【DDT】アストロノーツがKO-DタッグV5 飯野が5ヵ月ぶり復帰戦で納谷と奪還へ 2025/6/7

『僕からのラブレター2025』品川プリンスホテル内クラブeX (2025年6月7日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○阿部史典&野村卓矢vs彰人&高鹿佑也×

 “アストロノーツ"阿部&野村が彰人&高鹿を退け、KO-Dタッグ王座5度目の防衛に成功。飯野雄貴が約5ヵ月ぶりの復帰戦となる6・29後楽園大会で納谷幸男とのメガトンコンビで奪還に乗り出すことが決まった。

 アストロノーツは4・6後楽園大会で青木真也&中村圭吾を下して初防衛に成功すると、高木三四郎30周年プロジェクト「M&Aプロレス」、大日本、BURSTのリングで通算4度の防衛を重ねてきた。外部に流出したベルトをDDTに取り戻すべく高鹿が決起。彰人とのコンビで挑戦した。

 まずはスポルティーバの先輩後輩にあたる阿部と彰人がレスリングの攻防を展開。野村と高鹿もレスリングで渡り合った。阿部は鉄柱攻撃で高鹿の動きを鈍らせ、リングに戻ると腕攻めを展開。しのいだ高鹿が水車落としで反撃すると、彰人は阿部と野村を二人まとめてドラゴンスクリューで吹き飛ばした。

 終盤、阿部の張り手と高鹿のエルボーの打ち合いに。高鹿が腕ひしぎ逆十字固めで捕らえたものの野村がカットに飛び込んだ。それでも高鹿は阿部のお卍固めを耐え抜き、インターセプトからの変型トライアングルランサーで捕らえたものの、体勢を入れ替えた阿部が丸め込んで逆転の3カウントを奪った。

 試合後、納谷が現れ、「次は俺たちが挑戦させてもらう!」と名乗り。野村が「おまえ、一人じゃねぇか!」と指摘すると、納谷は「俺のパートナーは今日来ている。俺のパートナーは今試合ができなくてムラムラしてるこの男だ!」と呼び込んだ。現れたのは飯野。2・9仙台大会で右目眼窩(がんか)底骨折の負傷を負い、長期欠場していた飯野は「納谷、呼んでくれてありがとう。この4ヵ月、試合がしたくてムラムラしてたんだよ。納谷、タッグに選んでくれてありがとう。復帰後、すぐにタッグのベルト…」と興奮度MAX。阿部が「いつがいいんだ?」と問うと、今林久弥GMが6・29後楽園大会でのタイトル戦を決定した。

 阿部から「いつものヤツ、やらなくていいのか?」と問われた飯野は「アイアム・バーニング! イヤー!」と叫ぼうとした。が、阿部が途中で張り手を見舞って妨害。2度目もやはり張り手を食らわされたが、気が済まない飯野は入場ゲート前で「アイアム・バーニング! イヤー!」を7回叫んで引き揚げていった。

 飯野と納谷は昨年8・17横浜、9・29後楽園(DDT UNIVERSAL王座戦)で2度一騎打ちを行い、お互いの力を認め合っていた。バックステージで納谷が「俺がタッグパートナーに選んだのは、この飯野雄貴だ! 俺の呼びかけに応えてくれてありがとう」、飯野が「試合がしたくてムラムラしてた俺をパートナーに選んでくれてありがとう!」と感謝し合うと、飯野は「復帰して、このムラムラを阿部と野村にぶつけてやるよ!」と吠えた。

☆6/29(日)東京・後楽園ホール『KING OF KINGS〜嵐の6月決戦〜』10:30開場、11:30開始

▼KO-Dタッグ選手権試合
[挑戦者]
納谷幸男
飯野雄貴
vs
野村卓矢
阿部史典
[第86代王者]
※阿部&野村6度目の防衛戦

【阿部の話】「めちゃくちゃエモくて、プロレス続けててよかったと思った。高鹿さん、ヤバかった。次、デカい2人を宇宙のかなたにぶっ飛ばしてやる」

【野村の話】「KO-Dタッグ最多防衛(12回)を目指しているからね。今日で5回目。まだまだ負けるわけにはいかない。納谷さんと飯野さんともやって、今日の2人ともやる。ストロングBJで慣れてるから、デカいのが一番得意だから」

【高鹿の話】「プロレス界で憧れている人が何人かいて、その中の一人に阿部さんも入ってます。あんなメチャクチャで強くて。そんな人とKO-Dタッグを懸けて闘うまでこれた。必ず次は勝ちます」

【彰人の話】「僕にとってもエモでした。阿部と試合することはもうないと思ってたし、今日やってみて、まだまだプロレスやめられないと思いました。今日、高鹿と即席で挑戦しましたけど、彼とはシンパシー的なものがあって、やってて気持ちよかった。また組むことが合ったら、もう1回お願いします」