総力戦に敗れたNEO GENESISはバックステージで巻き返しを誓ったが、そこに姿を見せたのがMi Vida Locaのすずだった。アーティスト王者のキッド&AZM&天咲は、5・24大阪大会でMi Vida Locaのすず&山下りな&青木いつ希、H.A.T.E.の小波&琉悪夏&吏南との3WAY戦を制してタイトルを死守したが、試合後にすずは全面対抗戦を要求していた。
▼すず「おい、おい! なんだよ、お前ら。今日4人揃ってるのに、負けてま〜す。アーティストのチャンピオンベルトは持ってるし。こんなんでMi Vida Locaに勝てると思ってるんですか? この間、決着つかなかったし、私なんて外で記憶飛ばしてたら、試合終わってたんだからよ。ちゃんと決着つけましょうよ。どうですか?」
▼キッド「全面対抗? 2人しかいねえじゃねえか」
▼すず「あいつら忙しいんだよ」
▼キッド「さっさと2人連れてこいよ。近々やってやろうじゃん」
▼すず「おう、やってやるよ」
▼キッド「帰れ。(すずたちが去っていくと)やることいっぱいで忙しいですけども、ベルトも、そしてMi Vida Locaともやって、全部守ろう」
【スターダム】2ヵ月半ぶり復帰の桃が二冠王・AZM狩り STRONG女子獲りに照準
2025/6/8
『STARDOM in KORAKUEN 2025 Jun.』後楽園ホール(2025年6月8日)
○渡辺桃&上谷沙弥&小波&吏南vsスターライト・キッド&星来芽依&天咲光由&AZM×
2ヵ月半ぶりに復帰した桃がSTRONG女子&アーティスト王座の二冠王・AZM狩り。STRONG女子王座獲りに照準を合わせた。また、NEO GENESISとMi Vida Locaが全面対抗戦に改めて同意した。
桃は負傷箇所の治療のため、3月末から欠場。約2ヵ月半ぶりの復帰戦となったが、いきなり仕掛けた。
この日、桃は上谷&小波&吏南とのH.A.T.E.カルテットで、NEO GENESISのキッド&AZM&星来&天咲と対戦。復帰戦と言えども、桃のダーティファイトは変わらず。序盤からAZM相手に反則を織り交ぜつつ攻撃を加えて、その実力を誇示する。
真っ向からやり合ったのは、ワールド王者・上谷とワンダー王者・キッド。3月の沖縄大会で予定されていた一騎打ちはキッドの負傷で中止になったが、お互いを強く意識し合う。キッドは髪を短くし、青い夏仕様のマスクで登場。「SLK」コールを呼び込んでその場飛びムーンサルトプレスを狙うが、上谷は寸前で阻止する。「SLK」コールと同じリズムで「沙弥様」コールを強要すると、お株を奪うその場飛びムーンサルトプレスを投下。エルボー合戦や大技合戦でシングルマッチさながらの熱闘を繰り広げた。
再び桃とAZMが対峙すると、エルボー合戦で火花。大乱戦の中、桃はBドライバーの構えに入るも、天咲がドロップキックでカットすると、NEO GENESISが4人同時の串刺し低空ドロップキックを桃に叩き込んだ。AZMは長距離ダイビングフットスタンプ、バズソーキックで攻め立てる。
桃はラ・ミスティカを人でなしドライバーで切り返して逆転。ハイキック、バズソーキック、顔面蹴りと蹴りまくる。AZMもあずみ寿司で丸め込むと、仲間の援護を受けて、カナディアンデストロイヤーの体勢に。だが、飛び込んだ吏南がPinkDevilで鎮圧すると、桃はテキーラサンライズをズバリ。黒バットを持ち込み、刀羅とともに豪快にAZMを痛打すると、最後はピーチサンライズでダメ押しして3カウントを奪った。
復帰戦からいきなり二冠王・AZMを破った桃は「この最強のブラックピーチが復活したぞ!」と勝利の雄叫び。「ねえ、AZMちゃん、お前、STRONGとアーティストの2冠チャンピオンらしいじゃん。それでこんなに弱いわけ?」とあざ笑う。小波も「相変わらずお前らはクソポンコツチャンピオンだな。私たちH.A.T.E.はお前らの持っているアーティストのベルトをまだ諦めてないから」とニヤリ。再びマイクを持った桃は「クソチャンピオンのクソチャンピオンロードなんか、誰も見たくねえんだよ。もちろんSTRONG単体、私は狙ってるからね」とSTRONG女子王座獲りに照準を合わせ、「さっさと帰れ。クソどもが!」とNEO GENESISの面々を下がらせた。
「帰れ」コールまで叫んだ桃は「本当に情けない。このブラックピーチが帰ってきたからには、STRONGはもちろんベルトをこの腰に必ず巻くからよ。楽しみに待っとけ。クソどもが!」とベルト奪取を予告して、後楽園大会を締めくくった。
総力戦に敗れたNEO GENESISはバックステージで巻き返しを誓ったが、そこに姿を見せたのがMi Vida Locaのすずだった。アーティスト王者のキッド&AZM&天咲は、5・24大阪大会でMi Vida Locaのすず&山下りな&青木いつ希、H.A.T.E.の小波&琉悪夏&吏南との3WAY戦を制してタイトルを死守したが、試合後にすずは全面対抗戦を要求していた。
改めてすずは「この間、決着つかなかったし、私なんて外で記憶飛ばしてたら、試合終わってたんだからよ。ちゃんと決着つけましょうよ。どうですか?」と全面対抗戦を要求。キッドは「さっさと2人連れてこいよ。近々やってやろうじゃん」と返答してにらみ合った。
桃からはベルトを狙っていると予告され、Mi Vida Locaとの全面対抗戦も決定的に。6・21代々木大会を前に、NEO GENESISの周りが騒がしくなってきた。
【桃の話】「見ての通り、完全復活だよ。(仲間たちに『おめでとう』と祝福されると)苦しかった、H.A.T.E.に会えなくて。まあ、これからはね、AZM、その他諸々を全員狙っていくからよ。楽しみにしとけよ、クソが」
【試合後のキッド&AZM&星来&天咲、すず】
▼キッド「NEO GENESIS、全員チャンピオンで、全員揃ってからいい調子だったんですけど、あのH.A.T.E.たち…」
▼AZM「凶器三昧で。お前らが先に凶器出してやってきたんじゃねえのか。渡辺桃がSTRONG狙っているって? 私は海外でモテモテなんで、それが落ち着いたらやってあげてもいいですけど。しかも小波が」
▼キッド「小波がアーティストをまだ狙っているだとかなんだとか。まあ、次まだ決まってないですけど、やったばっかりだよね。負けたでしょ、あいつら。何を残してくれるんですかね、凶器を使わず。ベルトも大事だけどさ、うちらまだやらなきゃいけないこといっぱいあるよね。溜まってるでしょ」
▼星来「大阪からすずの顔が芽依の頭にもチラチラチラチラ浮かんで鬱陶しくてしょうがないから。まあ、早いうちね、すずと…」
※ここですずと鉄が現れると
▼すず「おい、おい! なんだよ、お前ら。今日4人揃ってるのに、負けてま〜す。アーティストのチャンピオンベルトは持ってるし。こんなんでMi Vida Locaに勝てると思ってるんですか? この間、決着つかなかったし、私なんて外で記憶飛ばしてたら、試合終わってたんだからよ。ちゃんと決着つけましょうよ。どうですか?」
▼キッド「全面対抗? 2人しかいねえじゃねえか」
▼すず「あいつら忙しいんだよ」
▼キッド「さっさと2人連れてこいよ。近々やってやろうじゃん」
▼すず「おう、やってやるよ」
▼キッド「帰れ。(すずたちが去っていくと)やることいっぱいで忙しいですけども、ベルトも、そしてMi Vida Locaともやって、全部守ろう」
▼AZM「はい」
▼天咲「そしてMi Vida Loca、すずが抜けたことを後悔させてやるから」
▼キッド「ということで、NEO GENESISを…」
▼4人「よろしく」
▼キッド「上谷、お前も覚えておけ」