を交わすと、「朱里と私で本物の女子プロレスを見せたいと思います」と言い放った。 Sareeeは4・27横浜アリーナ大会でIWGP女子王座を奪取した朱里に挑戦表明。タイトル挑戦が決定的になったものの、朱里はSareeeよりも先にEVE6・6ロンドン大会でアレックス・ウインザーの挑戦を受けて立つことに。Sareeeの挑戦は6・21代々木大会に持ち越されることになった。 Sareeeはフラストレーションを溜め込んだ状態で、朱里と同じくGod's Eyeに所属する八神との一騎打ちが決定。6日(現地時間)に朱里がイギリスで無事初防衛に成功し、ようやくIWGP女子戦が正式に決定した直後の一戦となった。 朱里は今大会に出場せず。苛立ちをあらわにしてSareeeが入場してくるが、八神はドロップキックでいきなり奇襲して、大歓声を巻き起こす。場外に転落したSareeeにエプロンからランニングローキックをぶち込んだ。だが、待っていたのはSareeeの倍返し。場外ボディスラムを繰り出すと、リングに戻ってからもドロップキックから逆エビ固めに捕らえる。髪の毛を引っ張りながら絞め上げると、ブーイングを受けてもまったく気にせず、今度はリバースインディアンデスロック、鎌固めにも捕獲した。 耐え抜いた八神は串刺しジャンピングハイキックからサッカーボールキックを叩き込む。Sareeeが「なめんな!」とサッカーボールキックを返したものの、八神もサッカーボールキックを連打、連打、また連打。エルボーは真っ向から受け止められて、同じくエルボーでねじ伏せられてしまったものの、ミドルキック連発で応戦。巧みにSareeeを崩して腕ひしぎ十字固めに捕獲して、チャンスを掴む。 しかし、続くダイブ攻撃はSareeeがジャーマンで投げ飛ばして阻止。八神はダイビングフットスタンプを回避して巻き返したものの、余力を残すSareeeはドロップキック、フィッシャーマンズスープレックスとたたみかける。そして、最後はコーナー最上段からダイビングフットスタンプで急降下して、3カウント奪った。 終わってみればSareeeの完勝に。それでもマイクを持ったSareeeは「おい、八神。スターダムの若手って…お前はだけどな、お前はなかなかやるじゃん」と八神を評価。「あんたの朱里の代わりに戦ってやるよって気持ちはほんのちょっとだけ伝わったよ。でもな、まだまだまだまだだよ。あんたがこの現状に満足して、このままただ単に普通にリングに上がり続けるのか。なにか変わりたいってガムシャラにもがいて、死に物狂いで上がってくるかはお前次第なんだよ。お前、頑張れよ」と激励した。 八神は「言われなくてもわかってるよ!」と絶叫。「私はこのスターダムのリングが世界で一番のリングだと思ってる。だからこそ、今日、あなたに、Sareeeに負けたのがメチャクチャ悔しい!」と感情を爆発させると、「私はここにいる誰よりももっともっともっと努力して、強くなるから。絶対次はお前を倒す! 絶対倒すから。でも、今日こうやって戦えたことを、本当に本当に感謝しています。本当にありがとうございました」と素直に頭を下げた。 2人はビンタで気持ちをぶつけ合うと、Sareeeは八神を場外に投げ捨てる。すると、今朝帰国したばかりの朱里がベルトを肩にかけて登場。八神の健闘を称えると、リングに入った。 朱里は「ただいま!」と観客にあいさつ。「Sareee、待たせたね。IWGPのベルトを防衛して、ロンドンから今日、日本に帰ってきたよ」と語りかけると、奮闘した八神の強さをアピールしつつ、「改めて、6月21日代々木、IWGPを懸けてタイトルマッチ。よろしくお願いします」と握手を求めた。 応じないSareeeは「朱里、またこれでさ、約束破られたら本当にどうしてやろうかと日々考えてたんですけど」と挑戦が後回しにされたことについて改めて苦言。2人はしばらく言い争うと、Sareeeは「もうこれさ、お客さんの前でやることじゃないですよね。あんたとは話が噛み合わないなと思ったよ。私本気で怒ってるんだよ」とこぼすばかり。 それでも「今回はロンドン行って、防衛してくると言う約束を守ったよね」と朱里を認め、「6・21代々木、正々堂々本物の戦いを朱里とだったらできると思っている。私たちのドローで終わっているあの戦いの続きをしっかりやって、完全決着つけましょう」と呼びかけると、改めて2人は握手を交わした。 Sareeeと朱里は今年3月、Sareeeの自主興行で一騎打ちしたものの、30分時間切れ引き分けに終わっている。その後、紆余曲折ありながらも、4ヵ月ぶりにIWGP女子王座を懸けての再戦がようやく決定に。バックステージでSareeeは「私がしっかり6月21日はあのベルトをこの腰に必ず巻いて、もっともっともっとスターダム、そしてこのプロレス界を私が盛り上げなきゃダメだなって、改めて今日思いました。朱里と私で本物の女子プロレスを、しっかり戦いをリング上で見せたいと思います」と力強く宣言した。 【Sareeeの話】「今日、朱里の弟子・八神蘭奈とシングル組まれて。本当にまず何の意味があるのかなって思いましたけど、すごい勢いよかったんじゃないのかな。わかんないけど、どうだったんですか? 私、試合も見たことなかったんで、どんな選手かわからなかったですけど。スターダムの若手、全然だなっていつも思ってましたけど、八神蘭奈はよかったんじゃない? でも、朱里と私が決まっているからには、弟子だったらあれ以上に来なきゃいけないとは思いますけど。これからが楽しみだなと思います。そして朱里。会場に来れんだったら、今日試合に間に合ったでしょっていう話じゃないですか。リングの上でちょっと興奮して考えれなかったですけど、今冷静になって、なんで来れるのに試合してないのって思いますよ。だって朝帰ってきたんでしょ? だったら間に合うよね、普通に。それぐらいの気持ちないのかなって。今日の試合を見てて、ああやって最後出てこれるんだったら、お客さんももっともっと喜んでくれたんじゃないですかね。そういうところから、私がしっかり6月21日はあのベルトをこの腰に必ず巻いて、もっともっともっとスターダム、そしてこのプロレス界を私が盛り上げなきゃダメだなって、改めて今日思いました。朱里と私で本物の女子プロレスを、しっかり戦いをリング上で見せたいと思います。よろしくお願いします」 【八神の話】「後楽園大会、Sareeeさんとのシングルありがとうございました。自分、今日朱里さんのコスチュームで行くかすごい迷ったんですけど、私は今日、朱里さんの代わりなんて1ミリも思ってなくて。八神蘭奈自身として、自分を背負って、God's Eyeとスターダムを背負って戦う気で行きました。だからこそ、今日メチャクチャ負けたのが悔しいです。本当に試合が終わって、本当に本当に悔しかった。でも、こうやってデビュー1年半未満で、Sareeeさんっていう大きな壁と当たれたこと、Sareeeさんの打撃を味わえたこと、メチャクチャ今日のことは私のプロレス人生のターニングポイントになったんじゃないかなって思ってます。Sareeeさん、ありがとうございました。でも、次は絶対私が勝ちます」
『STARDOM in KORAKUEN 2025 Jun.』後楽園ホール(2025年6月8日)
○Sareee vs 八神蘭奈×
Sareeeが奮闘した八神を返り討ち。6・21代々木大会でのIWGP女子戦に向けて、王者・朱里と握手を交わすと、「朱里と私で本物の女子プロレスを見せたいと思います」と言い放った。
Sareeeは4・27横浜アリーナ大会でIWGP女子王座を奪取した朱里に挑戦表明。タイトル挑戦が決定的になったものの、朱里はSareeeよりも先にEVE6・6ロンドン大会でアレックス・ウインザーの挑戦を受けて立つことに。Sareeeの挑戦は6・21代々木大会に持ち越されることになった。
Sareeeはフラストレーションを溜め込んだ状態で、朱里と同じくGod's Eyeに所属する八神との一騎打ちが決定。6日(現地時間)に朱里がイギリスで無事初防衛に成功し、ようやくIWGP女子戦が正式に決定した直後の一戦となった。
朱里は今大会に出場せず。苛立ちをあらわにしてSareeeが入場してくるが、八神はドロップキックでいきなり奇襲して、大歓声を巻き起こす。場外に転落したSareeeにエプロンからランニングローキックをぶち込んだ。だが、待っていたのはSareeeの倍返し。場外ボディスラムを繰り出すと、リングに戻ってからもドロップキックから逆エビ固めに捕らえる。髪の毛を引っ張りながら絞め上げると、ブーイングを受けてもまったく気にせず、今度はリバースインディアンデスロック、鎌固めにも捕獲した。
耐え抜いた八神は串刺しジャンピングハイキックからサッカーボールキックを叩き込む。Sareeeが「なめんな!」とサッカーボールキックを返したものの、八神もサッカーボールキックを連打、連打、また連打。エルボーは真っ向から受け止められて、同じくエルボーでねじ伏せられてしまったものの、ミドルキック連発で応戦。巧みにSareeeを崩して腕ひしぎ十字固めに捕獲して、チャンスを掴む。
しかし、続くダイブ攻撃はSareeeがジャーマンで投げ飛ばして阻止。八神はダイビングフットスタンプを回避して巻き返したものの、余力を残すSareeeはドロップキック、フィッシャーマンズスープレックスとたたみかける。そして、最後はコーナー最上段からダイビングフットスタンプで急降下して、3カウント奪った。
終わってみればSareeeの完勝に。それでもマイクを持ったSareeeは「おい、八神。スターダムの若手って…お前はだけどな、お前はなかなかやるじゃん」と八神を評価。「あんたの朱里の代わりに戦ってやるよって気持ちはほんのちょっとだけ伝わったよ。でもな、まだまだまだまだだよ。あんたがこの現状に満足して、このままただ単に普通にリングに上がり続けるのか。なにか変わりたいってガムシャラにもがいて、死に物狂いで上がってくるかはお前次第なんだよ。お前、頑張れよ」と激励した。
八神は「言われなくてもわかってるよ!」と絶叫。「私はこのスターダムのリングが世界で一番のリングだと思ってる。だからこそ、今日、あなたに、Sareeeに負けたのがメチャクチャ悔しい!」と感情を爆発させると、「私はここにいる誰よりももっともっともっと努力して、強くなるから。絶対次はお前を倒す! 絶対倒すから。でも、今日こうやって戦えたことを、本当に本当に感謝しています。本当にありがとうございました」と素直に頭を下げた。
2人はビンタで気持ちをぶつけ合うと、Sareeeは八神を場外に投げ捨てる。すると、今朝帰国したばかりの朱里がベルトを肩にかけて登場。八神の健闘を称えると、リングに入った。
朱里は「ただいま!」と観客にあいさつ。「Sareee、待たせたね。IWGPのベルトを防衛して、ロンドンから今日、日本に帰ってきたよ」と語りかけると、奮闘した八神の強さをアピールしつつ、「改めて、6月21日代々木、IWGPを懸けてタイトルマッチ。よろしくお願いします」と握手を求めた。
応じないSareeeは「朱里、またこれでさ、約束破られたら本当にどうしてやろうかと日々考えてたんですけど」と挑戦が後回しにされたことについて改めて苦言。2人はしばらく言い争うと、Sareeeは「もうこれさ、お客さんの前でやることじゃないですよね。あんたとは話が噛み合わないなと思ったよ。私本気で怒ってるんだよ」とこぼすばかり。
それでも「今回はロンドン行って、防衛してくると言う約束を守ったよね」と朱里を認め、「6・21代々木、正々堂々本物の戦いを朱里とだったらできると思っている。私たちのドローで終わっているあの戦いの続きをしっかりやって、完全決着つけましょう」と呼びかけると、改めて2人は握手を交わした。
Sareeeと朱里は今年3月、Sareeeの自主興行で一騎打ちしたものの、30分時間切れ引き分けに終わっている。その後、紆余曲折ありながらも、4ヵ月ぶりにIWGP女子王座を懸けての再戦がようやく決定に。バックステージでSareeeは「私がしっかり6月21日はあのベルトをこの腰に必ず巻いて、もっともっともっとスターダム、そしてこのプロレス界を私が盛り上げなきゃダメだなって、改めて今日思いました。朱里と私で本物の女子プロレスを、しっかり戦いをリング上で見せたいと思います」と力強く宣言した。
【Sareeeの話】「今日、朱里の弟子・八神蘭奈とシングル組まれて。本当にまず何の意味があるのかなって思いましたけど、すごい勢いよかったんじゃないのかな。わかんないけど、どうだったんですか? 私、試合も見たことなかったんで、どんな選手かわからなかったですけど。スターダムの若手、全然だなっていつも思ってましたけど、八神蘭奈はよかったんじゃない? でも、朱里と私が決まっているからには、弟子だったらあれ以上に来なきゃいけないとは思いますけど。これからが楽しみだなと思います。そして朱里。会場に来れんだったら、今日試合に間に合ったでしょっていう話じゃないですか。リングの上でちょっと興奮して考えれなかったですけど、今冷静になって、なんで来れるのに試合してないのって思いますよ。だって朝帰ってきたんでしょ? だったら間に合うよね、普通に。それぐらいの気持ちないのかなって。今日の試合を見てて、ああやって最後出てこれるんだったら、お客さんももっともっと喜んでくれたんじゃないですかね。そういうところから、私がしっかり6月21日はあのベルトをこの腰に必ず巻いて、もっともっともっとスターダム、そしてこのプロレス界を私が盛り上げなきゃダメだなって、改めて今日思いました。朱里と私で本物の女子プロレスを、しっかり戦いをリング上で見せたいと思います。よろしくお願いします」
【八神の話】「後楽園大会、Sareeeさんとのシングルありがとうございました。自分、今日朱里さんのコスチュームで行くかすごい迷ったんですけど、私は今日、朱里さんの代わりなんて1ミリも思ってなくて。八神蘭奈自身として、自分を背負って、God's Eyeとスターダムを背負って戦う気で行きました。だからこそ、今日メチャクチャ負けたのが悔しいです。本当に試合が終わって、本当に本当に悔しかった。でも、こうやってデビュー1年半未満で、Sareeeさんっていう大きな壁と当たれたこと、Sareeeさんの打撃を味わえたこと、メチャクチャ今日のことは私のプロレス人生のターニングポイントになったんじゃないかなって思ってます。Sareeeさん、ありがとうございました。でも、次は絶対私が勝ちます」