【新日本】後藤がIWGP世界ヘビーV7、新技“後藤革命”で鷹木返り討ち G1前にザックと決着戦へ 2025/6/15
『DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2025年6月15日) IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○後藤洋央紀vs鷹木信悟× 後藤が新技“後藤革命"で鷹木を返り討ちにして、IWGP世界ヘビー級王座V7。試合後、ザック・セイバーJr.をコメントスペースに呼び出し、G1前の決着戦に同意した。 後藤は5・4博多大会でカラム・ニューマンを破り、IWGP世界ヘビー級王座5度目の防衛に成功。試合後にザックと鷹木が揃って挑戦表明した。後藤は5・9オンタリオ大会でザックと対戦し、ダブルフォールの末に引き分け防衛。大阪城決戦で鷹木を迎え撃つことになった。鷹木は「負けたら本隊入りも考える」という覚悟を胸に、約3年半ぶり2度目の戴冠を狙って荒武者に挑んだ。 4年3ヵ月ぶりの一騎打ちは真っ向勝負で幕開け。ショルダータックルでぶつかり合うと、打撃戦でもしのぎを削る。一進一退の攻防が続いたが、鷹木はスイング式DDTからパンピングボンバーで後藤を場外に追いやると、特設花道でブレーンバスターを決めてペースを握った。パワフルな攻撃を重ねつつ、グラウンドコブラで絞め上げるなどテクニックも駆使して、ジワリジワリと荒武者を攻め立てる。 負けじと後藤もラリアットやバックドロップで反撃して、「後藤」コールを巻き起こすと、場外戦では鷹木の両足を鉄柵に固定して、ひとり消灯をズバリ。リングアウト寸前で戻ってきた鷹木に裏GTR、ラリアットとたたみかけた。鷹木もネックスクリュー、スライディングラリアットから「俺の時間が来た来た来た!」と絶叫。次々と攻撃を浴びせるが、引かない後藤は牛殺しで鎮圧する。 ラリアットは連続して相打ちになると、先に動いた鷹木がパンピングボンバー、パワーボムと猛攻。雪崩式の攻撃を狙う。だが、コーナー上での頭突き合戦で立て直した後藤は秘策の回天を敢行。GTWでも叩きつけると、GTRの構えに。これを防いだ鷹木は一転して鷹木式GTR、MADE IN JAPANと大技ラッシュ。パンピングボンバーで後藤を吹き飛ばすと、バーニングドラゴンも完璧に決まった。後藤がギリギリで肩を上げると、鷹木は勝負を決するべくラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。 しかし、後藤はエルボー合戦に持ち込んで必死の抵抗。頭突きでも正面衝突する。鷹木はショートレンジでパンピングボンバーを狙ったものの、かいくぐった後藤の昇天改がさく裂。印を結んでこん身のミドルキックをぶち込み、鷹木が即座に立ち上がってきてもラリアットを振り抜いた。続くGTRは鷹木がサムソンクラッチで防ぐと、スライディングエルボーをねじ込んで両者大の字に。 2人への歓声が交錯する中、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを仕掛けたものの、背後に不時着した後藤はGTRをズバリ。懸命にフォールするが、鷹木は肩を上げる。ならばと後藤は髪を鷲づかみにして頭突きを連打。顔面にもぶち込むと、手首を固めてから回転させて繰り出す新型GTR、その名も“後藤革命"で鷹木を沈めた。 後藤が熱戦を制してIWGP世界ヘビー級王座V7。自ら最多防衛記録を更新した。試合後、後藤は鷹木と握手。マイクを持つと、「後藤革命はベテランの意地だ。そういう意味じゃ、鷹木も立派な後藤革命軍だ。諦めなくても、きっといい奥さんが見つかるよ。未来は自分で創るもんだ」とリングを去っていく独身の鷹木にメッセージを送った。「そして、俺は新日本の未来を創ります! 後藤革命はずっとずっと終わらない。最後の最後まで後藤革命についてこい!」と叫んで大歓声を呼び込む。最後は「大阪城でもいくぞ! IWGPのGは後藤のG!」の大合唱で締めくくった。 バックステージでも「見ての通り、紙一重の戦いでしたよ。だが、勝ったのは俺だ。後藤革命はまだまだ続くぞ」とコメントした後藤は早くも動いた。「さっそく次の相手を俺が指名してやるよ。ザックまだいるでしょ」とザックを呼び出したのだ。 ザックと向かい合うと、「アメリカでの戦いは俺もザックも見ているお客さんも、誰もが納得しない結果だった。もう一度このベルトを懸けて戦おうぜ」とベルトを懸けての再戦を要求。ザックも「もちろん。でも負けないよ。G1前は一番大事。いつでもいいよ」と受諾し、握手と缶ビールでの乾杯を交わしてG1前の再戦が決定的に。後藤は「心残りのまま次に進めないしね。短いスパンで今までもやって来たんだ。後藤革命は簡単には終わらないぞ」と至宝死守を誓った。 【試合後の後藤】 ▼後藤「ああ、見ての通り、紙一重の闘いでしたよ。だが、勝ったのは俺だ。後藤革命は、まだまだ続くぞ。早速、次の相手を、俺が指名したいよ。ザックを……ザック、まだいるでしょ? 呼んできてくれない? (※スタッフが控え室のザックを呼びに走る。しばし間があって)まあ、厳しい闘いでしたけどね……」 ▼ザック「ナニ?(※と言いながら後藤のもとにやって来る)。イマス……」 ▼後藤「ヘイ、ザック……」 ▼ザック「オツカレサマデシタ」 ▼後藤「アメリカでの闘いは、俺も、ザックも、見てるお客さんも、誰もが納得しない結果だった。もう1度、このベルトを懸けて闘おうぜ。どうだい?」 ▼ザック「モチロン。デモ、待タナイヨ(待てないよ)。モウスグ。次ノツアー、イツダケ・イイデスカ? (いつならいいですか?) 『G1』前ハ、一番大事ヨ」 ▼後藤「いつでも構わねえよ、俺は」 ▼ザック「イツデモイイヨ」 ▼後藤「OK」 ▼ザック「Yeah。今日ノ試合ハ、モチロン素晴ラシイ。デモ、モウ1回、ヤリタイ。OK?(※と言って座っている後藤に歩み寄って握手を求める)」 ▼後藤「(※ザックの右手を握り返して)もちろん。(※握手をしたまま立ち上がり)やりましょう」 ▼ザック「オ願ガイシマス。(※祝杯用に用意してあった缶ビールを1本手にとって)飲ミマス。乾杯……」 ▼後藤「(※缶ビールを1本手にして、無言のままザックが手にしていた缶と合わせる)」 ▼ザック「オツカレ(※と言い残して控室へ)」 ▼後藤「(※ザックを見送って、イスに座り直し)いつでもOKよ。心残りのままね、次にも進めないしね。短いスパンで、今までも(防衛戦を)やってきたんだ。後藤革命は、簡単には終わらないぞ。ありがとうございました」 【鷹木の話】「(※コメントスペースに現れると床に仰向けに寝転がり)クソ……。アァ強い。強いよ。間違いなく俺も4年前の鷹木信悟と比べても、いや過去一の実力で挑んだつもりだ。(※上体を起こしながら)こんな大一番、1年に1回、いやいや3年に1回ぐらいしかねぇだろう。『DOMINION』のメイン、完敗だよ。何だ、あの野郎。45歳、21年目か22年目か知らねぇけど、まだ新技が出てくんのか。訳分かんねぇよ。ただ俺も一つ試合前に腹据えて決めていたことがある。それだけの思いでこの一戦に挑んだから、今日の一戦で負けたらIWGP世界ヘビーのタイトル戦に関しては、一区切りつけようと思う。(※正座になって)…なわけねぇだろう、バカヤロー! オイ、今の試合観たら判定だったら、オイ、岡本! 判定だったら、オイ、俺の7-3、いや8-2、いや9-1だったんじゃねぇか? まぁプロレスは仕方ねぇ。判定じゃねぇからな。最後負けちまったけど、これで終わってたまるか、オイ。ちょうどなインターバルの時に『G1』も発表されたんだ。こんなんで腐る、オイ、鷹木信悟じゃねぇぞ、この野郎。もう一度あのIWGP世界ヘビーのタイトルをこの腰に巻くまで、死んでも死にきれんな。俺はな、誰よりも往生際が悪いんだ。(※立ち上がって)オイ、やったるぞ、この野郎。新日本プロレス、とことんやってやるからな。後藤! 後藤のオッサン! 現時点ではお前の方が強かったかもしんねぇが、次やったら、オイ、倍返ししてやるからな。次は『G1』に向けて集中する。落ちるとこまで落ちてんだ。後は這い上がるだけだ。以上! (※一旦引き上げかけたが戻ってきて)オォ、それとこれだけは言わせてくれ、オイ。確かにああだこうだ煽られたけどな、俺自身もネタにしたけどな、嫁どうこう言われたくねぇぞ、オイ! 嫁がいるいない、家族がいるいない、関係ねぇんだよ。いいな。孤独が俺を強くしてきた。それに嘘偽りはねぇ。これからも俺は男一匹、一匹の侍として我が道を突き進むだけだ。(※引き上げながら)アァ、婚活でもするかな、それとも。ハッハッ!」
『DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2025年6月15日)
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○後藤洋央紀vs鷹木信悟×
後藤が新技“後藤革命"で鷹木を返り討ちにして、IWGP世界ヘビー級王座V7。試合後、ザック・セイバーJr.をコメントスペースに呼び出し、G1前の決着戦に同意した。
後藤は5・4博多大会でカラム・ニューマンを破り、IWGP世界ヘビー級王座5度目の防衛に成功。試合後にザックと鷹木が揃って挑戦表明した。後藤は5・9オンタリオ大会でザックと対戦し、ダブルフォールの末に引き分け防衛。大阪城決戦で鷹木を迎え撃つことになった。鷹木は「負けたら本隊入りも考える」という覚悟を胸に、約3年半ぶり2度目の戴冠を狙って荒武者に挑んだ。
4年3ヵ月ぶりの一騎打ちは真っ向勝負で幕開け。ショルダータックルでぶつかり合うと、打撃戦でもしのぎを削る。一進一退の攻防が続いたが、鷹木はスイング式DDTからパンピングボンバーで後藤を場外に追いやると、特設花道でブレーンバスターを決めてペースを握った。パワフルな攻撃を重ねつつ、グラウンドコブラで絞め上げるなどテクニックも駆使して、ジワリジワリと荒武者を攻め立てる。
負けじと後藤もラリアットやバックドロップで反撃して、「後藤」コールを巻き起こすと、場外戦では鷹木の両足を鉄柵に固定して、ひとり消灯をズバリ。リングアウト寸前で戻ってきた鷹木に裏GTR、ラリアットとたたみかけた。鷹木もネックスクリュー、スライディングラリアットから「俺の時間が来た来た来た!」と絶叫。次々と攻撃を浴びせるが、引かない後藤は牛殺しで鎮圧する。
ラリアットは連続して相打ちになると、先に動いた鷹木がパンピングボンバー、パワーボムと猛攻。雪崩式の攻撃を狙う。だが、コーナー上での頭突き合戦で立て直した後藤は秘策の回天を敢行。GTWでも叩きつけると、GTRの構えに。これを防いだ鷹木は一転して鷹木式GTR、MADE IN JAPANと大技ラッシュ。パンピングボンバーで後藤を吹き飛ばすと、バーニングドラゴンも完璧に決まった。後藤がギリギリで肩を上げると、鷹木は勝負を決するべくラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。
しかし、後藤はエルボー合戦に持ち込んで必死の抵抗。頭突きでも正面衝突する。鷹木はショートレンジでパンピングボンバーを狙ったものの、かいくぐった後藤の昇天改がさく裂。印を結んでこん身のミドルキックをぶち込み、鷹木が即座に立ち上がってきてもラリアットを振り抜いた。続くGTRは鷹木がサムソンクラッチで防ぐと、スライディングエルボーをねじ込んで両者大の字に。
2人への歓声が交錯する中、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを仕掛けたものの、背後に不時着した後藤はGTRをズバリ。懸命にフォールするが、鷹木は肩を上げる。ならばと後藤は髪を鷲づかみにして頭突きを連打。顔面にもぶち込むと、手首を固めてから回転させて繰り出す新型GTR、その名も“後藤革命"で鷹木を沈めた。
後藤が熱戦を制してIWGP世界ヘビー級王座V7。自ら最多防衛記録を更新した。試合後、後藤は鷹木と握手。マイクを持つと、「後藤革命はベテランの意地だ。そういう意味じゃ、鷹木も立派な後藤革命軍だ。諦めなくても、きっといい奥さんが見つかるよ。未来は自分で創るもんだ」とリングを去っていく独身の鷹木にメッセージを送った。「そして、俺は新日本の未来を創ります! 後藤革命はずっとずっと終わらない。最後の最後まで後藤革命についてこい!」と叫んで大歓声を呼び込む。最後は「大阪城でもいくぞ! IWGPのGは後藤のG!」の大合唱で締めくくった。
バックステージでも「見ての通り、紙一重の戦いでしたよ。だが、勝ったのは俺だ。後藤革命はまだまだ続くぞ」とコメントした後藤は早くも動いた。「さっそく次の相手を俺が指名してやるよ。ザックまだいるでしょ」とザックを呼び出したのだ。
ザックと向かい合うと、「アメリカでの戦いは俺もザックも見ているお客さんも、誰もが納得しない結果だった。もう一度このベルトを懸けて戦おうぜ」とベルトを懸けての再戦を要求。ザックも「もちろん。でも負けないよ。G1前は一番大事。いつでもいいよ」と受諾し、握手と缶ビールでの乾杯を交わしてG1前の再戦が決定的に。後藤は「心残りのまま次に進めないしね。短いスパンで今までもやって来たんだ。後藤革命は簡単には終わらないぞ」と至宝死守を誓った。
【試合後の後藤】
▼後藤「ああ、見ての通り、紙一重の闘いでしたよ。だが、勝ったのは俺だ。後藤革命は、まだまだ続くぞ。早速、次の相手を、俺が指名したいよ。ザックを……ザック、まだいるでしょ? 呼んできてくれない? (※スタッフが控え室のザックを呼びに走る。しばし間があって)まあ、厳しい闘いでしたけどね……」
▼ザック「ナニ?(※と言いながら後藤のもとにやって来る)。イマス……」
▼後藤「ヘイ、ザック……」
▼ザック「オツカレサマデシタ」
▼後藤「アメリカでの闘いは、俺も、ザックも、見てるお客さんも、誰もが納得しない結果だった。もう1度、このベルトを懸けて闘おうぜ。どうだい?」
▼ザック「モチロン。デモ、待タナイヨ(待てないよ)。モウスグ。次ノツアー、イツダケ・イイデスカ? (いつならいいですか?) 『G1』前ハ、一番大事ヨ」
▼後藤「いつでも構わねえよ、俺は」
▼ザック「イツデモイイヨ」
▼後藤「OK」
▼ザック「Yeah。今日ノ試合ハ、モチロン素晴ラシイ。デモ、モウ1回、ヤリタイ。OK?(※と言って座っている後藤に歩み寄って握手を求める)」
▼後藤「(※ザックの右手を握り返して)もちろん。(※握手をしたまま立ち上がり)やりましょう」
▼ザック「オ願ガイシマス。(※祝杯用に用意してあった缶ビールを1本手にとって)飲ミマス。乾杯……」
▼後藤「(※缶ビールを1本手にして、無言のままザックが手にしていた缶と合わせる)」
▼ザック「オツカレ(※と言い残して控室へ)」
▼後藤「(※ザックを見送って、イスに座り直し)いつでもOKよ。心残りのままね、次にも進めないしね。短いスパンで、今までも(防衛戦を)やってきたんだ。後藤革命は、簡単には終わらないぞ。ありがとうございました」
【鷹木の話】「(※コメントスペースに現れると床に仰向けに寝転がり)クソ……。アァ強い。強いよ。間違いなく俺も4年前の鷹木信悟と比べても、いや過去一の実力で挑んだつもりだ。(※上体を起こしながら)こんな大一番、1年に1回、いやいや3年に1回ぐらいしかねぇだろう。『DOMINION』のメイン、完敗だよ。何だ、あの野郎。45歳、21年目か22年目か知らねぇけど、まだ新技が出てくんのか。訳分かんねぇよ。ただ俺も一つ試合前に腹据えて決めていたことがある。それだけの思いでこの一戦に挑んだから、今日の一戦で負けたらIWGP世界ヘビーのタイトル戦に関しては、一区切りつけようと思う。(※正座になって)…なわけねぇだろう、バカヤロー! オイ、今の試合観たら判定だったら、オイ、岡本! 判定だったら、オイ、俺の7-3、いや8-2、いや9-1だったんじゃねぇか? まぁプロレスは仕方ねぇ。判定じゃねぇからな。最後負けちまったけど、これで終わってたまるか、オイ。ちょうどなインターバルの時に『G1』も発表されたんだ。こんなんで腐る、オイ、鷹木信悟じゃねぇぞ、この野郎。もう一度あのIWGP世界ヘビーのタイトルをこの腰に巻くまで、死んでも死にきれんな。俺はな、誰よりも往生際が悪いんだ。(※立ち上がって)オイ、やったるぞ、この野郎。新日本プロレス、とことんやってやるからな。後藤! 後藤のオッサン! 現時点ではお前の方が強かったかもしんねぇが、次やったら、オイ、倍返ししてやるからな。次は『G1』に向けて集中する。落ちるとこまで落ちてんだ。後は這い上がるだけだ。以上! (※一旦引き上げかけたが戻ってきて)オォ、それとこれだけは言わせてくれ、オイ。確かにああだこうだ煽られたけどな、俺自身もネタにしたけどな、嫁どうこう言われたくねぇぞ、オイ! 嫁がいるいない、家族がいるいない、関係ねぇんだよ。いいな。孤独が俺を強くしてきた。それに嘘偽りはねぇ。これからも俺は男一匹、一匹の侍として我が道を突き進むだけだ。(※引き上げながら)アァ、婚活でもするかな、それとも。ハッハッ!」