【NOAH】憂流迦シングルでep3メイン締め NOAH初参戦・阿部史典と熱戦 2025/6/16

『MONDAY MAGIC PRIME TIME SEASON ep3』新宿FACE(2025年6月16日)
○佐々木憂流迦vs阿部史典×

 NOAHの配信向け興行『MONDAY MAGIC』のメインイベントで佐々木憂流迦と阿部史典の一騎打ちが実現。憂流迦が“原点"で初参戦の阿部を見事に破ってメインを制してみせた。

 かつてMONDAY MAGICでプロレスラーとしての第一歩(2023年11月13日にプレデビュー戦)を踏み出した憂流迦が、今クールのエピソード3メインに登場。サプライズ登場した相手はNOAH初参戦となる阿部だった。

 あらゆる団体に参戦し、たくましくマット界を生き抜く同年代“僧侶レスラー"との一騎打ち。緊張感溢れるグラウンド戦で幕開けした。

 関節技を狙って激しくせめぎ合い、何度も攻守が入れ代わるスリリングな展開が続く。冷静な憂流迦が流れを掴んだかに見えたが、阿部は不意を突く低空ドロップキックで奇襲。憂流迦の猛抵抗に遭ったものの、ジャンピングハイキック、回転浄土宗、サッカーボールキックと蹴り技を連発する。足関節合戦からクロスヒールホールドに捕らえると、そこからサソリ固め、さらには弓矢固めに移行した。

 しのいだ憂流迦は作戦を切り換え、アームドラッグ連発からDDTをズバリ。エルボー合戦で阿部をふらつかせる。それでも屈しない阿部はアイルビーバックから伊良部パンチを一閃。ランニングローキック、アサルトポイントとたたみかけると、お卍固めで絞め上げた。

 逃れた憂流迦はスリーパーで逆襲。さらには脇固めに持ち込む。阿部は抵抗を止めず、丸め込みからアイルビーバックを挟んで再度丸め込んだものの、肩を上げた憂流迦は再度スリーパーに捕獲。そこからバックドロップホールドにつなげて3カウントを奪った。

 退場する阿部を座礼で見送った憂流迦は、マイクを握ると「阿部さん強かった。効いた。効いたっすけど、もうちょっとやり合いたかったっすね」と充実の表情を浮かべると「月曜日の魔法、引き続きますよ、まだ先のある月曜日の魔法。みんな魔法にこれからもかかってください。ひとつも見落とさないでください」と呼びかけた。初対決のシングルマッチで見事にメイン締め。憂流迦が“原点"のリングで、その進化を改めて示した形となった。

【憂流迦の話】「ああ、楽しかった。楽しかったっすね。久々にゾクゾクしたな、ちょっと。でも、もうちょっとやりたかったな。何分やりましたかね? まだもうちょっとやりたかったっすね。月曜日の魔法、自分自身をね、魔法がかかっているのかわからないけど、レベルアップさせますね。まだ月曜日の魔法、続きますよ。来週もね。ちょっと気合い入れて。見る人もちょっと気合い入れて見たほうがいいかもしれないっすね。すごいのが飛んでくるかもしれないですよ」

【阿部の話】「負けました。NOAHとか初参戦だし、初めてのリングに初めての相手っていうのは、日頃にない刺激をすごい感じて。悔しいんですけど、非常にいい経験値になったなと思いますけど、負けたままでは終わらないんで。自分は必ずやり返すし、自分にはタッグもあるんで。アストロノーツでもいいし、また個人でやり返しに行ったっていいし。まあ、とにかく今日は負けたんで。ありがとうございました」